皆さんは「スーツに見える作業着」をご存知でしょうか?実は今、スーツのようなデザインでありながら、機能や着心地は作業着の品質を保つハイブリッドなウェアが大ヒットしました。
スーツのようなスタイリッシュさが欲しかった人や、スーツはメンテナンスが大変でカジュアルさが欲しかった人にとって、まさに欲しかった中間的な位置付けの商品なのです。
そこで今回は、スーツ型作業着について詳しく解説していきます。
このページの目次
スーツに見える作業着ってなに?
スーツに見える作業着とは、水道メンテナンスを行う会社である、株式会社オアシススタイルウェアの『ワークウェアスーツ』のことです。
この商品の起源は取引先企業から、「高級マンションの管理人が着用する制服として、スーツ型の作業着を採用したい」という要望から始まりました。
今では水道工事の業務に加え、自社で開発したワークウェアスーツを中心とするアパレル事業を行なっています。
スーツ型作業着の特徴
スーツ型作業着である「ワークウェアスーツ」は、スーツのようなビジュアルでありながら、体力仕事を快適に行えるストレッチ性と耐久性に優れているのが特徴です。
スタイリッシュなデザインで作業着とは思えませんが、生地はとてもしなやかで水に強い撥水加工が施されています。丸めてコンパクトに畳むことで持ち運びも容易です。
撥水加工で水に強い素材
撥水加工とは水を弾いて染み込ませないための加工技術です。小雨程度なら傘がなくても作業着がびしょびしょになりません。
またワークウェアスーツは撥水だけでなく、速乾性と防水性にも優れています。濡れても乾きやすい生地なので、快適に作業することができるのです。
ストレッチ性に優れているので動きやすい
ワークウェアスーツは元々は水道工事の作業着に採用していた生地を使用しているので、ストレッチ性が高くて動きやすいのです。
形状記憶生地なので柔軟に伸び縮みし、使えば使うほど馴染むつくりとなっています。
洗濯しやすい素材でメンテナンスが楽
スーツであれば洗濯はクリーニングに出す必要があるため、メンテナンスの負担が大きいのに対し、ワークウェアスーツは自宅で簡単に洗濯が可能です。
ワークウェアスーツはあくまでも”作業着”であり、毎日洗って乾かせるような生地で作られています。水回りの現場作業員が使用することを想定しているので、汚れが落ちやすいのも特徴的でしょう。
水に強くて速乾性のある生地なので、ちょっと汚れたらすぐに洗濯機で洗って、2〜3時間程度乾かすことで汚れを落とせます。丸洗いも可能で、シワになりにくいのでアイロンがけも必要ありません。作業着のように毎日洗って使い回すことも容易にできるでしょう。
ポケットが大きい・収納力に優れる
作業着に欠かせない要素が収納力です。ポケットが多ければ、作業道具やペン、スマホなどの出し入れが楽になりますよね。
ワークウェアスーツはジップ付きの胸ファスナーやサイドポケットなど、合計7つのポケットがあるので収納力も問題ありません。また、スーツ型なので内ポケットがあるのも特徴的です。
スーツ型作業着が人気の理由
このワークウェアスーツは、2019年2月に売上高3億円を突破し、330社以上が制服として導入するというほどの大ヒットとなりました。なぜそこまでのヒット商品となったでしょうか。
その理由には、下記2点が大きく影響していると考えられます。
- ブルーカラーのイメージ刷新
- 制服としての着心地の良さ・機能性の高さ
ブルーカラーのイメージを刷新した
前述の通り、ワークウェアスーツは元々高級マンションの管理人が制服のイメージを変えるために開発されました。作業着ではそのマンションの雰囲気に合わないと多くの人に思われたことで、そのイメージを変えるような商品が必要だと、オアシススタイルウェアは考えたのです。
やはり作業着=仕事の服装であり、食事やデートに行く格好としては相応しくないというのが一般的なイメージですよね。しかし、作業着としての性能を備えつつ、デザインはスーツのようなスタイリッシュさで、『ブルーカラー=作業着』という常識を超えた制服になったのです。
中には農作業をワークウェアスーツを着たまま行う人もいます。体力仕事でもスーツを着て仕事をするという選択肢が生まれたというのは、社会的に大きなインパクトを与えました。
それだけでなく、ワークウェアスーツの導入によって、若手の採用が3倍に増える会社もあるなど、人事における効果も生まれています。新しい取り組みに柔軟な姿勢が、求職者のイメージ向上に貢献しているからでしょう。
ストレスを感じない着心地
あくまでも作業着なので、着心地や機能面を疎かにしては意味がありません。ワークウェアスーツは毎日洗濯して利用できる耐久性と、誰でもフィットするようなストレッチ性が最大の特徴なのです。
この機能面が評価され、本来はビジネススーツで仕事をしていた営業職の方もワークウェアスーツを着て外回りに行くなど、幅広い用途で採用される要因になりました。
スーツ型作業着の利用シーン
ワークウェアスーツの主な利用シーンは下記の通りです。
- 清掃業や管理人、ビルメンなどの労働者
- 営業・外回りなどのスーツで動き回る時
- ゴルフや釣りなどのアウトドア
330社以上の企業が導入しており、企業相手だけでなく、一般消費者向けにも販売しているので、制服から私服まで広く利用される作業着となりそうです。
ストレッチ性に優れたスーツ型作業着で効率アップ
以上がスーツ型作業着のワークウェアスーツについてでした。
まだまだ普及途中ではあるものの、制服として導入を検討する企業が多く、勢いがあるのは確かです。
お手軽にストレッチ性の高いスーツを着用できるので、様々な職種で活躍するでしょう。気になる方は下記公式HPを参照ください。