皆さんはタオルの寿命をきちんと把握してお使いでしょうか。

新しいタオルに買い換えるタイミングって明確に分からない人も多いと思います。

また、タオルの洗濯・乾燥方法によって寿命が全然変わってくるので、少しでも長持ちさせたい人は正しい使い方を身につけましょう。

今回はタオルの寿命・交換タイミング・長持ちさせる方法の3つを詳しく解説していきます。

フワフワで気持ちの良いタオルを長く使い続けられれば、快適なお風呂上りを楽しめることでしょう。

タオルの寿命は30回の洗濯が目安

洗濯の回数が30回程度を超えると、タオルのパイルや繊維そのものが傷んで吸水性が悪くなり、
肌触りも硬くなってしまうと言われています

そのため、ホテルなどでも使用するタオルは交換の目安を30回の洗濯としているところが多いようです。

仮に週1回洗濯するとなると、7〜8ヶ月ほど使用したら交換となります。

しかしこれはあくまでもホテルがサービスの質を保つように定めた基準であり、家庭で使うのであれば交換するほどの劣化具合ではありません。

また、タオルの枚数によって洗濯頻度も変わるので、1年を目安にして毎年買い換えるのが理想的な交換タイミングと言えます。

タオルの素材によって寿命は異なる

タオルの素材によっても寿命は変わってきます。

どうせそのうち買い換えるからと安物のタオルばかり買ってはいませんか?

タオルの素材はリネン(麻)・コットン(綿)・ガーゼ・ワッフル・マイクロファイバー・
ポリエステルなど、様々なものがあります。

基本的に化学繊維よりも天然繊維であるコットンやリネンの方が、強度が強くて丈夫なので長持ちします。

ただしコットン100%であれば全て同じというわけではなく、エジプト産のものや、インド産のもの、国内産のものなどによっても寿命や触り心地は変わってきます。

ドラム式洗濯機や節水モードで寿命が短くなる

洗濯から乾燥まで済ませられるのが魅力的なドラム式洗濯機をお使いのご家庭も多いでしょう。

しかし、ドラム式洗濯機は少ない水で洗濯する叩きつけ洗いなので、繊維がゴワゴワになりやすいというデメリットがあります。

タオルのフワフワ感に大事なパイル地のループが寝てしまって、硬くなってしまうのが原因です。

ドラム式洗濯機に限らず、縦型洗濯機でも節水モードを使用すると同じくゴワゴワになりやすくなってしまいます。

パイル生地とシャーリング生地で寿命が違う

タオルにはパイル生地シャーリング生地という2種類の生地が代表的です。

パイル生地のタオル

パイル生地は繊維の糸がループ状になっていて、立体感が生まれることでフワッとした感触が気持ちのいいタオルになります。

一般的に使用されるバスタオルやフェイスタオルはこのパイル生地で、パイルの長さはメーカーや商品によって異なります。

パイルが長いとそれだけ立体感やボリュームがあってフワフワですが、糸がちぎれてほつれてしまうおそれもあり、劣化しやすい特徴があります。

シャーリング生地のタオル

シャーリング生地はループ状の糸をカットして平らにすることで、立体感をなくした生地のタオルです。

プリント加工がしやすくなるので、ライブのグッズタオルのようなデザイン付きのタオルは、表面のみシャーリング加工をして作られています。

パイル生地と比べると肌触りはやや劣りますが、ループがほつれることがないので、比較的劣化しにくく長持ちしやすいです。

タオルの表面も艶のある鮮やかな見た目をキープしやすいというメリットがあります。

もっと詳しくタオルの種類を知りたい人は下記を参照ください。
≫タオルの種類と特徴、それぞれの活用シーンをご紹介!

新しいタオルに交換するタイミング

どれだけ大事にタオルを扱っていても、タオルには捨て時が来ます。

洗濯頻度は人それぞれですが、何日も使い続けるとカビや臭いが気になりますよね?

そこで、今使っているタオルで次のようなことがないかチェックしてみてくさい。

  • ゴワゴワとした感じが出て使い心地が悪くなってきた
  • 変色して薄い赤っぽい色になっている
  • 雑菌が繁殖しているような変な匂いがする

当てはまるものがあれば、それはタオルの捨て時といえます。

そのまま使い続けると、知らないうちにお肌を傷つけてしまい、肌荒れをしやすくなったりしてしまいます。

臭いがとれない

タオルが臭いのは、雑菌が増殖しているからです。

長い間タオルを使い続けていると、洗剤の残りや汚れが落としきれずに繁殖し、雑菌臭が発生するなどの衛生上の問題も発生します。

厄介なことに、洗っても不快な臭いが取れなくなるので、新しいタオルに買い換えるタイミングと言えます。

水を吸わなくなった

一般的に使用されるパイル生地のタオルは、表面の糸がループ状になっています。

新品のタオルは、パイルがしっかり立っているので吸水率がいいのですが、使用や洗濯によって繊維が傷んだり固くなると、ゴワゴワになって吸水力が落ちます。

顔を拭くときに「ちょっと痛い」と感じるものはお役目終了と考えましょう。

肌触りが悪くなった

生地が摩耗して薄くなったタオルは、見た目も悪く、肌触りもよくありません。

正規品のタオルは糸が飛び出してきても切ってあげるとまたきれいに使えますが、たくさん糸が飛び出してくるようなら、繊維が傷んでいる証拠です。

肌触りも悪くなっているので、新しいタオルに交換すべきタイミングでしょう。

タオルの寿命を長持ちさせる方法

タオルを長持ちさせるポイントは大きく2つあり、洗濯と乾燥のやり方で決まります。

洗濯は柔軟剤をなるべく使わず、洗濯物の量を減らすこと。

乾燥は直射日光を避けて風通しの良い環境で干すのが重要です。

以下、それぞれ詳しく解説していきます。

柔軟剤を使わない

柔軟剤は、衣類の繊維をコーティングすることで肌触りをよくするもので、繊維自体を柔らかくするものではありません。

タオルの繊維がコーティングされると吸水力が落ち、パイル抜けの原因になります。

一度パイル抜けが起こり始めるとその部分の繊維が抜けやすくなりますので傷みやすい状態になります。

柔軟剤を使うとふわふわになるというイメージがありますが、タオルには逆効果なのです。

どうしても柔軟剤を使いたいという場合には柔軟剤の量を減らすか、使用頻度を減らすなどすると良いでしょう。

また、柔軟剤ではなく重曹やクエン酸をすすぎの際に入れても同じような効果を発揮してくれます。

一度で多くの量を洗濯しない

洗濯機に洗濯物をギュウギュウに押し込んでしまうと、他の衣類との摩擦によって、生地が傷みやすくなります。

すすぎのときも、量が多いと洗剤をしっかり洗い流すことができず、ゴワゴワの原因に。

洗濯物が多いときは、2回に分けて洗ったり、洗濯ネットを使うなどの工夫をしまししょう。

長持ちさせるためには、干すときにも注意すると良いでしょう。

ドラム式洗濯機なら乾燥機能を使う

ドラム式洗濯機は叩き洗いにより少ない水で洗濯するため、タオルの生地がプレスされたような状態になります。

この状態で自然乾燥すると生地がつぶれた状態になり元に戻すのは困難。ドラム式洗濯機を使うのであれば、なるべく乾燥機能まで使ってフワフワの状態に戻してあげましょう。

日陰干しにする

直射日光に当たっていると、紫外線が多く照射されるために繊維の成分がもろくなります

また染色に使われている染料もすべて紫外線によって色が変化するという特徴があります。

色あせの原因はほぼ100%太陽光の紫外線と考えても良いでしょう。タオルの劣化を防いで長持ちさせたいのであれば、日陰干しするのがおすすめです。

風通しのいいところで干す

早く乾かしたくて直射日光が良いように感じると思いますが、綿は天然の素材です。

髪の毛と同じように、タオルに使用されている綿は植物由来であるために特に水を吸っている状態での強度が低下します。

濡れている時間をより短時間にすることがキーポイントとなりますので、新しい乾燥した風を送って一気に乾かしましょう。

それには風通しの良い場所で物干しをする必要があります。

干す前にタオルをパタパタ振る

干す前にタオルを半分に折って、10~20回ほどパタパタと振ってみてください。パイルが立って、乾いたときにふわふわ感が復活します。

そのあと、四方にやさしく伸ばし、しわやゆがみを直してから干すことでタオルの風合いを保ちながら長持ちさせることができます。

立てて収納する

タオルを引き出しの中に収納するときは、上に積み重ねるのではなく立てて収納しましょう。上に積み重ねていくと重さによって下のタオルのふわふわ感が損なわれてしまいます。

また、立てて収納したほうが、引き出しを開けたときにすべてのタオルが目に入るので管理が楽です。

寿命で買い換えた後のタオルの使い道

1年程度タオルを使い続けたら、ほつれや繊維のごわつき、臭いや吸水率の悪化などの劣化が目立つようになります。

タオルを捨てて新しいものに買い換えると思いますが、古いタオルは別の使い道があります。

バスマットなどの汚れやすいものや、座布団のように肌触りが重要ではないものにリサイクルする人が多いです。

古いバスタオルの活用方法
  • バスマットやキッチンマット
  • 座布団に作り替える
  • セルフヘアカラー用にとっておく
  • 割れ物を包む布として使う
  • 犬・猫などペットの寝床やシャンプータオルに使う
  • 油汚れを拭き取るウエス(雑巾)として使う
  • 車の洗浄タオル

このように、古くなったタオルでも工夫次第で非常に多くの用途があります。寿命がきたタオルも決して無駄にならないので、劣化がひどくなれば思い切って買い換えましょう。

まとめ

タオルは毎日使うものなので、できれば快適に使いたいものです。

しかし、タオルの交換時期って、毎回迷ってしまいますよね。

そこで、捨て時の判断基準がいくつかあると、触り心地や見た目などからすぐ判断できると思います。

また、交換した新しいタオルもできればふわふわとした気持ちいい状態を長く保ちたいもの。

タオルにも寿命はありますが、洗い方や乾燥方法を少し工夫して、少しでも長くふわふわの状態で使えるようにしましょう

いつもふわふわなタオルを使っていれば家族の笑顔も増えるはず。

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