作業着の素材としてよく耳にするポリエステル。耐久性が高く扱いやすいなどメリットが多い素材ゆえに、防寒用の作業着としてポリエステル製の衣類を使いたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ポリエステルのおすすめ人気防寒作業着6選をご紹介します。防寒作業着としてのメリットや使用上の注意についても解説するので、ぜひこの記事を参考にあなたにぴったりの商品を見つけてください。
ポリエステルとは
ポリエステルとは、三大合成繊維と言われる素材のひとつで、幅広い衣類や布製品に使用されている化学繊維です。
耐久性や速乾性が高く、しわになりにくいなど多くのメリットがある一方で、帯電しやすい、汚れやにおいを吸着しやすいといったデメリットも存在します。
使用シーンに合わせてうまく使い分けることで、さまざまな用途に活躍するでしょう。ポリエステルの特徴については、下記のページで詳しく解説しています。
ポリエステルの防寒作業着のメリット
ポリエステル素材を使った防寒作業着のメリットをご紹介します。冬に使う防寒着ならではのメリットを順に解説していきます。
軽量
ポリエステルは、綿などの天然素材と比べると軽量という特徴があります。冬はどうしてもインナー、トップス、アウターと重ね着をすることが多い季節ですが、ポリエステルの防寒着ならたくさん着込んでも比較的重さを感じにくいでしょう。体が疲れにくいだけでなく、体を動かすときもスムーズです。
冬場でも乾きやすい
冬は1年の中でも温度が低く、洗濯物の水分が蒸発しにくいことから洗濯物が乾きにくい傾向があります。しかし、ポリエステルは吸水性が低いことから速乾性が高く、洗濯物の乾きにくい冬場でもラクに乾かすことができるのが魅力です。
害虫が発生しにくい
防寒作業着は、夏場に保管することが多くなりますよね。冬物の衣類によく使われるウールや綿といった天然素材は、夏場の保管時に害虫被害に遭いやすいというデメリットがあります。
しかし、ポリエステルは石油由来のため害虫被害に遭いにくく、安心して保管することができるでしょう。
ポリエステルの防寒作業着のデメリット
ポリエステル素材を使った防寒作業着のデメリットをご紹介します。使用シーンによっては危険が伴う場合もあるため注意が必要です。
静電気が起こりやすい
作業現場では、静電気が火災や爆発といった事故に繋がる可能性もあるため、なるべく静電気の発生を避けたいものですよね。しかし、ポリエステルは静電気が起きやすく、特にナイロンやウールといった素材と組み合わせたときに強い静電気を発生させます。
一方で、綿や麻といった素材との組み合わせでは静電気が起きづらいため、静電気に注意が必要な場合は合わせる素材にも注目してみましょう。
火に弱い
ポリエステルは原料に石油が使われているため、火に弱く燃えやすいのが特徴です。ポリエステル100%の作業着の場合、火に触れるとすぐに燃える可能性もあります。溶接など火花が散ることのある環境下では避けるのがおすすめです。
火を扱う現場に適した作業着については、下記の記事で詳しく解説しています。
保温性が低い
綿やウールと比べると、保温性が低いポリエステル。ただのポリエステルの場合、本格的に寒い日には向いていませんが、あたたかい天然素材を真似た「機能性ポリエステル」や裏地に保温加工がされた商品も開発されています。
また、ポリエステルの防寒アウターを着る場合は発熱素材のインナーを仕込むなど、他のアイテムと組み合わせて保温性を高めるのもおすすめです。
加工が施されたポリエステル防寒作業着がおすすめ
機能性の高いポリエステルですが、さらに快適に使用するための加工が施されたポリエステル防寒作業着も目立ちます。ポリエステルのデメリットを打ち消すための加工や、裏地に特殊な加工がされている場合もあるので、使用シーンに適したものを見つけてください。
例えば、雨の日や風の強い屋外での作業には、撥水、防水、防風加工の付いたものがおすすめ。雨風は体感温度を下げるため、寒い時期にはしっかりとブロックしておきたいものです。
また、ポリエステルのデメリットを解決したいなら、裏地に静電気を起こりにくくする静電気防止素材や保温性の高い素材が使われているものがおすすめです。
ポリエステルのおすすめ人気防寒作業着6選
ポリエステル素材を使用した、おすすめ人気防寒作業服をご紹介します。プラスαの加工が施された商品も多数ピックアップしました。
アウターだけでなく、トップスやパンツをご紹介するので、お気に入りの商品を見つけてください。アウターとパンツをセットアップ(上下セット)で着用するのもおすすめです。
アウター
まずは防寒作業着の代表格といえるアウターをご紹介します。
バートル 7410 [秋冬用]防風ストレッチ軽量防寒ブルゾン[男女兼用]
バートルの、軽さにこだわったポリエステル100%の防寒ブルゾンです。防風加工と保温設計(PUラミネートコーティング)を施し、冬場の屋外作業でも冷たい風から体を守ります。
やや細身のレイザーシルエットですっきりキマるにも関わらず、あらゆる方向に伸びるストレッチ素材で抜群の着心地を実現しました。
バートル 7210 [秋冬用]サーモトロン防寒ブルゾン(大型フード付)[男女兼用]
バートルの、大きなフードがついた本格的な防寒ブルゾンです。ポリエステル100%で軽量ながら裏地に全天候型保温素材「サーモトロンラジポカ」を使用し、高い保温力を発揮。さらに静電気防止素材「メガーナ」も使用することで、冬場のイヤな静電気を防ぐことができます。
撥水加工、防汚加工も施されているため、高機能なポリエステル製防寒作業着をお探しの方にぴったり。「バートル 7212 [秋冬用]サーモトロン防寒パンツ[男女兼用]」とのセットアップ(上下セット)での着用もおすすめです。
インナー
ポリエステルの防寒作業着と組み合わせて使いたい、防寒インナーをご紹介します。
バートル 4076 [秋冬用]4WAYストレッチ ホットフィッテッド[男女兼用]
バートルのポリエステル90%、ポリウレタン10%のコンプレッションインナーです。裏面には肌触りがよく保温性に優れた起毛素材を使用し、極寒に負けずアクティブに活動できます。
吸汗速乾機能で衣服内をさらりと保ち、冬場の作業でじんわりと汗をかいても快適に過ごせるのが魅力です。
自重堂 78114 [秋冬用]Z-dragonタートルネックロングスリーブ
自重堂のポリエステル90%、ポリウレタン10%のコンプレッションインナーです。あたたかい裏起毛素材なうえに、寒さを感じやすい首元をしっかりと温めるタートルネック型が特徴。
吸汗速乾に加え、消臭&抗菌機能も兼ね備えた優秀モデルです。豊富な色柄とサイズ展開も魅力で、女性用サイズにも対応しています。
パンツ
下半身をしっかりと温められる防寒パンツをご紹介します。下半身を温めることで体全体があたたまりやすくなるため、真冬には必須のアイテムです。
バートル 7212 [秋冬用]サーモトロン防寒パンツ[男女兼用]
バートルの軽量、防風、保温にこだわった防寒パンツです。ポリエステル100%でありながら裏地に静電気防止素材「メガーナ」を使用し、冬でも快適に着用ができます。全天候型保温素材「サーモトロンラジポカ」で安心の保温性を叶えました。
細身のシルエットで見た目もかっこよく、「バートル 7210 [秋冬用]サーモトロン防寒ブルゾン(大型フード付)[男女兼用]」とのセットアップ(上下セット)での着用もおすすめです。
バートル 422 [秋冬用]ホットカーゴパンツ[男女兼用]
バートルの、ポリエステル100%の防寒カーゴパンツです。真冬の寒さにも耐えられる、保温性と撥水性に優れたブロックフリースボンディング素材を使用しています。
体のラインに沿ってあらゆる動きをサポートするストレッチ素材で、アクティブな動きをサポート。さらに、小股と裾部分に静電気を起こしにくくする静電テープを使用するなど小ワザの効いた商品です。
ポリエステルの防寒作業着の洗濯方法
ポリエステルの防寒作業着のお手入れ方法についてご紹介します。まずは洗濯が可能かどうかを確認し、可能な場合は洗濯機と手洗いどちらに対応しているか確認してください。
ポリエステルは丈夫な素材ではありますが、毛玉や糸が出やすいものもあるため洗濯ネットを使用するのがおすすめです。
また、ポリエステルは汚れを吸収しやすいため、汚れのひどいものと一緒に洗わない、水の量に対して洗濯物を入れすぎないといった工夫があると、よりきれいに保つことができますよ。
ただし、商品によって洗濯方法は異なるため、まずは商品の洗濯表示を優先してくださいね。
まとめ
丈夫で手入れがしやすく、さまざまな衣類に使用されるポリエステル。寒い冬の防寒用作業服としても活躍します。ただし、ポリエステル100%の場合、静電気が起こりやすい、燃えやすいといったデメリットがあるので、思わぬ事故のないよう注意が必要です。
なかには、快適に使えるよう加工が施された商品もあるため、使用シーンに合わせて適した商品を探してみましょう。この記事を参考に、安全に快適に使用できるポリエステルの防寒作業着を見つけてくださいね。