「洗濯したのに作業服が臭い」
「夏じゃないのに作業服から汗臭がしてる」

このように感じる人も多いです。作業服に汗の嫌なニオイがこびりつくと中々キレイに落ちにくいですよね。

秋冬は汗をあまりかかないからと無防備にしていると、作業服は臭いままです。同じ職場の人に臭いと思われたくはないですよね。

そこで今回は、もう作業服のニオイで悩まなくもいいように、秋冬の作業服のニオイを落とす方法をご紹介します。

▽作業服の汚れを簡単に落とすための洗濯方法については、下記リンクを参考にしてみてください。
【作業着・作業服の洗濯方法】簡単な前処理で汚れが劇的に落ちる!

秋冬はニオイ対策が欠かせない理由

涼しくなってきた秋冬でも汗をかくことがあると思いますが、作業服のニオイは秋冬の汗臭が原因であることが多いです。

なぜ秋冬にこそニオイ対策が必要なのか、以下で詳しく解説していきます。

秋冬の汗は夏場の汗よりタチが悪い

夏場にかく汗は全身にじわじわとかき始めますが、秋冬は部分的かつ一気に汗をかきます。

この部分的にかく汗には、アポクリン腺と呼ばれるニオイの元になる成分が多く入っているため、夏にかく汗よりもニオイが強いんです。

手汗や脇汗など、ストレスや精神的な要因も影響しており、一度汗をかくとニオイで余計ストレスを感じ、さらに汗が止まらなくなるという負の連鎖が生じます。

さらに、秋冬は普段あまり汗をかかないため、汗腺の機能が衰えているのもマイナス要素です。

汗の中のミネラルやアンモニア濃度が高くなってしまうのも、ニオイが強くなる原因の一つとなっているんですね。

脇汗は強力なニオイを放つ

特に脇汗は先ほども紹介したアポクリン腺が多い部分で、脇毛の毛穴から皮膚常在菌が繁殖し、強力なニオイを放つ微生物がたくさん生まれます。

実は、作業服のニオイの元はこの菌が繁殖して増えるからなんですね。

エクリン腺から出る汗は水分が多いのでほぼ無臭です。夏場に全身から滝のように流れる汗は、このエクリン腺からの汗がほとんど。

逆に秋冬は、暖房の効いた部屋や重ね着で脇が蒸れてじわりと汗をかき、この汗が強力なニオイを放っているんです。

作業服の生乾き臭にも注意

洗濯物が乾きにくい梅雨の季節や、外の気温が低いため乾くのに時間のかかる秋冬は、ニオイの原因菌となる雑菌が繁殖しやすいため、生乾き臭にも注意が必要です。

洗った洗濯物をすぐに干さずに長い時間放置していると、濡れた状態が続いて雑菌が一気に繁殖してしまいます。

部屋干しもきちんと空気を当てて乾燥させないと、生乾き臭の原因になってしまいます。

作業服についた皮脂の汚れは強烈なニオイを放つようになるんですね。

洗濯してもニオイが落ちない場合

「しっかりと洗濯したのに、なぜか作業服のニオイが落ちない」
このように感じることはありませんか?

せっかく洗ったのにニオイの原因を消せていないケースが非常に多いです。これには洗濯の際にひと工夫が必要です。

原因はニオイの元が取れていないから

洗濯しても臭いなら、その原因はニオイの元となる皮脂やタンパク質がしっかりと落ちていないからです。

皮脂やタンパク質は非常に頑固で、作業服の繊維にこびりついたこれらの雑菌は通常の洗濯はでは中々落とせないんですね。

じゃあどうやって落とすのかというと、酸素系漂白剤でつけ置きをして強力なニオイの元を洗浄することです。

これで汗臭や生乾き臭といった雑菌の繁殖によるニオイを綺麗に消臭する事ができるんです。

酸素系漂白剤でつけ置きをする

まずは普通に洗濯をした後に、粉末タイプの酸素漂白剤でつけ置きをしましょう。

このとき、水は冷水ではなくぬるま湯を使い、30分〜1時間程度つけ置きすればかなりニオイの元を断つことができると思います。

洗剤はワイドハイターなどの粉末タイプがおすすめですが、絹・ウールといった素材には使えません。必ず事前に作業服のタグをチェックしておきましょう。

洗濯機で作業服を洗う時の注意点

つけ置きだけでなく、洗濯機で作業服を洗うときも注意して欲しいことがあります。

それは洗濯槽を清潔に保つこと。実は汚れた作業服を使い続けると洗濯槽が汚れてニオイや汚れが落ちにくくなってしまうんです。

洗濯機や排水ホース、洗濯ネットといった洗濯周りのモノをこまめに掃除して、なるべく洗濯物を溜め込まないようにしましょう。

油汚れがひどい作業環境であれば、定期的に洗濯槽にお湯を入れて油を落とした方がいいですね。

手洗いをするなら手袋を忘れずに

泥がついているなど、作業服についた汚れがあまりにひどい場合は、洗濯機に入れる前に手洗いをして汚れを落としましょう。

そうでないと洗濯機のパイプやフィルターが故障したり、洗濯槽の汚れが酷くなってしまいます。

手洗いは手荒れ防止のために必ず手袋をつけて、洗剤とブラシを使って優しく擦ってあげます。素手で洗剤に触れないようにしてください。

頑固な汚れだとどうしてもゴシゴシと強く擦ってしまいがちですが、生地が傷んでヨレヨレになるのでやり過ぎには注意しましょう。

ニオイ対策バッチリの秋冬用作業服

どうしてもニオイに悩んでいる人は、ニオイ対策が施された作業服を選ぶのも一つの手です。

ニオイを抑えてくれるものや、撥水・防汚加工といった特殊な仕様でニオイの元となる菌を除去しやすいものもあります。

そんな秋冬用でニオイ対策バッチリの作業服から、おすすめの商品を一部紹介していきます。

消臭・抗菌テープでニオイを抑える作業服

高いストレッチ性とカジュアルなビジュアルが特徴的な作業服ですが、ポイントは脇と肩に仕込まれた消臭・抗菌テープです。

ニオイの元となりやすい脇にテープがあるので、雑菌の繁殖を防いで汗臭を抑える役割を担ってくれています。

こちらの作業服は秋冬だけでなく、通年着用できるためかなり汎用性が高いです。使い勝手もいいので1着は持っておきたい商品ですね。

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防汚加工で清潔に保てる作業服

こちらの作業服は防汚・撥水加工が施されているので、油や液体を弾いて落ちやすくする加工がされています。

汚れはニオイの元となり、洗濯槽のメンテナンスもかなり大変になるので、油を扱う工場などの作業場の人は特に気をつけたいポイントです。

男女兼用のストレッチブルゾンで、ストレッチ性が優れてとても使いやすいですね。生地も厚手で秋冬に着用しても温かいです。

バートル 9001 制電ストレッチブルゾ
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まとめ

以上が作業服のニオイを落とす方法でした。

特に気をつけたい秋冬の汗臭は、正しい知識と対処法でニオイの元を断つことができます。

普段から清潔に保っていればメンテナンスも楽なので、汚れにくい作業服を使うのも大事ですね。