夏場の作業において熱中症対策は欠かせません。
今回は、作業着でできる熱中症対策と手軽に揃えられる熱中症対策グッズについて、ご紹介させていただきます。
- 作業時にできる熱中症対策を知りたい
- 作業時の暑さを少しでも軽減したい
- 熱中症対策ができる作業着を探している
このようなお悩みをお持ちの方はご参考にしてみてください。
このページの目次
熱中症対策で押さえておきたい機能性
通気性
通気性は、空気が布を通過する性質のことをいい、通気量は糸の太さや布の密度・厚みなどにより変わります。
通気性の良い作業着を着用することで、外気が布を通りやすくなり、涼しさを感じることができます。
逆に通気性の悪い作業着の場合、体の表面が汗でベタベタして不快な上に、熱が外に逃げないため、作業着内にこもってしまいます。
通気性のいい作業着は様々あり、生地自体に通気性が備わっているものや、メッシュ仕様のものがあります。
吸汗速乾性
吸汗速乾性は、汗や湿気を吸い取って、すばやく蒸発させてくれる機能のことをいいます。
この機能が備わっていることで、作業着内がさらっとして快適な状態を保つことができます。
吸汗性だけだと、汗を吸い込んだ作業着が湿ったままの状態になるため、吸汗性と速乾性双方が備わってることで、高い効果が期待できます。
接触冷感
接触冷感は、触れた部分が涼しく感じる性質のことを言います。
触れた部分の持つ熱が、瞬時に生地に移動することで、熱を奪われて涼しく感じるという仕組みです。
肌が触れる面積の大きいインナーや寝具にもよく使われています。
作業着でできる熱中症対策とおすすめの作業着
通気性に優れた作業着
通気性に優れた生地を使用しているため、夏場の着用でも風通しがよく、作業着内を涼しく保つことができます。
汗をかきやすい脇や襟の部分がメッシュ加工になっているため、気になる汗のニオイ対策もできます。
冷感ポロシャツ
ナイロン素材によるアイスタッチな接触冷感のポロシャツです。
汗のベタつきを抑える吸汗速乾性も備わっているため、快適な着心地を維持でき、紫外線から肌を守るUVカット機能もあるため、真夏でも安心して着用できます。
股部分には不快なニオイを抑える消臭テープもついています。
吸汗速乾ジャケット
日本製ドビークロスという接触冷感素材を使用することで、極限まで通気性を高めたジャケットです。
吸汗速乾性のある生地で、さらっとした肌表面を保つことができます。
脇部分には吸汗ニット素材が使われていて、ダイヤカット縫製で腕の上げ下げもスムーズに行えます。
同じ種類のパンツもあります。
-9度を実現できる空調服
裏面にアルミコーティングを施すことで、空気漏れを防止し、衣服内の温度マイナス9度の遮熱効果を確保できるファン付きの作業着です。
軽量でありながら耐久性にも優れているため、ハードな動きにも対応できます。
保冷剤を入れられるポケットもあり、機能性も抜群です。
接触冷感コンプレッション
接触冷感の夏に最適なインナーです。
ストレッチ性も抜群なので、体にフィットして動きやすい作りになっています。
両脇・両肩に消臭・抗菌テープがついているので、汗をかいたときの気になる臭い対策もできます。
接触冷感素材のアームカバー
冷感素材を使用しているので、ひんやりした感触が得られ、体温の上昇を抑えることができるアームカバーです。
汗をかいてもすぐに吸収し拡散してくれる吸汗速乾機能も備わっているため、ドライに保ち、快適な着心地を維持できます。
ピンポイントに冷やせるアイスベスト
長時間保冷効果が持続するアイスパックで、脇の下と背中の静脈をピンポイントに冷やすことができます。
体に合わせて前ベルトの長さを調整できるので、作業時に邪魔になることもありません。
アイスパックは脇部2カ所と背面2カ所に収納できます。
+αで用意しておくと便利なアイテム
タオル
体の汗は作業着の機能でカバーできますが、肌が露出している顔や首は自分で気をつけて汗を拭いてあげる必要があります。
そのため、タオルは必須アイテムで、汗を大量にかくようであれば、換えのタオルも用意しておくと安心です。
保冷剤・冷却パック
先に紹介したアイスベストを使用している場合、長時間の作業であれば換えの冷却パックを用意しておきましょう。
アイスベストを使用しない場合でも、休憩時に保冷剤で肌表面を冷やしてあげることができます。
水筒
水分補給は熱中症対策で非常に重要なポイントですが、ペットボトルに比べ水筒は冷たさを維持できるのでおすすめです。
ポータブル扇風機
首からぶら下げるタイプのものや、肩にかけるタイプのものなど、近年様々な種類のポータブル扇風機が発売されています。
直接風をあてることができるので、瞬時に涼しさを体感できます。
作業時の使用は邪魔になる可能性も高いので、休憩時に使用するなど使用タイミングには注意が必要です。
帽子
直射日光下での作業では日差しが防げるものがあるのとないのとでは、熱さの体感がかなり変わってきます。
作業内容により異なりますが、帽子の着用ができるようであれば、用意しておくといいでしょう。
塩分の取れるもの
体の塩分が不足しないよう、大量に汗をかいているときは、こまめに塩分を摂取する必要があります。
意識的に塩分を取れるように、飲み物と一緒に用意しておくと安心です。
熱中症対策グッズで暑い夏を快適に乗り切る
熱中症対策には、通気性・吸汗速乾・接触冷感の作業着がおすすめです。
作業着以外にも簡単に手に入るもので、持参すると役立つアイテムが色々ありますので、少しの工夫で快適さアップに繋げることができます。
暑い夏を快適に過ごせるよう、ご自身の作業環境・作業内容に合わせた熱中症対策に役立ててみてください。