炎天下で作業するときに、ヘルメットを被るとどうしても頭が蒸れてしまいますよね。
「軽くて涼しいヘルメット」を選べば、頭の蒸れを抑えることができます。
そこで今回は、涼しいヘルメットの特徴を紹介します。夏場の作業を快適に過ごすコツも紹介するので、最後まで読んでみてくださいね。
このページの目次
涼しいヘルメットの特徴
ヘルメットには様々な工夫が施されている商品があり、熱中症対策にもなるため、特殊な構造で涼しく過ごせるヘルメットがおすすめです。
具体的には、
- 通気孔が大きい(=通気性が良くて蒸れにくい)
- 遮熱剤が練りこまれている(=紫外線をカットする)
- 送風機が内蔵されている(=熱気をため込まない)
という特徴があります。
以下、それぞれ詳しく説明していきます。
通気孔が大きい
最もオーソドックスな暑さ対策として、ヘルメットの通気孔のサイズを大きくする(もしくは数を増やす)というのが挙げられます。
最も通気性が良いのは、前後左右に通気孔がついた「4方向タイプ」です。
ヘルメット内部の空気が循環しやすく、頭の蒸れや温度上昇を抑えるため、熱中症対策としても有効でしょう。
また、価格もそこまで高くはないので、初夏などのそこまで暑さが厳しくない時期であれば、非常に快適に過ごせます。
遮熱材が練りこまれている
遮熱ヘルメットは、紫外線をカットして内部の温度上昇を抑える効果があります。これにより、頭部が暑くなるのを防ぎ、熱中症対策が可能です。
近年では、ヘルメットの材質に遮熱剤が練りこまれており、体感温度は約14度も涼しく感じるとされています。
遮熱・断熱タイプのヘルメットは、表面に遮熱塗料を塗布して加工するのが一般的ですが、練り込みタイプはより高い遮熱効果が期待できるため、「遮熱材練り込みタイプ」がおすすめです。
送風機で熱気をため込まない
空調服のように、ヘルメットに送風機が内蔵されているタイプがあります。
内部で風が循環するため、汗が気化して涼しく感じるという仕組みです。
「重量が重くなる」・「価格が高い」・「ファンの回転音がする」などのデメリットはありますが、炎天下でも頭を涼しく保てるため、厳しい暑さを乗り切る際に有効です。
夏場のヘルメット選びのコツ
夏場の作業におけるヘルメット選びでは、
- 重量が軽い
- スチロールなしの内装構造
という2点を意識すると、失敗しにくいです。
以下、それぞれ詳しく説明していきます。
重量が軽いヘルメットを選ぶ
一般的な工業用ヘルメットの重量は、400gとされています。
安全性が最重要なので、軽ければいいという問題ではないですが、夏場は発汗による「蒸れ」と「体力消耗」により熱中症リスクが高まるため、なるべく軽いヘルメットが好ましいです。
衝撃吸収用のスチロールを内装に使用しているヘルメットは、200gを切るような軽量モデルも多いです。
また、スチロールの代わりに樹脂を使っているタイプでも300g代の軽量ヘルメットがあるので、ヘルメットを選ぶ際は重量をチェックするとよいでしょう。
スチロールなしの内装構造
内装にスチロールが使われているヘルメットは、軽量ながら強い衝撃に耐えられる優れものですが、通気性が悪くなるというデメリットがあります。
スチロールなしの内装構造だと、ヘルメット内部の体感温度は8度も涼しくなると言われているので、より涼しいヘルメットを装着したい人はおすすめです。
フェイスマスクとの併用でより快適に
ヘルメットの下に接触冷感のフェイスマスクを着けることで、紫外線カット・汗蒸れ防止などの効果が高まります。
暑さ対策だけでなく、日焼け止め・マスク代わりなどの様々な用途に対応しているので、持っておいて損はない商品です。