水冷服は、ファン付き作業着(空調服)が利用できないシーンでも着用可能です。

これまでファン付き作業着を着れない環境下で作業していた人にとって、欠かせないアイテムになるでしょう。

ただ、水冷服は販売されたばかりで謎が多いため、どんな特徴があるのかが気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、水冷服の着用メリットデメリットを解説します。

リーズナブルな価格で購入できるおすすめの水冷服も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

水冷服とは

水冷服は、電動ポンプを使用して、凍らせたペットボトルや氷でキンキンに冷えた水を体中に循環させるアイテムです。

冷たい物質で直接体を冷やせるため、外気温からマイナス5〜15℃と革命的な冷却効果を発揮します。

熱中症や暑さによる疲労感を軽減して業務効率の低下を防げるため、暑い環境での作業やアウトドア活動で快適さを追求する人におすすめです。

実際に水冷服を試用した人は、単なる「涼しい」という感覚を超えて「冷たい」と感想を述べています。高温環境での作業やアウトドアアクティビティの熱中症対策において、今後欠かせないアイテムになるといえるでしょう。

着用方法・使い方

  1. 背中のタンクに約150ミリリットルの冷水を注ぐ
  2. 凍ったペットボトルや氷を背中のタンクに補充してしっかり蓋を閉める
  3. 体にフィットするようにバックルで固定して着用する

準備ができたら、バッテリーの電源を入れると水冷服が作動します。

すぐに水冷服の内部で氷で冷やされた水が循環し、体を涼しく保つことが可能です。

水冷服の着用メリット

ここからは、水冷服のメリットとして、

  • 環境を問わず涼しく過ごせる
  • 軽くて疲れにくい

の2点を紹介します。

以下、それぞれ具体的に解説します。

環境を問わず涼しく過ごせる

水冷服は、環境を問わず体温の上昇を防いで快適に過ごせます。

ファンによって火の粉や粉塵を吸い込む心配がないため、ファン付き作業着(空調服)が使用できない塗装業・内装業・工場・食品工場・溶接などの業種でも問題なく着用できます。

また、ファン付き作業着(空調服)は外気温に左右され、30度を超えると効果が薄れることがありますが、水冷服は外気温に左右されることなく涼しさを一定に保つことが可能です。

水冷服は水と氷があれば使用できるため、コンビニやスーパーで手に入ります。どこでも簡単に熱中症対策ができて便利です。

軽くて疲れにくい

水冷服は、ファン付き作業着(空調服)のように重たいファンや容量の大きいバッテリーが不要なため、軽くて疲れにくい点もメリットです。

ファンの音が全くしないため、静かな場所でも耳障りにならず快適に利用できます。

また、水冷服は体にフィットさせて使用するため、ファン付き作業着(空調服)のように膨張しない点も魅力です。

自然な動きができるため、快適に長時間の作業やアクティビティを行いたい人に適しています。

水冷服の注意点・着用デメリット

ただ、水冷服には注意点・デメリットも存在します。

ここからは、水冷服の注意点・着用デメリットとして、

  • 持続時間が2〜3時間程度と短い
  • 洗濯機で洗うことができない
  • 電源の水濡れに気をつける

を紹介します。以下、それぞれ具体的に解説します。

持続時間が2〜3時間程度と短い

水冷服を利用する際の注意点とデメリットとして、持続時間が2〜3時間程度と短いことが挙げられます。

なぜなら、水冷服の冷却効果は、氷が完全に溶け切ると失われてしまうからです。

一日着用し続けたい場合は、氷が溶ける度に新しい氷を追加する必要があるため、手間とコストがかかります。

持続時間が限られているので、長時間連続で行う必要がある作業やアクティビティには向きません。

洗濯機で洗うことができない

水冷服を利用する際の注意点・デメリットとして、洗濯機で洗うことができない点も挙げられます。

ほとんどの市販の水冷服は、バッテリーやケーブル、ポンプは取り外せてもベスト内部の冷却ホースは取り外せないからです。

そのため、水冷服を洗濯する場合は、手洗いが求められます。

また、水冷服は乾燥機を使用することもできないので、自然乾燥が必要です。洗濯にも乾燥にも時間がかかることは理解しておきましょう。

電源の水濡れに気をつける

水冷服を着用する際は、電源の水濡れにも気をつける必要があります。

激しい動きやチューブの接続が不適切な場合など、水冷服のチューブの接続部分から水漏れが発生する可能性があるからです。

水冷服のバッテリーが水没して故障する危険性があるため、必ず漏れがないかチェックしてから使用しましょう。

また、水冷服は水濡れがNGとされる場所での作業には向いていません。

特に精密機械が存在する場所などでは、万が一の事態を想定して水冷服の使用は避けることをおすすめします。

水冷服とファン付き作業着(空調服)の比較

外気温の影響 危険場所での作業 利用コスト 利用時間
水冷服 受ける 可能 電気代+氷・水代 2〜3時間
ファン付き作業着 受けない 不可能 電気代のみ 7〜8時間

水冷服は外気温にあまり左右されず、高温な環境でも冷涼感を維持できます。

外気を取り込まないため、火の粉・粉塵・薬品を取り込むリスクが軽減され、空調服が使用できない場所でも使用可能です。

ただ、1日中使用するためには氷の追加が必要で、氷を持ち込めない場合はコストと手間がかかります。

一方、ファン付き作業着(空調服)はバッテリー充電の電気代のみで、長時間連続使用も可能です。

空調服と併用することで冷涼感アップ

水冷服は、ファン付き作業着(空調服)を併用することで、冷涼感を最大限にアップできます。

水冷服をインナーとして着用し、その上からファン付き作業着(空調服)を着用することで、空調服のデメリットを補って炎天下でも快適に過ごせるでしょう。

ただ、ファン付き作業着(空調服)が外部の空気を取り込むため、水冷服・水冷ベストの氷の溶けるスピードが早くなりやすい点には注意が必要です。

また、併用するには水冷服とファン付き作業着(空調服)の2つを購入する必要があり、約5万円程度のコストがかかります。

しかし、これらのデメリットを加味しても併用した際の涼しさと快適さは十分価値があるので、ぜひ試してみてください。

おすすめの水冷服・水冷ベスト

人気の水冷服を探しているなら、「ジーベック33000」がおすすめです。専用バッテリーと充電コードがセットになっているので、購入後すぐに使用できます。

特に嬉しいのは、フロント部分のバックルが上下に調整できる点です。着用時の締め付け加減を自分の好みに合わせて調整できます。

さらに、外部コントローラーが搭載されており、バッテリーを収納したままでも操作が可能です。機能性と利便性を兼ね備えているので、快適な環境を実現できるでしょう。

涼しくて快適な作業着を探すならユニフォームタウン

今回は、夏場に快適な作業着として水冷服を紹介しました。ファン付き作業着(空調服)を使えない環境で作業していた人にとっては、今後欠かせないアイテムになるでしょう。

水冷服は店舗で購入しようとすると価格が高くて気軽に入手しにくいですが、作業着専門ネット通販なら、水冷服を店舗よりもお得に入手できる可能性があります。

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水冷服のほかにも、涼しくて快適な作業着がお得に購入できるので、この機会に欲しかったアイテムを一式揃えてみてはいかがでしょうか。

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