ジップアップ作業着は、機能性・着こなしの側面から多くのワーカーに親しまれています。

ファスナーの有無は作業着選びにおいて、作業効率に影響を与える重要な要素です。

「別にどっちでもいい」と考える人も、これを機にメリット・デメリットを比較して自分に合うタイプを見つけてみてはどうでしょうか。

記事の後半ではおすすめのジップアップ作業着を紹介するので、最後まで読んでみてくださいね。

ジップアップとは

ジップアップとは服の前立てをファスナーで開閉できる衣服のことです。

主にジャケットやパーカーで取り入れられていて、ファスナーがついていないプルオーバー、短いファスナーがついたハーフジップと比較されることが多いです。

ファスナーがあることで、着替えやすさやインナーと組み合わせて着こなせるなどのメリットがあります。

ジップアップ作業着のメリット

ジップアップの作業着には下記のようなメリットがあります。

  • 着替えが簡単
  • 通年使いまわせる
  • 静電気を抑える

以下、それぞれ詳しく説明していきます。

着替えが簡単

プルオーバーやハーフジップと比べると、ジップアップは前開きなので肩を通すだけで着替えられるというメリットがあります。

加えて、ジップアップは髪型が崩れる心配やヘルメット等を外す必要がないというのも大きな利点です。

忙しい現場や着替えが多い職種ではジップアップの方が快適だと感じる人も多いでしょう。

体温調節がしやすく通年使える

ジップアップは体温調節がしやすいため、生地や着こなしにもよりますが通年使えるという汎用性の高さがあります。

暑い時はファスナーを開けて通気性を確保し、冷えてきたら閉めて保温性を確保する、といった柔軟な着こなしで適切な体温調節ができます。

体を動かして温かくなったらすぐに脱げるのもジップアップの魅力でしょう。

静電気を抑える

乾燥しやすい冬の季節は静電気に悩まされます。特に仕事で長時間身につける作業着は静電気対策が欠かせません。

プルオーバーは衣服の中に静電気を溜め込み続けますが、ジップアップは密閉しにくい構造なので、こまめに静電気を放出してくれます。

ジップアップ作業着のデメリット

プルオーバーやハーフジップの作業着と比べて、ジップアップのデメリットと言えるのは下記の通りです。

  • ファスナーが壊れてしまう可能性
  • 着こなしに注意が必要

以下、それぞれ詳しく説明していきます。

ファスナーが壊れる可能性がある

これはハーフジップにも言えることですが、ファスナーが付いている以上、破損リスクがつきまといます。

またジップアップは前開きになっている分、ハーフジップよりも破損時の被害は大きくなります。

ファスナーが故障した際は修理するか新たに買い換える必要があります。ただし、簡単な修理であればペンチ等の工具で対応が可能なので、まずは修理できないか試してみましょう。

特に多い破損はエレメントが歪むことで、スライダーが上手く上下できない故障です。この場合はペンチで歪んでいる箇所を整えると解消されることが多いです。

着こなしに注意が必要

ジップアップはプルオーバーと違ってインナーが見えるため、トップスの組み合わせにも気を付けなければいけません。

下に着るのが汚れてもいい衣服なのか、配色が変じゃないかなど、プルオーバーにはない注意点が生まれます。

加えて、ジップアップはカッチリした印象を与えます。作業着として着るにはいいですが、普段着だとややカジュアルさに欠けるでしょう。

ジップアップ作業着の種類

具体的にジップアップの作業着にはどんな商品があるのか、タイプ別に見ていきます。

パーカー

パーカーはジップアップの定番アイテムです。プルオーバーかジップアップの2種類に分かれ、どちらも長所・短所があるので使い分けたいところ。

パーカー自体カジュアルな服装なので、プルオーバーの方が主流ではあるものの、作業着ではカッチリした印象のジップアップが機能性・デザインともに適しています

プリントスターの「00217-MLZ」は軽くて通年着まわせるジップアップパーカーなので、1着持っておくだけで重宝する存在です。

ジャケット

ジャケットの多くがジップアップを採用しており、作業着でも見慣れた服装ではないでしょうか。

作業着のジャケットは普段着のようなカジュアルデザインが主流なので、インナーやコンプレッションとの組み合わせを楽しむのもおすすめです。

アイトスの「AZ64201」はストレッチ素材を使用した動きやすい生地が特徴的です。着こなしやすいシンプルなデザインで、インナーやボトムスを選びません。

インナー

アウターのみではなく、インナーにもジップアップタイプの商品があります。ファスナーがあるためインナー感がない分、1枚で着ても違和感を覚えません。

暑がりの人や着替えが多い現場で重宝するアイテムです。

ジーベックの「33901」は裏起毛生地で高い保温性が特徴的なインナー。ファスナーガードがついているので邪魔にならない工夫が施されています。

ジップアップは色んなトップスで採用されている

以上がジップアップの作業着におけるメリット・デメリットでした。

作業着ではジップアップがアウター・インナー問わず、幅広く採用されているのが分かります。

まだまだジップアップの作業着はたくさんあるので、興味がある人は専門のネット通販をチェックしてみてください。

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