エプロンは、季節を問わず着用されるユニフォームです。
飲食店や漁業、イベントなど多くの場面で利用されています。
利用される場面によって、適したエプロンは違うので、
初めての購入ではなにが良いのか悩んでしまうでしょう。
ここでは、エプロンの種類や、選ぶ際の考え方について紹介していきます。

エプロンの種類

エプロンは、家事や飲食店で利用されることの多い作業着です。
利用されるシーンは多く、介護やDIY、ハウスクリーニング業者や本屋など多岐にわたります。
数多くある中から、どういったエプロンが良いか考える前に、
まずはエプロンの種類や形状について確認してみましょう。

胸当てエプロン

様々な職場で利用される、胸当てエプロン。実は、その中でもデザインによって種類が分けられます。

【たすき掛け】
エプロンの背中部分が、アルファベットのXのようにクロスするタイプ。
安定感のある着心地で、腰紐の調節で体型に合わせて着用できます。
【H型】
エプロンの背中部分が、アルファベットのHのようになっているタイプ
腰紐がなく、ボタンで固定するものが多いので、着脱が簡単です。
【首掛け型】
首にかけて着用するタイプ。肩紐と腰紐が別になっているので、肩紐がずれにくいのが特徴。
腰後ろ姿がスッキリして見え、着脱が簡単にできます。
【かぶるタイプ】
前後に布があり、頭からかぶって着用するタイプ。
肩紐がなく、着てる時のズレや、体への負担が少ないことが特徴です。

肩紐がなく、着てる時のズレや、体への負担が少ないことが特徴です。

腰から膝、または足首までの長さのあるエプロン。
腰に巻くだけなので、トップスがシワになる心配がいりません。
また、首紐を結んだり、エプロンをかぶったりする手間が省けるので、手軽に身につけられます。
日頃よく目にするエプロンなので、親しみやすく、
清潔感をアピールするのにぴったりなエプロンです。

上記が主な形状です。ただし形が同じでも、和風カラーや和柄を取り入れた「和風エプロン」や防水、
撥水性に優れた「厨房エプロン」など、見た目や機能性が違うタイプのエプロンがあります。
業種によって、必要とされる機能は違うので、次は機能について考えてみましょう。

エプロンの機能とは?

エプロンの大きな役割は、汚れや怪我を防ぐことです。
素材や加工によっても効果は違いますし、デザインによっては利便性が変わってきます。

素材の特徴

エプロンに使われる材質は、「綿」「ポリエステル」が多くそれぞれ特徴が違います。

【綿】
強くて丈夫な素材である綿。手触りが良い、吸水性・保湿性に優れる、熱に強いといった、
バランスの良い素材
です。
特にカツラギやデニムといった生地は非常に丈夫。
その特徴を活かして、店舗の制服としても、スタッフのエプロンとしても幅広く利用されます。
【ポリエステル】
熱に強く、破れにくい化学繊維です。型くずれしにくく、シワになりにくい特徴を持ちます。
水に強く、速乾性があるだけでなく、耐久性にも優れるので、
洗濯を繰り返しても長持ちします。

綿とポリエステル以外にも、麻、ナイロンといった素材もあります。
しかし、変色や生地の収縮など取り扱いが面倒なこともあるので、
綿、ポリエステルの利用が多いのでしょう。

加工の特徴

最近は、職業に合わせた加工をしているエプロンもあるので、より使い勝手が良くなっています。
すぐに思いつくのは、防水、撥水、耐油性でしょう。これらの加工がされていれば、
調理中や作業中の被害を軽減できます。漂白剤にも強い、退色防止エプロンもおすすめです。
調理場で長く使っていると、色が落ちることもあります。そうなると見栄えが悪くなるので、
始めから退色防止エプロンを選ぶと良いでしょう。
さらに、漂白剤に強いのは大きな魅力になります。
汚れの目立つエプロンは、印象の良いものではありません。
日々の手入れを考え、きちんと洗濯できるかも大切なポイントなのです。

デザインの特徴

エプロンにはポケットがついているタイプがあります。
収納力があり、作業中に別の仕事をする時などに、道具をすぐしまえるので、作業効率が向上します。
中にはポケットの多い、多収納をウリとしているエプロンもあります。
よく使う備品を整理して持ち歩けるので、職場によっては重宝するはずです。
ほかにも、アジャスターで簡単に着脱できる物や、
ボタンでウエストと肩紐の部分が調節できるタイプなら、
エプロンを着て働くストレスを軽減できるでしょう。

エプロンの選び方

エプロンを選ぶときは、目的、デザイン、機能で選びましょう。
せっかく導入したのに、使い勝手が悪い、イメージと違うといったことにならないように、
しっかり確認してください。

エプロン導入の目的

エプロンの形や、素材、機能を選ぶ前に、目的を確認することが最優先です。
利用するのが、飲食店か介護か漁業なのか、そういったことでも選ぶ内容は変わります。
業種が決まっていたら、その中で役割を考えてください。飲食店の場合、料理を作るキッチンか、
接客をするホールかで重要視するポイントは違うでしょう。
導入の前に、どういった目的で利用するのか、方向性を明確することはとても重要です。
そうすることで、次のデザインや機能性についても選びやすくなるはずです。

エプロンのデザイン

胸当てエプロンか、カフェエプロンか、丈の長さは膝までか足首かなど、見た目を選んでいきます。
水ハネや汚れから守るなら、胸当てがあり丈の長いエプロンがおすすめです。
しかし、丈が長くなると動きづらくなります。ストレッチが効いている素材や、
スリットが入っているエプロンを選ぶようにすると良いでしょう。
また、女性の多い現場では、一周ぐるっと体に巻きつける、お尻が隠れるタイプの物が人気のようです。
介護なら清潔感のある色を選び、料亭なら和柄の物を選ぶなど、場所に合わせたイメージも大切です。
どこで着けるのか、どういった人に見られるのかを意識して、デザインや色を選んでいきます。

エプロンの機能性

機能に関しては、実際に働く姿をイメージすることが大切です。
そのため、人から見られることを考えるなら、
シワが多くよれた感じのエプロンは見栄えがよくありません。
綿やポリエステルなど、素材によっても違うので購入前に確認しても良いでしょう。
素材によっては、洗濯を繰り返すと劣化することもあるので、
長く利用するなら事前にそういった面も確認してください。職場によって必要な機能は変わってきます。
よく動く職場ならストレッチ素材の物を選ぶ、着脱する機会が多いなら簡単に外せる物を選ぶなど、
働くイメージから機能を選ぶのです。
後悔のないように、動きやすさや手入れのしやすさを確認して、使いやすい物を選んでください。

店舗イメージに合わせたエプロン選び

店舗のスタイルや、キッチンかホールかでも、適したエプロンは違ってきます。
一例を紹介しますので、参考にしてみてください。

厨房・コックエプロン

ロングエプロンHS


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厨房エプロンを着用する目的は、清潔感や統一感を演出すること。
厨房からでないとしても、食品衛生の面で重要なことです。
オーソドックスな色は「白」か「黒」ですが、白は汚れが目立つ色でもあります。
汚れていると不衛生だと思われることもあるので、汚れが目立ちにくい色を採用するのも良いでしょう。
また、店舗のイメージに合わせた色を選んでも良いかもしれません。

ホールエプロン

胸当てエプロン X型


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ホールエプロンは、店舗のイメージをつくるのに大きな影響があります。
そのため、店内の雰囲気を色やデザインから演出していくなら、ホールスタッフの服装は重要なのです。
ただし、ファッション要素だけでなく、動きやすく実用性のある物を選ぶようにしましょう。

バーテンダーエプロン

Vネックエプロン


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アルコールを提供し、カウンターでの作業がメインとなるバーテンダー。
カウンターはお客さんから見えづらいとはいえ、
きちんとしたスタイルでいることはお店の信頼につながります。

バーテンダーエプロンは、職業をスタイルアップできる衣装として、
見た目にもカッコイイものが良いでしょう。

和風・和柄エプロン


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お店の雰囲気を壊さないための、デザインや色選びも大切です。
服が汚れないことを目的としたエプロンですが、汚れなければなんでも良いわけではありません。
和風のカフェや、小料理屋ではカジュアルなものよりも、和風なエプロンの方が、
雰囲気がまとまりやすくなります。

紹介しているのは、あくまで一例です。共通するのは、
着用する場面や雰囲気に合わせ、デザインや色を選ぶことが重要だということ。
エプロンをまとめて発注するのであれば、
会社のロゴや名前を印字できるサービスを活用しても良いかもしれません。
希望するなら、エプロン選びの際にサービスが頼めるか確認しておきましょう。

職種に合ったエプロンを選ぼう!

エプロンの大きな目的は、汚れを防ぐこと、火傷などの怪我を防ぐことです。
動きやすく利便性のあるエプロンなら、作業効率も良くなるでしょう。
業種によって、どういった機能が求められるかは違います。
着用する場面を想定し、しっかりと目的に合わせたエプロンを選んでください。
また、エプロンは、その職業のイメージ作りに役立つことも忘れてはいけません。
機能性や実用性は重要ですが、デザインや色を職場のイメージに合わせたエプロン選びも心がけましょう。