雨天時の屋外作業で活躍する作業着用の合羽(カッパ)。これがないと梅雨や寒さの厳しい冬を乗り越えるのも大変です。

作業着がびしょびしょになると体温が低下し体調を崩してしまいがち…。作業効率も著しく低下してしまうので、屋外での作業がある方は是非とも合羽を持っておきましょう。

ただし、作業着用の合羽は防水性能に応じて価格帯がガラリと変わります。そこで今回は、自分の利用目的に応じて最適な商品選びができるように、適切な作業着用合羽選びのポイントを解説していきます。

作業着用の合羽(カッパ)の種類

作業着用の合羽(カッパ)は大きく3つの種類に分類されます。具体的には下記の通り。

  • オーソドックスな作業用合羽
  • 性能重視のレインウェア
  • プロ仕様の防寒防水ジャケット

作業用合羽では性能が物足りないと感じるのであれば、必要に応じて高機能な商品を選ぶといいですね。その分価格帯も高くなりますが、防水・撥水性能がグンと上がるので満足度も違うはず。

着たままでも動きやすい作業用合羽

作業用として使う合羽はストレッチ性とリーズナブルな価格を考慮し、作業用合羽が一般的です。そこまでハードな環境で利用するわけではなく、雨対策として使いたいのであれば十分でしょう。

特にハードな動きが多い建設現場などでは、身軽に動ける合羽の方が作業効率を落とす心配もありません。ごわごわした合羽だと動きにくいので注意しましょう。

細身でスタイリッシュなデザインが多く、作業用合羽だけでなくアウトドア用品やイベント用のジャケットとしてもよく使われています。

透湿性能に優れた蒸れにくいレインウェア

透湿性能とは、蒸れにくいかどうかを意味します。合羽で重視すべきは防水性と透湿性なのです。

透湿性とは蒸気を外に逃す力のことで、これが高いと合羽の中の蒸気を外に逃して蒸れにくくしてくれるのです。湿気を中に閉じ込めてしまうと、少し動いただけで汗だくになるので重視したいポイントです。

ハードな環境にも耐えられる防寒防水ジャケット

合羽と言えばやはり防水性・耐水性を重視したいです。肝心な要素である「水をどれだけ弾けるのか」は、指標とすべきなのが耐水圧です。

合羽の耐水圧が300mm程度であれば、小雨には耐えれるくらいの性能です。その10倍の3000mm程度あれば、屋外作業に問題ない水準です。ただし、長時間利用するとなるともう少し耐水圧が強いものがいいですね。

ハードな環境での利用を想定した防寒防水ジャケットは、合羽として着用することで雨対策にもなり、高いパフォーマンスを発揮します。

作業着合羽を選ぶ上で知っておきたいポイント

実際に作業着用の合羽を選ぶ場合に大事なポイントが、どの性能を重視するのかという点です。

  • 防水性能
  • 透湿性能
  • ストレッチ性
  • 視認性

以下、それぞれを詳しく解説していきます。

耐水圧・防水性能を確認しておく

長時間激しい雨に耐えられるような防水性を求める場合、耐水圧を重視しましょう。具体的には、耐水圧5,000〜10,000mmもあれば、作業時に困ることはないでしょう。

雪山の登山など、ハードな環境であればゴアテックス素材が最も耐水圧に優れます。20,000mmほどの耐水圧を誇るので、よほどのことがない限りは中の衣類に染み込みません。

透湿性能が高いと蒸れにくくて快適

あまり馴染みがない指標なのでピンとこないかもしれませんが、簡単に説明すると下記の基準を参考にしていただきたいです。

(1時間あたりの透湿度)
大人の安静時:約50g
軽い運動:約500g
激しい運動:約1,000g

軽い運動をすると汗で体が蒸れると思いますが、透湿度で表すと500gという数値になります。透湿性が5000g/㎡以上あればかなりの効果を実感できるでしょう。

さらに詳しく知りたい方はこちらを参照ください。

用語集:透湿性とは

ストレッチ性が高い合羽だと動きやすい

運動性を重視して、最低限の機能を備えた作業用合羽を選ぶのもおすすめです。膝や肘など破損しやすい部分だけ補強されているものもあり、仕事で動き回ることを想定して設計されているので、長持ちしやすいです。

ジャケット感覚で脱ぎ着できたり、普段の作業着の上から羽織ったりと、汎用性も高いので1着だけでも持っておくと便利です。デザインもスタイリッシュなものが増えてきています。

夜間での着用なら視認性を重視

夜間の作業では視認性の高さも必要不可欠です。雨天時は特に見通しが悪いため、反射材がついた商品を選びましょう。

全身に満遍なく反射材がついた商品でないと、角度的に見えない部分があると意味がないので要注意です。

さらに詳しく知りたい方はこちらを参照ください。

用語集:反射テープとは

おすすめの作業着合羽・レインウェア

ここからは上記で紹介した種類別に、おすすめの作業着合羽・レインウェアを紹介していきます。

作業用合羽の人気商品

作業用合羽はコスパ重視で、手軽に雨対策ができるのが最大の魅力です。持っておいて損はない商品なので、これを機にチェックしてみましょう。

KM1222 カジメイク ポケットコート

普段の作業着の上から羽織るビニールタイプの合羽です。280円というお手頃価格なのは嬉しいポイント。

カジメイク 高強力仕事合羽

細部にこだわった耐久性の強い合羽

カジメイク 高強力仕事合羽
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カジメイクの高い耐久性を誇るレインウェアです。肩や肘、膝を補強して破れにくくしているので、建設現場などでも耐えられる丈夫な設計となっています。ナイロン100%の素材でシワになりにくく、洗いやすいのでメンテナンスも非常に楽な商品です。

AZ56301 アイトス ディアプレックス 全天候型ジャケット

ディアプレックスのレインウェアです。環境温度適応機能素材という防水性と透湿性に優れた素材を使っているので、雨でも快適な着心地を実現。反射材も使用しているので視認性も抜群です。

蒸れにくいレインウェアの人気商品

2271 カジメイク Air-one快適ヤッケ(ベンチレーション付き)

カジメイクのレインウェアです。ベンチレーションといって、服の内側が蒸れるのを防ぎ、熱と湿気を外に逃がすための工夫が両脇に備わっています。フロントポケットもあるので収納力も問題ありませんね。

7540 カジメイク アドベントレインスーツ(上下セット)

こちらはカジメイクの上下レインスーツセットです。耐水と防水性に優れた商品で、蒸れを逃がす背面ベンチレーションがついています。取り外し可能なフード付きで用途に応じて使い分けも可能。

7570 カジメイク ストレッチシールドレインジャケット(男女兼用)

カジメイクのストレッチレインジャケットです。ウェア内の湿気を逃がしてドライ感を持続させてくれる作りになっており、快適に過ごせるおすすめの作業着合羽です。デザインもおしゃれなので日常利用もできそうですね。

防寒防水ジャケットの人気商品

ここからは合羽というよりもジャケット・ブルゾンになりますが、性能や利用目的は合致するので、本格的に雨や防寒対策をしたい場合は検討してみましょう。

2803 桑和 防水防寒ブルゾン

アルミメッシュで高い保温性をキープ!

桑和 防水防寒ブルゾン
≫ 「桑和 防水防寒ブルゾン」の詳細はコチラ

桑和の防水・防寒ブルゾンは、耐水圧3,000mmという高い防水機能を備えているため、長時間屋外での着用にも問題なく耐えられる強い設計となっております。

撥水加工で冷気を弾きつつ、アルミメッシュで熱を逃さない保温性の高さも特徴的。

18226 TS DESIGN メガヒート 防水防寒ジャケット(男女兼用)

TS DESIGNのメガヒート防水防寒ジャケットです。生地が三重構造となっており、保温性と撥水性に加え、体の熱を反射させて吸湿するハイブリッド素材が使用されています。デザインも男女兼用でスタイリッシュなので、アウトドアでの利用にも最適ですね。

作業用合羽で雨天時の仕事も快適に!

以上が作業着用合羽の選び方とおすすめ商品でした。
雨天時の対策ができていれば、作業効率を落とすことなく業務をこなせるので、自分の利用スタイルにあった商品選びをして、最高の商品を見つけていただきたいです。雨の日の憂鬱さも少しは晴れるのではないでしょうか。

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