沖縄やハワイでリゾートウエディングに出席するとなると、気になるのはドレスコードです。
一般的にハワイではアロハシャツは正装とみなされるので、
結婚式などのフォーマルな場面でも着用することの多い服です。
一方、沖縄の場合はリゾートウエディング以外にも一般的な教会での挙式や神前式があります。
1年中過ごしやすく同じような気候でも、地域性によって冠婚葬祭のしきたりやマナーは違います。
そこで沖縄やハワイの祝い事と深い関わりがあるアロハシャツに注目して、
結婚式での服装に関する常識をご紹介します。
【参考記事】アロハシャツをおしゃれに着こなすコツはこちら!▽
このページの目次
服装選びで迷わない!沖縄やハワイの基礎知識を押さえよう
沖縄やハワイでの結婚式の風習は地域性が深く関係しています。
結婚式などの祝い事ではどんな服装選びが合っているのかをご説明します。
沖縄やハワイは1年中暖かくて過ごしやすい気候
沖縄の年間平均気温は23℃、ハワイの年間平均気温は25℃くらいで、
1年を通じて過ごしやすい高温多湿です。
そのため、比較的冠婚葬祭などのフォーマルな催事でも、薄着に対する抵抗がありません。
また、ハワイなどではアロハシャツを催事の正装とみなす風習があり、
沖縄でも結婚式や葬式などの催事で「かりゆしウェア」という
沖縄産のアロハ風シャツの着用が認められています。
一方、あらかじめ明確なドレスコードが決まっている場合は、
地域性に関わらず指定された服装で出席しましょう。
結婚式の風習には違いがある
沖縄やハワイは歴史的なつながりの深い地域ですが、宗教や風習にはそれなりに違いがあります。
ハワイではチャペルを使った伝統的な挙式や、ビーチやガーデンを利用した挙式などがあります。
アロハシャツを着用したりサンダルを履いたりする服装が適している場合など、
式のスタイルによって様々な違いがあります。
一方、沖縄の場合は、他県のものと変わらずチャペルで挙式をしたり神前式をしたりするのが一般的です。
そのため、服装に関してはハワイのようにアロハシャツを着用して出席することも珍しくないようです。
新婦の父親はどうすべき?ドレスコードのすり合わせが大切
ドレスコードは事前に相談しておこう
新婦の父親など主催側が結婚式に参加する場合は、
新郎側や新婦側の両親で事前に相談することが大切です。
近年では沖縄の挙式でもハワイのリゾートウエディングにならって
アロハシャツをドレスコードにすることもあります。
ただし、「祝いの席なのだから主催側は礼服で出席するべき!」といった意見が多ければ、
それを尊重してアロハシャツの着用を控えることもあります。
新婦の父親も衣装直し?場合によっては着替えることも
チャペルでの挙式をする場合は新婦と腕を組んでヴァージンロードを歩み、
新郎のもとまで新婦を連れて行くのが習わしです。
「今までの人生を振り返りながらヴァージンロードを歩く時に父親がアロハなのはちょっと…」
といった抵抗を感じる新婦や家族は少なくないようです。
そのためアロハシャツなどの着用が認められたカジュアルな式であっても、
ヴァージンロードを歩く際はきちんと礼服を着用するというのが暗黙のルールになっています。
ただし挙式の後の集合写真や披露宴などで父親だけが礼服で他の出席者がアロハシャツだと、
場の雰囲気から浮いてしまいます。
ヴァージンロードを歩き終えたらタイミングを見計らって
礼服からアロハシャツへ着替えることもあります。
続いては、リゾートウエディングに出席する際の服装を紹介します。
どのようなポイントに気をつければいいのでしょうか?
リゾートウエディングのドレスコード 男性編
男性は催事に参加する場合、ほとんどがスーツの着用で事足ります。
ただしリゾートウエディングに招待された場合は、
スーツ以外の正装の着用も検討する必要があります。
そこで沖縄やハワイで行う結婚式での服装の常識や服装を選ぶポイントをご紹介します。
リゾートウエディングの男性は正装「アロハシャツ」
アロハシャツというと観光の間の遊び着やお土産として選ばれる衣服というイメージがありますが、
冠婚葬祭の正装として正式に認められています。
ただし、柄や色合いは式の雰囲気に合わせる必要があるうえ、
単にアロハ柄の衣服を代用することはマナー違反なのでくれぐれも注意してください。
また、短パンの着用もご法度であり、
結婚式などの冠婚葬祭ではカジュアルな式であっても
マナーとして丈の長いチノパンやスラックスを着用してください。
アロハシャツのデザインにもよりますがベージュや白などの色合いが無難なので、
事前に組み合わせを確認しておきましょう。
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やっぱり男の勝負服は「スーツ」!明るめの色合いで雰囲気を引き立てよう
男性の魅力を引き出す正装といえばスーツです。
カジュアルなリゾートウエディングでもその場の雰囲気に溶け込むデザインであれば、
式の雰囲気を邪魔せず引き立てることができます。
リゾートウエディングなら黒や紺のシックなものよりも、
ベージュやグレーなどの落ち着いた色合いが適しています。
ただし、白などの目立つ色は、主役である新郎新婦の邪魔になってしまう恐れがあるので避けましょう。
サンダルはNG!どんな挙式にも対応できるものを選ぼう
アロハシャツに組み合わせる靴といえばサンダルのイメージですが、
結婚式などの冠婚葬祭で男性がサンダルを履くのはマナー違反です。
袴などの特別な衣服を着用する場合を除いて、
様々な服装に幅広く対応できる革靴やフォーマルなシューズを選びましょう。
スーツで出席する場合は黒や紺の革靴が主流ですが、
アロハシャツを着るなら白や明るい色合いの革靴やサドルシューズのほうがおすすめです。
明るめの革靴やサドルシューズは柄や色合いに関わらず、
どんなアロハシャツにも似合うので自然なコーディネートができます。
リゾートウエディングのドレスコード 女性編
祝い事などで身だしなみに一層気を使う女性だからこそ、
式の服装に関するマナーは是非とも押さえておきたいものです。
そこで沖縄やハワイで行う結婚式での服装の常識や服装を選ぶポイントをご紹介します。
ハワイの結婚式でおなじみの正装「ムームー」
ハワイアンスタイルの式に出席するなら「ムームー」というドレスがおすすめです。
ムームーとはハワイでの女性の正装とされていて、
ターコイズの色合いにゆったりとしたワンピース調のデザインが特徴的です。
一口にムームーといっても派手な柄や控え目なもの、
カート丈の長いものや短いものなど様々なデザインがあります。
幅広い年齢の人に似合うカジュアルな服装なので、
家族でおそろいのデザインを選ぶというのもおすすめです。
上品さを残しつつ南国らしさを演出する「サマードレス」
サマードレスはフォーマルなドレスと違って、チューブトップなどのノースリーブのデザインが主流です。
涼しげな印象を与えるのでカジュアルなリゾートウエディングなどでよく見られる服装です。
女性らしい上品さを感じさせつつ開放的な南国の雰囲気を邪魔しないので、
沖縄やハワイの挙式に出席する際にぴったりです。
ただし、露出が多すぎるデザインは場にそぐわないこともあるので、
羽織るものを用意して肌を覆うようにしましょう。
結婚式に招待された時の服装選び
チャペルでの挙式は、ドレスの上からストールやカーディガンを羽織るのがマナーです。
また、式場の冷房対策にもなるので必ず一着は用意しておきましょう。
当日に慌てないように事前に試着をして不具合がないかも綿密に確認してください。
また、バッグや靴との相性も考える必要があります。
ワンピースやサマードレスならパンプスがおすすめですがヒールの高さには注意してください。
ムームーならミュールやサンダルを組み合わせると南国らしさを残しつつ自然な印象を与えます。
アロハシャツで結婚式に参加して最高の思い出作りに貢献しよう
沖縄やハワイのカジュアルなリゾートウエディングでは、
アロハシャツを正装として式に出席している光景も珍しくはありません。
新婦の父親の場合は、新婦とヴァージンロードを歩くので服装に迷うこともありますが、
事前に新婦や家族の希望をすり合わせておきましょう。
リゾートウエディングに招待された場合は、新郎新婦やその家族たちよりも目立たないことを前提に、
場の雰囲気に合った服装を選んでください。
男性ならアロハシャツに白のチノパンや明るめのスーツ、
女性なら肌の露出を控えたムームーやサマードレスなどがぴったりです。
リゾートウエディングならではの服装を楽しんで、新郎新婦と一緒に最高の思い出を作りましょう。
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