作業着に名前や会社名などの刺繍を入れて着用する人も多いですよね。
オリジナルのプリント加工も人気ですが、刺繍にはプリントにはないメリットがたくさんあります。
そこで今回は、作業着に刺繍を入れるメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
プリント加工と刺繍加工のどちらがいいか、刺繍を入れるメリットはあるのかなど、総合的に判断したい人は是非とも参考にしてみてくださいね。
このページの目次
作業着に刺繍を入れるメリット
作業着に刺繍を入れるメリットは主に下記の3つが挙げられます。
- プリントと比べて洗濯に強い
- 簡単な刺繍なら費用を安く抑えられる
- 立体的なワッペンでオリジナリティを出せる
以下、それぞれのメリットを具体的に解説していきます。
プリントと比べて洗濯に強い
刺繍と並んで選ばれることの多いプリント加工は、色鮮やかで細かいデザインが施せる一方で、シートを圧着しているため洗濯すると剥がれたり、色落ちしたりといった劣化が避けられません。
それに対し刺繍は糸をしっかりと縫い付けてあるので、洗濯しても剥がれる恐れはありません。泥や汗などの汚れにも強く、よほどのことがない限り糸がほつれる心配もないので安心です。
簡単な刺繍なら費用を安く抑えられる
こちらもプリントと比較しての話ですが、プリントには印刷に使う型の代金が発生します。型代はサイズ・色の他に、ラバーやシルクといったプリントの種類で価格が異なります。
一方で刺繍の場合、簡単なテキストならパンチ代不要で加工を依頼することが可能です。
名前や社名を入れたいという場合は、1枚数百円で刺繍加工ができるので低コストで済ませることができます。
立体的なワッペンでオリジナリティを出せる
刺繍加工には直接生地に糸を縫い付ける方法とは別に、刺繍でワッペンを縫い付ける方法があります。
ワッペンは立体的なフォルムでオリジナリティが出るので、ユニフォーム着用によって一体感が生まれます。
もちろんワッペンも洗濯やハードな環境に強く、耐久性に優れた加工方法です。プリントにはない立体的で高級感のある仕上がりが期待できます。
作業着に刺繍を入れるデメリット
ここからは刺繍のメリットだけでなく、デメリットも紹介します。デメリットは大きく下記の3つが挙げられます。
- 細かい加工は難しい
- パンチ代がかかる
- 加工に時間がかかる
細かい加工は難しい
刺繍はプリントと比較すると、どうしても再現できる色・絵柄に限界があります。
細かい文字やイラスト、色彩はプリント加工の方が得意な領域になるので、刺繍の方が自由度が低くなってしまいます。
サイズが大きめのロゴや社名・名前等のテキストであれば刺繍を選ぶのがおすすめです。
パンチ代がかかる
プリント加工なら型代がかかるように、刺繍加工にはパンチ代が発生します。パンチ代とは刺繍データの作成費用のことで、サイズ・色などで値段が異なります。
メリットで解説した通り、パンチ代が必要になるのは複雑なデザインを刺繍加工する場合です。会社のロゴや特殊なフォントのテキストなどを刺繍する場合はパンチが必要になります。
加工に時間がかかる
刺繍のデザインや大きさにもよりますが、納品期間はプリントよりも時間がかかることが多いです。
単純にプリントよりも手間がかかるため、仕上がりにもそれだけの時間がかかってしまいます。必ず事前に納品目安を確認しておきましょう。
ユニフォームタウンなら1〜2週間で納品となっております。(お急ぎの場合は要相談)
刺繍にかかる費用を抑える方法
会社やイベントのユニフォームで刺繍加工が必要な場合に、1枚あたりのコストを抑えるだけで全体的な費用は大きく変わります。
そこで、少しでも費用を抑えられるような依頼時のコツを紹介します。
刺繍スペースを小さくする
刺繍スペースの大きさは加工費用に大きく影響します。胸や袖に小さく刺繍加工をするのであれば、加工サービスにもよりますが、1000円以内で刺繍が可能です。
それに対して、ユニフォームの背中に20センチ程度の大きな刺繍加工を施すのであれば2000円〜4000円程度がかかります。パンチ代も2万円〜3万円が相場となっております。
目安として、ユニフォームタウンの刺繍費用を下記の表にまとめています。
サイズ | パンチ代 | 刺繍料金(1色の場合) |
50mm×10mm以内 | 5500円 | 330円 |
250mm×150mm以内 | 22000円 | 2200円 |
パンチ代のかからない刺繍を選ぶ
個人名や会社名など、簡単なテキストならパンチ代がかからないので、刺繍費用のみで済ませることができます。
書体・カラーに特にこだわりがない場合は、オーソドックスなスタイルを選びましょう。色は選択肢が豊富ですが、複数の色を混ぜるとそれだけ費用がかかってしまうので注意です。
作業着の刺繍を取る方法
「刺繍を入れたけど外したい」という場合、しっかり縫い付けてあるので簡単に取ることはできませんよね。
刺繍はちょっとしたコツで誰でも取ることができるので、その方法を紹介します。
リッパーで生地の裏側の糸を切る
刺繍を取るにはリッパーを使うのが最も簡単です。リッパーとは縫い目の糸切りに使う裁縫道具のことで、手芸店や100円均一でも手に入ります。
リッパーが用意できたら衣類を裏返して、刺繍箇所の縫い糸を切っていきます。糸を切ってもするするとは抜けないので、ピンセット等で丁寧に切った糸を抜いてほどいていきましょう。
強引に糸を抜くと縫い目が広がって生地に負荷がかかるので要注意です。
ある程度糸をほどくと刺繍は取れるはずです。どうしても取れない糸があったら無理やり取るのではなく、ハサミで短くして目立たないようにする方が生地へのダメージが抑えられます。
縫い目を目立たせないように後処理をする
無事に刺繍を取ることができたら、生地が凸凹してるのでスチームアイロンをかけて縫い目を整えましょう。
ポリエステルなどの化学繊維でできた生地は熱に弱いので、当て布をしてあまり熱をかけすぎないように気をつけてくださいね。
ネット通販ならスピーディに刺繍が可能
以上が刺繍加工のメリット・デメリットでした。低コストで高級感のあるオリジナルの刺繍ができる上に、外すのも比較的簡単に行えるというのが刺繍の強みと言えます。
ユニフォームに名前や社名を入れて、チームの一体感や利便性向上を狙うのもいいですね。
ユニフォームタウンなら安価でスピーディに刺繍加工が可能です。文体・カラーバリエーションも豊富なので、ネット通販サービスで簡単に刺繍加工依頼をしてみてはいかがでしょうか。