ファン付き作業着（空調服）は防爆エリアで着てもいい？暑さ対策も紹介

空調服を使用すれば体温を効率よく下げられるので、夏場の現場作業の熱中症対策に便利です。

ただし防爆エリアで着用するのは、安全面に問題がないか気になります。

そこで今回は、防爆エリアにおけるファン付き作業着の着用法、どのようなことに気をつけて作業着を選べばいいのかについて解説します。

また、防爆エリアにおすすめの熱中症対策についても解説しているので、夏までに対策しておきたい方はぜひ参考にしてください。

防爆エリアで空調服を着るのは避けるべき

防爆エリアでは、ファン付き作業着の着用は避けるべきです。ファン付き作業着は、微量ながらも電気の力でファンを回しています。もし故障や静電気によって火花が散って工場内の危険物に引火した場合、爆発や火災といった大惨事になりかねなません。

具体的に、どのようなエリアでファン付き作業着は利用できないのかについて、下記で詳しく解説します。

そもそも防爆エリアとは

防爆エリアとは、簡単にいうと爆発する可能性がある場所のことです。石油や化学製品といった可燃性ガスを利用して商品を製造・保管する工場や、塗料や溶剤、粉塵を使用する工場・倉庫などが該当します。

該当する防爆エリア内では、火の取り扱いはもちろん、少しの静電気でも爆発・火災のきっかけになるリスクがあるので注意が必要です。労働安全衛生法44条で定められた基準にもとづいて最適な対策をとりましょう。

防爆エリアに適した作業着の選び方

ここからは、防爆エリアに適した作業着の選び方を解説します。快適・安全に作業するためにはどんな服を選べばいいのかを理解して、自分に合った作業着を選びましょう。

制電素材や帯電防止機能を選ぶ

防爆エリアで使うために作業着を選ぶなら、制電素材や帯電防止機能を搭載しているものを選びましょう。制電素材とは、帯電防止剤を使用して繊維製品の表面を加工することで、衣服に電気が発生するのを防止する繊維のことをいいます。

一方で帯電性防止機能とは、衣服に導電性素材のパーツを縫い付けたり、繊維に導電性繊維を混ぜ込んだりして、帯電を防止する機能のことです。

総務省消防庁によると、防爆エリアの火災発生の要因で最も多いのは静電気火花によるものであると分かっています。防爆エリアで作業するなら、制電素材や帯電防止機能の作業着を選んで、静電気火花だけは絶対発生しないように気をつけましょう。

帯電防止機能が搭載されている作業着なら、バートルの「ドビークロス長袖ジャケット」がおすすめです。JIS規格適合なうえ日本製の帯電防止機能なので、防爆エリアでも安心して使用できます。

関連：制電・帯電防止の空調服®の通販｜ユニフォームタウン

夏場は冷却ベストがおすすめ

夏場の防爆エリアでの作業には、冷却ベストがおすすめです。冷却ベストとは、背中に保冷剤を収納するスペースがあるベストのことで、専用の保冷剤を入れておけば冷却効果を発揮します。

利用者からは、「炎天下での仕事でもすごく快適！」「７月から９月にかけての外仕事には必需品」と評価されるなど、しっかりと効果が報告されているアイテムです。

冷却ベストを購入するなら、バートル「 AC350S」とアイトス「AZ865948」がおすすめです。それぞれ、以下で詳しく解説します。

バートル AC350S[春夏用]エアークラフト フリーザーベスト＆アイスパックセット[男女兼用]

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ストレッチ素材で快適なバートルのフリーザーベスト＆アイスパックセットです。よく伸びるうえ、必要なところだけが肌に触れるコンパクトなデザインとなっており、着膨れせず作業の邪魔になりません。

また、背中の専用ポケットに保冷剤を2コまで入れられます。1つで約8度以下を4時間持続できるので、長時間快適な衣服内環境を実現可能です。前方にはアジャスターベルトがついており、胸にしっかり固定できます。

作業中に動いて邪魔になったり、背中と保冷剤に隙間ができたりしません。機能性と冷却性のバランスがよく、冷却効果をしっかり実感できるアイテムです。

アイトス AZ865948 [春夏用]アイスベスト[男女兼用]

脇にも保冷剤を入れられ、より高い冷却力を実感できるアイトスのアイスベストです。最大4個の保冷剤が入れられる作りと、小柄でぴったりフィットするデザインになっており、静脈を効率よく冷やせるのが特徴です。

保冷剤は、表面を工夫することで低温やけどしない作りに仕上がっています。長時間着用する人でも、安心して利用が可能です。また、前方には調節可能なベルトも搭載されており、自分好みのフィット感に調節できます。冷却力を求める方におすすめな1着です。

粉塵作業は空調服を着ても問題ない

防爆エリアでファン付き作業着を利用すると火災の原因になる可能性がありますが、工事現場のほこりや木クズなど、粉塵作業の現場ではファン付き作業着を着用しても問題ありません。

ただ、粉塵がファン付き作業着のファンに詰まることで故障しやすいため注意が必要です。粉塵作業でファン付き作業着を着る際は、粉塵フィルターを利用するように心がけましょう。

粉塵作業におすすめなファン付き作業着は、詳しくは下記の記事でも解説してます。

関連記事：粉塵現場でおすすめのファン付き作業着 は？対策方法もご紹介

粉じん作業におすすめの空調服

ここからは、粉塵作業に最適なおすすめのファン付き作業着を2つ厳選してご紹介します。

バートル AC2011 [春夏用]エアークラフト AC長袖ブルゾン[男女兼用]