退職することが決まり、会社から借りている作業着や制服の返却方法について悩まれる方がたくさんいらっしゃいます。

今回は退職時の作業着の返却について詳しく紹介させていただきます。

このページでは一般的な方法をご紹介させていただきますが、会社により返却方法が細かく指定されている場合もありますので、退職が決まったら必ず確認をするようにしましょう。

作業着の返却は必要?

結論からお話すると、退職をする際には作業着の返却は必須です。

作業着に限らずパソコン・社用携帯・カードキーなど、会社から貸与を受けているものはすべて返却をする必要があります。

貸与物の返却は、後々犯罪に使用されたり、悪用されることを防ぐという意味合いもあります。

退職の理由は様々ですので、中には気まずくて返しに行きたくないという方もいると思いますが、返却をしないことで損害賠償や罰金を徴収される可能性がありますので、貸与物は必ずすべて返却しましょう。

作業着の返却方法

クリーニング後返却

クリーニング後返却

返却方法について特に指示がなければ、クリーニングをしてから返却をするのが一般的です。

クリーニング後返却という内容は契約書に書いていないと不満を持たれる方もいますが、あくまで会社から借りている作業着ですので、返却時には綺麗にして返すのがマナーと言えるでしょう。

クリーニング後についてくる袋やハンガー・タグは、そのままの状態で返却して大丈夫です。

また、クリーニング代金は基本的には自己負担の場合が多いですが、貸与品の返却方法を確認する際に、クリーニング代についても確認しておきましょう。

自宅で洗濯後返却

会社から自宅で洗濯をしてから返却するよう指示があれば、クリーニングではなく洗濯で問題ありません。

せっかく洗濯をしても、シワシワのままだと清潔感がないので、アイロンがけは必要に応じてするようにしましょう。

返却時に関わらず作業着の洗濯は、洗濯表示をしっかり確認した上で適切な方法で洗濯をしないと生地の傷みや縮みの原因になるので、注意が必要です。

クリーニング・洗濯はせず、そのまま返却

クリーニングや破棄の対応を会社側が行う場合もあり、特に何もせずそのまま返却するように指示されたら、それに従いそのまま返却しましょう。

返却日や返却場所を事前に確認して、そのとおりに対応すれば大丈夫です。

郵送での返却はあり?

会社の規定に則って退職交渉を行い、退職日当日までに順を追って必要な対応をしていく方が大部分だと思います。

ですが、会社とのトラブルで急に退職となった場合や、退職前に転居が必要になった場合、直接作業着を返却することが難しいこともあります。

会社と揉めたなど理由はあっても、貸与物の返却は必須ですので、直接の返却が難しい場合は郵送での返却も可能です。

郵送であっても返却時の最低限のマナーとして、作業着はクリーニングに出し、添え状を同封しましょう。

貸与物の返却が遅れてしまうと、新たなトラブルに発展しかねませんので、すみやかに対応し、会社側から追加で指示があれば最後まで丁寧に対応することが重要です。

貸与された作業着は会社の所有物

貸与物はすべて会社の所有物であるということを忘れてはいけません。

貸与された作業着は、正しく管理をし丁寧に扱い、退職時にはクリーニングに出して綺麗な状態で返却をするのが一般的です。

退職理由により直接の返却がどうしても難しい場合は、郵送であっても必ず返却しましょう。