腰袋とはどういうものかご存知ですか?
仕事上必ず使用しているという方もいれば、初めて耳にする方もいらっしゃると思います。
今回は腰袋について詳しく解説させていただきます。
腰袋の選び方や使用時の注意点など、すでに使用されている方も参考になる内容となっています。
このページの目次
腰袋とは?
腰袋は一言で説明すると、腰に下げる収納袋のことです。
腰ベルトに取り付けて、その中に作業で使用する道具や資材を入れます。
建設・塗装・電気などの職人の方が主に使用されていますが、その便利さからDIYでも使用する方が増えています。
腰袋のメリット・デメリット
メリット
効率的
必要なものをすぐに取り出せるため、効率面で非常に優れています。
わざわざ工具箱を持ち歩いたり、必要な道具を都度取りに戻る必要がないため、便利なアイテムです。
そのため、移動しながら作業を行う方にとっては必須アイテムといえます。
安全性に考慮
高い場所や狭い場所・足場が悪い場所での移動は危険が伴うので、両手がふさがっていると、バランスを崩したときに事故に繋がるリスクが高まります。
腰袋に道具や細かな資材を収納しておければ、移動時に手がふさがらず、安全性を確保できます。
デメリット
作業内容によっては邪魔になることがある
作業内容や作業環境によっては、腰袋をつけていることで、逆に作業効率が悪くなるということもあります。
例えば非常に狭い場所での作業時には、腰袋の厚みがあることで動きにくくなったり、腰袋が資材や障害物に引っかかる危険性も考えなければいけません。
腰痛に注意
収納した道具分の重さをつけて作業を行うことになるので、体力の消耗が通常より増える可能性があります。
特に腰痛持ちの方は、症状と相談しながら使用有無を決めましょう。
腰袋の選び方
大きさ
腰袋には様々な大きさがあり、仕切りの数なども異なります。
そのため、使用する道具が入る大きさのものを選ぶようにしましょう。
大きすぎても作業上邪魔になったり、小さすぎてパンパンに収納してしまうと取り出しにくくなり、逆に非効率になります。
収納する道具の長さや太さも考慮した上で、一番使い勝手の良い腰袋を選びましょう。
耐久性のある素材
収納する道具の重さに耐えられるものでないと、破れて落下した際に、大きな事故に繋がる危険性があります。
素材としては、ポリエステルと皮革を使用しているもの多いです。
ポリエステルのものは重さが軽く価格も安価なので、初めて使用を検討されている方にもおすすめです。
皮革はポリエステルと比較するとやや重みがありますが、穴が開きにくく、使い込んでいくとより肌なじみがよくなり、革独特の経年変化も楽しむことができます。
腰袋使用時の注意点
整理整頓をしておく
腰袋は作業効率を上げるということを前述しましたが、それはしっかり整理整頓がされていることが前提です。
都度探さなくても、必要な道具をすぐ取り出せるよう、どこに何が入っているか分かる状態にしておく必要があります。
腰袋の中がごちゃごちゃしていて、探すのに時間がかからないよう、常に整理整頓を心がけましょう。
腰袋専用のベルトの着用が安心
通常のベルトに腰袋をつけている方も多いですが、強度が足りていない可能性があります。
安全性を考慮するために、腰袋専用のベルトも販売されていますので、そちらとセットで使用することをおすすめします。
重みのある腰袋が万が一落下してしまうと、特に高所での作業では大事故につながるリスクが高まります。
腰袋の使用で作業の効率化ができる
腰袋は移動しながら作業を行う方にとって、作業効率化の必須アイテムといえます。
移動時に両手がふさがることを防げるため、安全面を考えても非常に優れたアイテムです。
作業着と同じように腰袋も様々な種類・機能のものがありますので、作業内容や環境に合わせて、使いやすい大きさや形のものを選んでみてください。