冬に入るとエアコンやストーブなど暖房器具の使用で電気代が気になるもの。なるべく電気代を抑えたいとは思いながらも、エアコンの温度を下げて寒さを我慢することは避けたいですよね。そこで注目したいのが、バッテリーを使ってウェア自体を温めるヒーターベスト(電熱服)です。
この記事ではヒーターベストの電気代や、ヒーターベストを使って節電するためにチェックすべきポイントをご紹介します。暖かさを保ちながら節電ができるヒーターベストの購入に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
このページの目次
冬に電気代が高くなる理由
冬に電気代が高くなる要因は複数挙げられますが、大きな要因のひとつが、暖房器具の使用が増えることでしょう。
エアコンは夏にも使いますが、実は冬に使うほうが電気代は高くなります。というのも、冬は夏よりも屋外と屋内の気温の差が激しく、室温を設定温度に上げるために消費電力が多くなるためです。
環境省のデータ*によると、エアコンの温度設定を1℃下げるだけで約10%の消費電力削減が見込まれています。エアコンの設定温度を下げて電気代を抑えつつ、ヒーターベストを活用することで節約に繋がるでしょう。
ヒーターベストの電気代
ヒーターベストを使ううえで気になるのが、電気料金です。ヒーターベストを使用する際は、バッテリーの充電時に電気代がかかります。
電気料金は電気会社によって異なるため一概には言えませんが、バッテリーの1回の充電にかかる電気代は約1円ほど。そのため、1ヶ月間毎日充電したとしても月約30円程度の電気代で済ませることができます。
一方、冬のエアコン(6畳モデル)使用による電気代は1時間で平均約13円といわれているため、1日中使うとなると100円以上になってしまいます。そこでエアコンとヒーターベストを併用すると、消費電力を抑えつつ暖かく過ごすことができるでしょう。
節電におすすめのヒーターベストの選び方
ここからは、暖房器具の節電を目的としたヒーターベストを選ぶ際に重要なポイントをご紹介します。
タイプ
ヒーターベストには、厚手でフードなどの付いたアウタータイプと薄手のインナータイプの2種類があります。トレーナーなどの上に羽織るならアウタータイプ、パーカーなどの下に仕込むならインナータイプを選びましょう。
アウタータイプの場合、室内温度に合わせてラクに着脱ができるのが魅力。一方、インナータイプはヒーターをダイレクトに感じられるため、ヒーターベストの効果をより感じたい方はインナータイプがおすすめです。
また、防寒服を暖かく着るためには重ね着も重要なポイント。アンダーウェアの選び方ひとつでも体感温度や快適さに差が出ます。重ね着についてはこちらの記事で詳しく解説しているため、ぜひチェックしてみてください。
ヒーターの位置と数
ヒーターベストのヒーターの位置と数は、背中側にしかついていないものから、背中側とお腹側どちらにもついているものまでモデルによって異なります。集中的に温めたい箇所がある場合は、その部分にヒーターがついているか確認しておきましょう。
また、ヒーターがお腹側についているモデルでも、それがお腹部分だけなのか胸部分にもついているのかといった細かい位置や数が異なるため注意してください。
素材
ヒーターベストには、さまざまな素材を使用したモデルがあります。ヒーター機能をオンにしなくても暖かさを感じたいなら、ふわふわとした中綿の入ったものやもこもこのフリース素材がおすすめです。着ぶくれしないスリムさを重視するのであれば、薄手のモデルを選ぶのもいいでしょう。
襟元の形状
ヒーターベストは首周りに装飾のないすっきりとしたモデルや高さのある襟が付いたモデル、フードが付いたモデルなど襟元の形状もさまざまです。
より体感温度を高めるなら、体の中で一番体温の上昇を感じやすい首元を温めることが重要。襟付きやフード付きを選ぶことで、体がぽかぽかとしてくるのを感じることができるでしょう。
サイズ
ヒーターベストで効率よく体を温めるなら、サイズにも注目しましょう。ヒーターベストはその特性上、体にフィットしていないと暖かさを感じにくいもの。特にインナータイプを選ぶ場合は、大きめのサイズよりも体にフィットするサイズを選びましょう。
サイズ感に関する口コミも目立つため、サイズ表だけでなく口コミもチェックするとより適したサイズを選ぶことができますよ。
節電におすすめのヒーターベスト
バートル 5024 [秋冬用]コーデュラ・ヒーターベスト サーモクラフト対応[男女兼用]
肩周りの切り替えに丈夫なコーデュラナイロンを使用した、バートルのヒーターベストです。防風、強撥水、耐水、保温加工がされているうえ、高めの襟元にはシープボアが使用され、体全体をしっかりと保温します。
カラーは定番の2色と遊び心のある2色の計4色。コーディネートのワンポイントになるデザイン性で、機能性だけでなく見た目にもこだわりたい方にぴったりです。
なお、ベストのみの販売のため、最大56度になる取り外し可能なヒーター(サーモクラフト)とバッテリーの購入も忘れないようにしてください。
バートル 5274 [秋冬用]ヒーターベスト(大型フード付き) サーモクラフト対応[男女兼用]
防風、撥水、保温加工が施されたバートルの本格派ヒーターベストです。耐久性の高いヌバックタッサー素材を使用し、室内での着用だけでなくそのまま外出もできるタフな1着。
首周りをしっかり温めてくれるフードと背中のヒーターは取り外し可能なため、肌寒い季節から本格的な冬まで幅広い季節やシーンに活躍します。
生地は綿52%使用で、テカテカとしないおしゃれな生地感も魅力。最大56度になり、中綿もしっかり入っているためとにかく暖かさを重視したい方におすすめです。
なお、ベストのみの販売のため、ヒーター(サーモクラフト)とバッテリーの購入も忘れないようにしてください。
自重堂 FGA20010[秋冬用]FEVER GEAR 電熱インナーベスト[バッテリー/USBケーブル付属][男女兼用]
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お腹側と背中側に計9箇所ついたヒーターが自慢の、自重堂のヒーターベストです。ベストとバッテリーとUSBケーブルがセットになっており、届いたらすぐに使用できます。
最大55度になり、内側には保温性の高いブラックアルミメッシュの裏地を使用。暖かさをしっかりキープしてくれるでしょう。
すっきりとしたシルエットと首周りで、パーカーやジャケットなどのインナーとして使うのにぴったり。どんな服にも馴染むシンプルな3色展開で、日常に取り入れやすいデザインも魅力です。
初期費用を抑えるならバッテリーが付属しているか確認しよう
ヒーターベストには、専用のバッテリーが付属している商品と別売りの商品があります。安いヒーターベストを購入したと思っていたらバッテリーが別売りだったということもあるため、事前にセット内容をよく確認しておきましょう。
ベストとバッテリーのお得なセット商品も目立つため、初期費用を抑えたい方は要チェックです。
ヒーターベストでエアコン代節約を目指そう
バッテリーの力でウェアを温めるヒーターベスト。もともとは作業服としての着用が主流でしたが、その暖かさから暖房器具の電気代節約のためにも活躍する大注目のアイテムです。
寒さを我慢せずに電気代を抑えたい方は、ぜひこの記事を参考に、ヒーターベストで暖かく快適な冬を過ごしてみませんか。