制電作業服には静電気を抑える機能が備わっています。そのため、静電気防止作業服とも呼ばれます。作業服を着る環境では静電気は大敵です。特に引火性のガスや油を扱う現場では爆発などの重大な事故につながる恐れがあり、精密機器の工場でも機械類の故障を避けるために静電気や帯電の対策には細心の注意を払っています。そのため、このような現場では制電作業服が必須です。 制電作業服には3段階の制電レベルがあります。下から帯電機能付きの作業服、JIS規格の制電作業服、IEC規格の制電作業服の順に制電レベルが高くなり、着用するシーンや環境に応じて選ぶことができるようになっています。制電作業服の中では一番制電レベルが低いものの、一般に広く着用されているのが、オフィスや通常の作業現場などで使われる帯電防止機能付きの作業服です。オフィスで一般的に使われる機械類にも、静電気に弱いものは存在しています。精密機器であるパソコンなどはその最たる例です。作業服を着用する職場ではその他にも色々な機械に触れる機会が多いこともあって、帯電対策が施されている作業服がたくさんあります。そういった作業服には帯電防止、静電気防止などの表記がされています。JIS規格の作業服は、主に引火性の危険物を取り扱う現場やその他の爆発の危険がある現場で用いられます。そして、最上級の帯電機能を持つIEC規格の作業服は、わずかな静電気も許されない精密機器工場で着用されています。 制電作業服にも春夏用や秋冬用、メンズ用やレディース用といった区分があります。デザイン面では、制電レベルが高いものほどデザインもより静電気対策に特化したものになっています。また、ハードワークにも対応できる耐久性や作業効率を考慮した動きやすさについても工夫されています。
最終更新日: 2024年4月20日 (土)0時26分 ユニフォームタウンでは、独自の在庫連携システムにより、リアルタイムの在庫数を随時更新しています。