冷凍倉庫内の作業では、防寒着を着用するなどの寒さ対策が必要です。

特に冷凍庫では、地面が凍っているため滑りやすくなっています。重い荷物を運ぶ際に足を滑らせて転んでしまうと怪我をする危険性も。

そこで今回は、冷凍庫やチルド倉庫などの足元が滑りやすい環境に最適な、おすすめの防寒靴を紹介します。アウトドアにも活用できるので、最後まで読んでみてくださいね。

冷凍庫内での作業は滑りやすくて危険

実は”氷がなぜ滑るのか”という仕組みは、はっきりと解明しておりません。

『氷が溶けて水の膜が張ることで滑る』という説が一般的ですが、最近では氷分子の振動によって滑りやすくなるという説も発表されています。

マイナス7度が最も滑りやすい氷の温度と言われており、スケートリンクの標準的な温度もマイナス7度に設定されています。つまり、チルド倉庫や冷凍倉庫は非常に滑りやすい環境と言えます。

滑らない防寒靴なら安心して作業できる

靴底に特殊な加工が施されているような、滑らない防寒靴を履くことで事故や怪我を防ぎ、作業効率を高めることが可能です。

滑りにくい靴を選ぶなら、耐滑性能に優れた防寒靴かどうか確認しておきましょう。

耐滑性の高い靴の条件

耐滑性とは滑りにくさを示す指標で、安全靴には転倒防止のための滑り止め加工が施されています。

この滑り止めがきちんと高い水準で備わっている場合、JIS規格・JSAA規格できちんと表示されているため、商品選びの参考になります。

ただし、安全靴の耐滑性は油汚れや水面を想定した指標で、氷上の滑りにくさとは異なる場合があります。用途に適切な防寒靴かどうか、商品ごとに詳しい耐滑性能をチェックしておきましょう。

靴底のグリップ性能やスパイクの有無

靴底のグリップ性能スパイクの有無によって、冷凍倉庫で滑りにくい安全靴かどうか判断できます。

まずグリップに関して、靴のグリップを活かすには靴底の溝が氷表面の水分を逃してあげる必要があります。

水分は摩擦係数を下げて滑りやすくするため、溝が擦り減って凹凸のない靴底だと危険です。冷凍倉庫での作業では、靴底が摩耗しにくい防寒靴を履くのがおすすめです。

より安全性を求める場合、スパイク付きの防寒靴を選ぶのも効果的です。スパイクでしっかりと地面を捉えるため、氷上でも安心して動き回ることができます。

冷凍庫で滑らない防寒靴

ここからは冷凍庫でも滑らないような耐滑性に優れた防寒靴を紹介します。

ジーベック 85781 防寒長靴[先芯無し]

こちらは「ジーベック 85781 防寒長靴[先芯無し]」です。

氷結面でも滑りにくい鋼鉄スパイクが靴底に備わっているため、グリップが効いてしっかりと歩くことができます。

ラバー素材のアッパーとウレタンインナーで保温性も高く、気温の低い冷凍庫内の作業靴としても最適です。

ジーベック 85705 防寒安全長靴 スチール先芯

こちらは「ジーベック 85705 防寒安全長靴 スチール先芯」です。

先芯入りのセーフティタイプで、重いものや釘などの危険がある現場であっても怪我を防止してくれます。

かかとの耐滑ソールはしっかりと溝があるため、氷表面の水分を逃してグリップを効かせます。寒冷地での利用を想定しているため、保温性と耐滑性に優れた防寒靴となっています。

氷や雪山でも使える防寒靴を選ぶべき

滑りにくい防寒靴を選ぶ上で、氷上や雪山など様々な環境に適応した靴底だと安心です。

作業用の商品はJIS・JSAA規格の基準をクリアした高品質な安全靴も多いので、専門のネット通販で探すのをおすすめします。

アウトドアメーカーの商品よりも安価なので、コスパに優れた安全靴が見つかります。

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