コック帽を被るのが苦手だという人は少なくありません。
最初のうちは特に不慣れでうまく被れないケースも多いでしょう。

そこで今回は、コック帽がズレたり脱げたりしない正しい被り方を解説します。

また、帽子を脱いだ時に髪型が崩れてしまうという人にも最適な方法をご紹介していきます。

1.コック帽がずれないための対処法

一般的なコック帽の長さは15〜25cmほどなので、きちんと固定しないとずれやすいです。

まだ慣れていない人は少し動いただけでずれてしまったり、帽子が脱げてしまうので、
料理の妨げになる恐れも。

きちんと料理に専念するためにも、以下の対策を講じましょう。

1-1.頭囲の合うサイズかどうか確認する

頭囲とは頭の周囲の長さのことです。
サイズが自分の頭囲と合っているか、事前にきちんと確認しましょう。

ただし頭囲は測る機会があまりないと思うので、試しに色んなサイズの帽子をかぶってみるのが一番です。

また、頭の大きさだけでなく、髪型(結び方や長さ)によっても左右されるので、
事前に確認しておくことが重要です。

どうしてもサイズが合わない場合、
大きめのサイズであればバンダナなどを頭に巻いて調節することも可能ですね。

1-2.ずれないように髪留め(バレッタ)を縫い付ける

サイズが合っているけどずれるという場合、コック帽の内側にバレッタを縫い付けて固定しましょう。

バレッタとは髪を挟んで固定する髪留めのことで、クリップ状の金具がついています。

固定するためにはある程度の髪の長さが必要ですが、髪を留めることでガッチリと固定でき、
安定感が一気に増します。
バレッタでコック帽を固定する方法

参考元:
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13139816853

2.女性がコック帽を被るときのコツ

女性は髪の長さによってコック帽を被る方法が変わってきます。

ここからは長さ別に帽子のかぶり方を紹介していきます。

ショートヘアの場合

ショートヘアの人は帽子をかぶるときに、前髪がどうなるかで印象が変わります。

前髪が長いショートヘアの場合は、
前髪をセンターで分けて流すとサイドにボリュームが出てまとまります。

コック帽は清潔感が大切なので、サイドに流した髪を耳にかけると清潔な印象を持たれやすいです。

前髪が短いのであれば、そのまま帽子をかぶっても不自然にはなりません。
目にかかるくらいの長さだと仕事に支障をきたすので、少し流しましょう。

2-2.髪がはみ出る人はたれ付を選ぶ

ボブなどの髪が短い人は、後ろでまとめることができない場合、帽子から髪がはみ出ることも。

髪がはみ出る人は、通常の帽子よりも広範囲で頭を覆えるたれ付のコック帽を選べば、
広範囲に髪の毛を覆うことができるので楽です。

たれ付きコック帽

さらに、たれの部分は髪を押さえつけないので、髪型が崩れにくいというメリットもあります。


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ミディアム・ロングヘアの場合

ミディアム・ロングヘアの人は前髪を横に流すか、オールバックにして後ろでまとめます。

後ろは髪を出しても大丈夫なら、一つに束ねたり三つ編みをしたりして、
すっきりとまとめることもできます。

2-1.髪をうしろでまとめてピンでとめる

調理場によっては、髪を全て帽子の中に抑えないといけない場合もあると思います。

その場合は髪を一つにまとめる必要があるので、後ろで束ねてピンで留めましょう。

コック帽を被るときに、後ろで髪を束ねたお団子を覆うように被ると髪型がぺしゃんこになりにくいです。

お団子ヘアでコック帽をかぶる方法

3.男性がコック帽を被るときのコツ

男性は髪を結べない長さの人が多いので、前髪が帽子に収まるように気をつけましょう。

前髪が長い人は横に流すか、オールバックのようにまとめておくと楽ですね。
もみあげが長い人は見た目が良くないので、耳にかけて流した方がいいです。

帽子を脱いだ後の髪型の崩れが気になる人は、事前に髪をセットしていくか、
帽子を脱いだ後にセットし直すようにしましょう。

3.髪型が崩れてしまう場合の対処法

コック帽をきちんと被ったとしても、脱いだ後に髪型が崩れてしまうとがっかりしますよね。

髪型が崩れてしまう場合の対処法を紹介します。

3-1.男性は事前にセットして固めておくのが吉

男性なら髪を短くして崩れても目立たない長さにするか、整髪料でガッチリとセットしておくのがベスト。

髪が長い人はコック帽を脱ぐと外ハネがつきやすいので、
無造作ヘアーであればいい感じに癖がついて見栄えが良くなることもあります。

3-2.女性は崩れにくい髪型にする

女性にとって最大の悩みは前髪だと思います。

コック帽を被ると前髪がぺしゃんこになるのは避けられないので、
ここの対策が必要ですね。

ポンパドールなら前髪を後ろにまとめておでこを出す髪型なので、
前髪がぺしゃんこにならず自然に隠せます。

どうしても髪の長さ的に不可能な人は、キャップを被って誤魔化すというのも一つの手です。

ただしこの場合は全体のコーディネートも考えないといけませんし、
帽子を脱がないといけない場面に困ります。

参考元:
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12105117417

3-3.寝癖直しの整髪料を使ってほぐす

どうしても髪型が崩れてしまって困る人は、
コック帽を脱いだ後に寝癖直しの整髪料を使って元の髪型に戻しましょう。

コック帽でぺしゃんこになった髪は寝癖同様、毛根から癖がついている状態なので、
根元からリセットして上げる必要があります。

整髪料を使えば髪を起こしてふわっとなるので、最低限の身だしなみは整えられます。

4.まとめ

以上がコック帽の被り方と、髪型が崩れる場合の対処法でした。

コック帽の被り方に関して厳しいチェックが入るかもしれませんが、
お客様の口に入る食べ物を扱う以上は仕方がないことですね。

調理場で働き出したばかりの人は特にお困りかと思うので、この記事を読んで参考にしてみてください。