作業着の袖が長いと、作業中の事故に繋がるリスクもあり、危険です。

適切な長さにするために必要なのが、「袖詰め」です。

この記事では、作業着の袖詰めをする方法や依頼できる業者について解説します。

基本的には専門業者に依頼することをおすすめしますが、自分でできる袖詰め方法も紹介します。

作業着の袖詰めは業者に依頼した方がいい?

作業着の袖詰めは、自分でもできます。

しかし、安全面や仕上がりを考慮すると、やはり専門業者に依頼するのが良いでしょう。

特に、裁縫に慣れていない場合や失敗したくない場合には、業者に依頼することをおすすめします。

安全面

作業中の安全面を確保するには、袖を適切な長さにする他にも考慮すべき点があります。

例えば、裁縫のほつれです。

慣れない裁縫を自分で行い、袖詰めした部分がほつれることにより、事故に繋がるリスクがあります。

仕上がり

袖詰めは細かな作業が必要であり、生地やデザインに合わせて緻密な調整を行います。

洋服のリフォームやお直しを専門に行う業者は、洋裁や仕立てに関する専門知識と豊富な経験を持っています。

専門家が行うことできれいで自然な仕上がりが期待できます。

複雑な作業への対応

作業着には様々なデザインや素材があり、袖詰めが難しい場合もあります。

業者は複雑な作業にも対応し、最適な方法を提供します。

特に特殊な素材やデザインの作業着には、専門家のアドバイスやテクニックが不可欠です。

失敗のリスク

自分で袖詰めを行う際には、失敗のリスクがあります。

誤った切り取りや縫い目の問題が発生する可能性があり、作業着を台無しにしてしまうこともあります。

業者に依頼すれば、専門家が責任をもって作業を行ってくれるので、失敗のリスクを軽減できるでしょう。

作業着の袖詰めをしてくれる業者

作業着の袖詰めを行ってくれる業者について確認しましょう。

主に以下3つの選択肢があります。

購入先

作業着を購入した店舗やブランド自体が、袖詰めのサービスを提供していることがあります。

購入先で直接相談してみると、手軽に袖詰めを依頼できるかもしれません。

洋服リフォーム・お直し業者

洋服のリフォームやお直しを専門に行う業者は、作業着の袖詰めも行っています。

専門の職人が調整し、高品質な仕上がりを提供してくれます。

口コミや評価を確認して信頼性の高い業者を選びましょう。

洋裁店

地域にある洋裁店も、作業着の袖詰めを受け付けていることがあります。

専門知識を持つ職人が手作業で調整し、オーダーメイドのような仕上がりを提供してくれます。

地域に根ざしている店舗であれば、他の作業着の調整を再び依頼するときにもスムーズです。

個別の相談やアドバイスも受けられるかもしれません。

自分で作業着の袖詰めをする方法

自分で作業着の袖詰めをする方法を紹介します。

シャツと、ジャケット・ジャンパーに分けて説明していきます。
ただし、専門業者に依頼することが最善の選択です。

自分で袖詰めをする際には、自己責任で行ってください。

ジャケット・シャツの袖詰め方法

ジャケット・シャツの袖詰め方法を紹介します。

①必要な道具の準備

まずは以下の道具を用意してください。

  • ①ミシンor縫い針
  • ②糸
  • ③裁ち鋏
  • ④糸切り鋏
  • ⑤メジャーや定規
  • ⑥リッパー
  • ⑦チャコペン
  • ⑧待ち針

道具が準備できたら、以下の手順で行いましょう。

②ボタンホールの確認

シャツの剣ボロ(ボタンを留める部分)にボタンホールがある場合、袖詰め可能なものかを確認する必要があります。

今回紹介する方法に対応しているのは、ボタンホールが縦向きの場合です。

ボタンホールが横向きの場合は、対応しておらず、剣ボロの移動ができないため注意してください。

③カフスを外す

カフスを取り外します。

リッパーで丁寧に縫製を解いていきましょう。

④剣ボロ・下ボロを外す

袖口にある剣ボロ・下ボロを外します。

リッパーで縫製を解いていきます。

⑤袖の長さを計測

袖の長さを正確に計測しましょう。

袖詰めが必要な長さを把握します。

チャコペンで印をつけておき、カットで失敗しないようにしましょう。

⑥袖をカット

袖を計測した長さに合わせてカットします。

剣ボロのカットも剣ボロの長さに合わせて入れていきましょう。

⑦下ボロ・剣ボロを縫う

下ボロから縫っていきます。

下ボロ・剣ボロを縫う時に、元々の剣ボロのカットを覆い隠すようにするときれいに仕上がります。

待ち針を使って仮留めしてから縫うと、失敗のリスクを軽減できるでしょう。

⑧カフスを縫う

カフスを縫い合わせて袖を仕上げます。

袖口にプリーツがあった場合には、アイロンなどでプリーツを作ってから縫い直すと再現度が高くなります。

ボタンホールの位置を考慮しながらしっかりと縫いましょう。

カットなし・修復可能な袖詰め方法

レンタルの作業着などは、交換や退職の際に返品しなくてはならない場合もあり、手軽にカットはできないですよね。

カットなしで修復可能な袖詰め方法を紹介します。

以下の手順を参考にしてください。

①上司に確認

作業着がレンタルや会社提供のものである場合、上司に袖詰めの許可と指示を確認しましょう。

裁縫前に確認し、トラブルを防ぎましょう。

②必要な道具の準備

まずは以下の道具を用意してください。

  • ①ミシンor縫い針or裁縫用両面テープ
  • ②糸
  • ③糸切り鋏
  • ④メジャーや定規
  • ⑤チャコペン
  • ⑥待ち針

③袖の長さの計測

袖の長さを正確に計測しましょう。

袖詰めが必要な長さを把握します。

後の裁縫でずれが生じないよう、詰める長さに、チャコペンで印をつけておきます。

④袖を仮留めする

計測した袖の長さに合わせて、待ち針で袖を仮留めします。

袖を内側に折りたたんで、袖の長さを調整しましょう。

アイロンを使って、しっかり折り目をつけておくと、後の裁縫がスムーズになりますよ。

⑤縫う、またはテープで留める

袖を仮留めしたら、ミシンや縫い針を使って袖を縫います。

袖の内側に沿って縫い進めます。

糸の色を作業着に合わせると、目立たないように仕上がるのでおすすめです。

ミシンがない場合や修復時の針穴が気になる場合は、裁縫用の両面テープで留めると良いです。

⑥余分な生地を袖に沿って縫い付ける

余分な生地を袖に沿って縫い付け、仕上げます。

一手間かかりますが、着心地を左右する重要な工程です。

袖の内側にぴったりと沿わせて縫い付けましょう。

針を使わない場合には、裁縫用両面テープで貼り付けます。

作業着の袖詰めは自分でもできるが、業者に依頼が基本

作業着の袖詰めは、専門業者に依頼することで失敗なく上質な仕上がりになります。

今回は、自分でできる手軽な裁縫の方法も紹介しました。

あくまでもおすすめは、専門業者に依頼することなので、自分で袖詰めをする際には自己責任で行ってください。

手順をしっかり把握し、作業を行う際は慎重に取り組みましょう。

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