日本人の海外旅行先として不動の人気を誇るハワイ。
その南国リゾート気分を一段と盛り上げてくれるのが、爽やかな空気と太陽を肌に感じられる、
ゆったりとしたアロハシャツです。

日本でも夏になるとファッションとして取り入れている人は多いですが、
アロハシャツは色や柄が豊富なため自分に似合う一枚と出会うのが難しいようです。

そこで今回は、日本の街でも着やすいアロハシャツに注目して、有名ブランドをご紹介します。
男女兼用のものもあるので、女性も必見ですよ!

アロハシャツをおしゃれに取り入れよう

トロピカルな雰囲気を醸し出すアロハシャツですが、
その起源が実は日本からハワイへ移住した人たちの独自のファッションだったということは
あまり知られていません。

19世紀の終わりから20世紀初頭にかけて、日本からハワイには多くの日本人が移住しましたが、
その際に着古した着物を再加工し、
暖かいハワイの気候に合わせたシャツを作ったことがアロハシャツの始まりだと言われています。
確かに、あの柔らかな肌触りとエキゾチックな柄が着物からきていると言われると納得ですね。
日本人がアロハシャツを心地よく感じるのも不思議ではありません。

また、最近では私服として取り入れるだけでなく、リゾートホテルや旅行代理店、
スパ、ビアガーデンなどの制服としても広く採用されています。
アロハシャツを制服にしているお店に共通する点は、
お客さんにリゾート気分でリラックスしてもらいたい、という目的があることでしょう。

着る人だけでなく見る人までもリラックスさせるアロハシャツは、
お客さんとの距離感が近い自営業の人の仕事着
としても使えますね。
特にハワイアン・アメリカン系のダイナーやカフェ、
または古着屋さんなどを経営している人は1枚は持っておいても損はありません。

【参考記事】気になるアロハシャツのコーデはこちらから!▽

着回しのきくアロハシャツのブランド6選

ここからは、仕事着としても普段着としても着られるアイテムを取り扱うブランドに注目して、
おしゃれなアロハシャツをご紹介していきます。

1位 FACEMIX(フェイスミックス)【男女兼用】


>>FB4518U FACEMIX アロハシャツリーフ柄(男女兼用)ボタンダウンはこちら


>>FB4540U FACEMIX アロハシャツ花柄(男女兼用)ボタンダウンはこちら

フェイスミックスは、株式会社ボンマックスが展開する外食産業を主体とした
おしゃれなサービスユニフォームのブランドです。

ボンマックスはもともと作業服用の生地や裏地を扱う会社として1948年に設立しましたが、
以来、作業服だけでなく女性向けオフィスユニフォームやイベント用ウエア、
おもてなし服やワークブランドなど幅広い事業を立ち上げてきました。
その長い歴史で培った洋服へのこだわりは、商品を見れば一目瞭然です。

ユニフォームというと、どこで買っても似たようなデザイン、
というイメージをお持ちの人もいると思いますが、
フェイスミックスのユニフォームはありきたりな色柄の使い回しではなく、
デザイン性の高さが特徴
です。
普段着として着ても違和感がなく、
且つきちんとした印象を与える絶妙なデザインのバランスが魅力です。

2位 AITOZ (アイトス)【男女兼用】


>>AZ56110 アイトス アロハシャツ(カジーマ)(男女兼用)


>>AZ56102 アイトス アロハシャツ(ハイビスカス柄)はこちら

アイトスは、なんと大正6年創業という長い歴史を持つ作業服メーカーです。
ベーシックとオリジナリティを商品作りの原点としており、
常に時代のニーズやトレンドを追求し続けています。

ウエアはファッション性だけでなく、用途に合わせた動きやすさや快適さも重視しており、
その『着る人への思いやり』こそが大正時代から長く愛される理由だと言えるでしょう。
アイトスのアロハシャツは色落ちしにくい、
ノーアイロンでも綺麗な形を保てる
などの口コミがあり、その着やすさが特徴です。
3S~3Lまでとサイズ展開も豊富で、本場のアロハシャツは大きすぎるという人にもぴったりです。

3位 arbe(アルベ)【男女兼用】


>>EP-8301 チトセ(アルベ) 半袖/アロハシャツ(男女兼用) ボタンダウン

アルベは、チトセ株式会社が展開する、飲食店向けのサービスユニフォームのブランドです。
チトセは1954年に白衣の縫製所として設立しましたが、
今では医療・介護、美容・エステ、アミューズメント、
飲食など多種多様な業界に向けたユニフォームを製造・販売しています。

各業界向けに作られたチトセのパンフレットには、ハイセンスで斬新なデザインがずらりと並びます。
思わず袖を通したくなるような独創的でスタイリッシュなユニフォームは、
個性的な一着を探している人にもおすすめです。

アルベのアロハシャツは、制服としての清潔感と信頼感をそのままに、
本物感あふれる深みのある染色と、
ディテールにこだわった縫製で普段着としても気兼ねなく着用できます。

4位 reyn spooner(レインスプーナー)

アロハ_シャツ_ブランド_レインスプーナー青アロハ_シャツ_ブランド_レインスプーナーネイビー

レインスプーナーは、カジュアルなシーンにもフォーマルなシーンにも着られる
アロハシャツを製造・販売しているアメリカのアパレルブレンドです。

レインスプーナーはアロハシャツの歴史に2つの大きな功績を残しており、
1つ目は初めてアロハシャツにボタンダウンを採用したこと。
そしてもう1つはリバースプリントの技法を取り入れたことです。
リバースプリントとは、染色した生地の裏側をシャツの表に使うことです。
裏側の淡い色を表にすることによってトーンが落ち着き、大人びた印象になります。
また、生地の繊維が浮き上がった白い模様が霞んだ風合いを出し、独特の味わいになるのです。

本場ハワイでビジネスマンにも着用されているレインスプーナーのアロハシャツは、
そのデザインはもちろん、生地が丈夫で長持ちし、
シワになりにくい
ため、お手入れのしやすさでも人気があります。

5位 Iolani(イオラニ)

アロハ_シャツ_ブランド_イオラニ緑アロハ_シャツ_ブランド_イオラニ赤

イオラニは、第二次世界大戦後の1953年に、日系人のケイジ・カワカミと、
妻のエディス・カワカミによって設立されました。
ユニクロとコラボ商品を発表したことから日本でも知名度の高いブランドです。

カワカミ夫妻は福岡と広島を故郷に持ち、
日本の壁縮緬(かべちりめん)という伝統の織物をアロハシャツに取り入れました。
エキゾチックな織物に、ハワイの自然の美しさを表現したテキスタイルを掛け合わせたアロハシャツは、
イオラニの名前を一躍有名にしました。
現在では世界各地に生地のデザイナーがおり、数あるデザインの中から優れたものだけを採用し、
カラーやアレンジなどに半年もの時間をかけてプリント生地を仕上げています。

基本的には男性用ですが、カラフルで個性が強いため、
女性がくずしのアイテムとして取り入れるのもおすすめです。
老舗ブランドのアロハシャツは、仕事着として着用していると格が上がること間違いなしです!

6位 KAHALA(カハラ)

アロハ_シャツ_ブランド_カハラ青アロハ_シャツ_ブランド_カハラオフホワイト

カハラは1936年創立、アロハシャツブランドとしては最古参です。
ハワイではレインスプーナーと同じ位置づけで、
ビジネスシーンにも対応できるブランドとして人気を博しています

アロハシャツをヨーロッパの高級小売店に卸すという、それまでは考えられなかった偉業を達成しており、
アロハシャツ業界では大御所と言われています。
しかし、手が届かないような高級品というわけではなく、
サーフィン界とも非常に繋がりが深いなど、カジュアルな面もあります。

ビビッドな色使いよりも控えめで繊細な色使いが多いため、
着た時にシャツだけが浮いてしまうことがありません。
カハラのアロハシャツは着古すほどに味が出るため、1着あれば一生ものになるでしょう。
街並みやサーフィン、宴などのヴィンテージプリントのシャツは女性でも可愛く着られます

アロハシャツを着る時の注意点

アロハシャツは、ハワイ発のブランドが多いため、
日本で販売されているものはサイズの規格がハワイとは異なる場合があります。
「いつもMサイズだからMサイズでいいかな」と決めてしまうとサイズが合わないこともあるため、
できる限り試着することをおすすめします。
特にオンラインショップなどを利用する際は、
購入前にサイズ表をしっかり確認し、できれば上半身の採寸もしておくと安心でしょう。

そして、女性に注意していただきたいのは、
アロハシャツはハワイでは男性の正装(民族衣装)という点です。
男性用に販売されているアロハシャツを購入して、
現地で着用することはなるべく控えておくといいでしょう。
例えば、日本に来た外国人が夏でもないのに浴衣で外を歩いていたりすると、
「注意するほどでもないけど、なんか変だなぁ」という感覚になると思います。
同じように、ハワイで男性もののアロハシャツを女性がファッションとして着ることはほとんどないので、
少し不思議な目で見られてしまうかもしれません。

日本国内ではファッションは自由ですので
ハワイでお土産に買ってきたアロハシャツをアレンジして着るのも良いでしょう。

オーバーサイズでダボっと着て、ショートパンツを合わせたりワイドパンツにインしたりと、
女性ならではの着こなしを楽しんでみてください。

ブランドの個性が光るアロハシャツ

これまで、仕事着にも普段着にも着られる人気のアロハシャツブランドをご紹介しました。

アロハシャツというのは、「南国」「派手」「花柄」というイメージを持たれていますが、
全てがそうではありません。
ブランドごとにしっかりとした特徴があり、一点物も多いため、
その種類は何万通りも存在しているのです。
同じ『アロハシャツ』と呼べるものにも、元気が弾けるような賑やかなデザインもあれば、
大人の魅力を感じさせる落ち着いたデザインもあります。

この夏は是非、
あなたの個性にぴったり合ったアロハシャツに着替えて街に繰り出してみてはいかがでしょうか?

【参考記事】アロハシャツは結婚式でも着られる!? ▽