事務仕事では、仕事着としての事務服が求められますが、中には新しいスタイルを取り入れたいと考える方もいるでしょう。
今回は、事務服スカートにレギンスを合わせるメリットやデメリットについて解説します。
また、タイツやストッキングとの違いを表を用いて比較していきます。
このページの目次
事務服スカートにレギンスを合わせても良い?
事務服スカートにレギンスを合わせることは、タイツやストッキングに比べてメジャーではありません。
レギンスは快適な着心地なので、オフィススタイルに取り入れたいと考えている人もいるでしょう。
一方、タイツやストッキングと比べると、カジュアルな印象があります。
ルール上、許可している職場もあれば、不可としている職場もあるでしょう。
レギンスを合わせても良いかは、所属する職場に確認が必要です。
レギンスを合わせるメリット
レギンスの魅力はなんといっても、履き心地の快適さです。
レギンスを事務服スカートに合わせるメリットを紹介します。
暖かさ
レギンスは、ストッキングに比べて厚手であり、靴下に比べてカバー範囲が広いです。
寒い季節や冷房の効いたオフィス環境でも足元を暖かく保てます。
さらに、冬場は厚手の靴下と組み合わせることで、さらに暖かく着用できます。
体を冷えから守ることで、長時間の仕事にも集中しやすくなるでしょう。
足先の快適さ
レギンスは通常、足先を露出させるデザインが一般的です。
足先をカバーしないだけで、着用時の快適さが増します。
まず、通気性が向上します。指先が開放されることで、蒸れや湿気の軽減が期待でき、長時間の使用でも快適な状態を維持しやすいです。
また、爪の健康にも役立ちます。例えば、巻き爪の人は、靴下やストッキングによる爪の圧迫で痛みが出ることもあります。
足先が開いていれば、圧迫感から解放され、楽に過ごせる人もいるでしょう。
さらに、季節や気温の変化にも柔軟に対応できます。
寒い季節には暖かい靴下との組み合わせで足元を守り、暑い季節には足先が開いていることで涼しく着用できます。
着圧できる商品もある
一部のレギンスには、着圧できる商品もあります。
長時間のデスクワークでは、同じ姿勢でいることも多く、夕方には足がむくんできますよね。
特に、靴下のゴム部分は一箇所に圧がかかるので、脱いでみたら痕が残ってたなんて経験はありませんか。
着圧効果のあるレギンスを履いていれば、足のむくみを軽減してくれるので快適に過ごせるでしょう。
丈夫
レギンスは、ストッキングやタイツよりも厚手のものが多いです。
ストッキングを履く際に爪をひっかけたり、洗濯でネットに入れ忘れたりして破いてしまう心配がありますよね。
厚手のレギンスであれば、多少ひっかけたくらいでは破れません。
丈夫なので、更衣時のストレスから解放されるでしょう。
レギンスを合わせるデメリット
快適な着用感のレギンスですが、事務服に合わせるにはいくつかの注意点があります。
主なデメリットは、ルックス面です。
レギンスを合わせるデメリットについて解説していきます。
職場によっては禁止されている
一部の職場では服装のルールが厳しく、レギンスの着用が禁止されていることがあります。
中には、ストッキングのカラーや靴下の長さまで厳密に決められているところもあります。
レギンスを合わせる場合には、所属する職場のルールを確認することが重要です。
ダサいと思う人もいる
ファッションへの感性は人それぞれです。
レギンスは、ストッキングやタイツに比べて事務服に合わせるのは一般的ではありません。
中には、レギンスの組み合わせはダサいと感じる人もいるでしょう。
同僚や上司の意見を踏まえつつ、職場にふさわしいデザインを選ぶことが大切です。
フォーマルな印象ではなくなる
レギンスは、ストッキングやタイツに比べて、カジュアルな印象があります。
職場によっては、オフィスカジュアルを取り入れているところもありますが、ビジネスシーンでは過度にカジュアルな装いは好まれません。
フォーマルさを重視する職場では、着用を控えた方が良いでしょう。
フォーマルな印象をなるべく維持したい場合は、派手なデザインや色は避け、シンプルで控えめなものを選ぶのがおすすめです。
オフィスカジュアルについて詳しい内容が知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
事務服スカートに合わせるもの
事務服スカートに合わせるものとして、ストッキングやタイツ、靴下、そして今回の主役であるレギンスがあります。
それぞれのフォーマル感や快適さ、暖かさ、涼しさについて比較してみました。
フォーマル感 | 快適さ | 暖かさ | 涼しさ | |
ストッキング | ◎ | △ | △ | ◯ |
タイツ | ◯ | ◯ | ◎ | △ |
靴下 | ◯ | △ | △ | ◎ |
レギンス | △ | ◎ | ◎ | ◯ |
表を参考に、アイテムごとの特長を生かして、職場の環境や季節に応じて使い分けて、快適さとおしゃれさを両立させましょう。
ストッキング
ストッキングは、フォーマル感を演出する点でビジネスシーンにぴったりです。
薄手の素材が足元をスッキリと見せ、シルエットを美しく引き立てます。
通気性があり、涼しさも確保できますが、寒い季節には保温性に劣ることがあります。
また、薄手のものは繊細で傷つきやすいため、慎重な取り扱いが必要です。
タイツ
タイツは、ストッキングよりも厚手の素材でできており、フォーマル感と快適さを兼ね備えたアイテムです。
足元を保温し、寒い季節でも快適に過ごせます。
また、スカートとの相性も良く、より落ち着いた印象を与えます。
ただし、暖房の効いたオフィス内では暑く感じることがあるため、季節や環境に合わせた選択が重要です。
足先の蒸れやすさもあるので、冬場や寒い環境下のみに着用するのがおすすめです。
靴下(ハイソックス)
靴下は、長さによっては、暖かさ、涼しさをアップさせられるアイテムです。
タイツなどに比べて足のカバー範囲が狭いので、夏は涼しく着用できます。
ハイソックスならば、比較的保温性が高く、寒い季節にも重宝します。
以下の記事では、事務服に合わせる靴下について、詳しく解説しています。ぜひ合わせてチェックしてくださいね。
レギンス
レギンスは、快適性に優れたアイテムです。
足先がフリーになるので蒸れや圧迫感から解放され、着圧できるものを選べばむくみも軽減できます。
また、厚みにより暖かさ、涼しさを調整できます。
ストッキングなどと比較し、丈夫であるため、更衣やお手入れも簡単です。
一方で、カジュアルな印象があるため、フォーマル感は他のアイテムに比べて劣るところがデメリットです。
デザインに注意が必要であり、職場の雰囲気に合わせたものを選びましょう。
事務服スカートにレギンスを合わせる時は職場に確認を
レギンスは、お手入れや更衣も楽で、季節を問わず快適な着用感が得られるアイテムです。
ただし、事務服スカートに合わせる際には、まず職場の服装のルールを確認することが大切です。
禁止されていない場合でも、控えめな色やデザインのアイテムを選ぶことで、ビジネスシーンに馴染むスタイルを実現できます。
職場のルールを守りながら、快適でおしゃれな仕事スタイルを目指しましょう。