バートルサーモクラフトは、電熱パッドを装着することで一定期間快適な温度を保ち続けられるため、冬の屋外作業には欠かせません。
しかし、バートルのサーモクラフトを使用するにあたって、電源が突然落ちるトラブルが発生して困っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、サーモクラフトの電源が落ちる原因と対処法を解説します。
記事後半では、電源トラブルを防ぐための予防方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
【バートル】サーモクラフトの電源が落ちる主な原因
バートルサーモクラフトの電源が落ちる原因としてよくあるのは、以下の4つです。
- バッテリーの問題
- 接続不良や断線
- 過熱保護機能の作動
- 使用環境の影響
それぞれ、具体的に解説します。
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バッテリーの問題
バートルのサーモクラフトが突然電源が落ちる原因として、第一にバッテリーの問題が考えられます。
なかでも最も有力なのが、バッテリーの寿命です。一般的に、バッテリーは約2年(300〜500回程度の充電回数)で寿命を迎えることが多いとされています。
バッテリーの寿命が近づくと、充電の持ちが悪くなったり、充電時間が長くなるといった兆候が現れ、突然電源が落ちる症状がみられます。
また、充電ケーブルやアダプターに問題があり、バッテリーが正しく充電されないことも、電源が落ちる原因の一つです。正しいケーブルを使用し、しっかり充電ができるか確認するようにしましょう。
接続不良や断線
バートルサーモクラフトの電源が落ちる原因として、バッテリーからファンを接続するコードの接続不良や断線も考えられます。
例えば、コネクタがしっかりと差し込まれていない場合、接触が不十分になって電流が流れず、接続不良を起こします。
また、コネクタ内部に異物が混入したり、ケーブル自体が劣化したりすることも、接触不良が発生する原因です。
過熱保護機能の作動
バートルのサーモクラフトに採用されている過熱保護機能も、電源が自動的に落ちる主な原因の一つです。
過熱保護機能は、電熱ウェアの温度が設定された安全基準を超えた場合に作動するシステムです。使用者が低温やけどを負うリスクを軽減し、ウェア自体の損傷を防ぐために設計されています。
サーモクラフトのバッテリーや電熱パッドが異常に高温になると、自動的に電源がオフになったり、ウェアの温度が下がったりするのが特徴です。
使用環境の影響
バートルのサーモクラフトの電源が落ちる原因の一つとして、使用環境も考えられます。
例えば、外気温が極端に低い場合、バッテリーの性能が極端に低下することは珍しくありません。リチウムイオンバッテリーは寒冷な環境下で効率が悪くなる性質があるため、氷点下の環境ではバッテリーの持続時間が短くなるでしょう。
また、湿度や降水も影響を与える要因です。過度な湿気や水濡れは電気系統に悪影響を及ぼし、電源が落ちる原因となることがあります。
さらに、使用者の活動内容も影響を与える要因の一つです。激しい運動や長時間の使用によって発生する体熱や汗は、サーモクラフトの温度調節機能に影響を与える可能性があります。
関連記事:空調服バッテリーの充電方法や互換性は?仕組みについて解説
サーモクラフトの電源が落ちる時のチェックポイント
サーモクラフトの電源が落ちる際は、以下の4点をチェックしましょう。
- バッテリー残量と充電状態の確認
- ケーブルやコネクタの状態チェック
- 本体の過熱状況の確認
- 使用状況の見直し
それぞれ、詳細に解説します。
バッテリー残量と充電状態の確認
電源が落ちる問題を解決するためには、まず十分なバッテリーの残量があるかどうかもチェックすることが大切です。バッテリー側部の赤いランプを確認することで、バッテリーの残量を確認できます。
また、バッテリーの充電状態を確認することも重要です。充電器に問題がある場合や充電器とデバイスの接続部分に汚れや錆がある場合、充電が正常に行われないことがあります。
充電中にバッテリー側部の赤いランプが正常に作動するか確認しましょう。
ケーブルやコネクタの状態チェック
サーモクラフトの電源が突然落ちる場合、ケーブルの状態も確認することも大切です。
なぜなら、ケーブルが物理的に損傷していると、電流が正常に流れず、電源が不安定になることがあるためです。ケーブルの被覆に亀裂や破れがないか、ケーブル自体が極端に曲がっていないかを確認しましょう。
また、コネクタ部分も重要なチェックポイントです。緩んだり、湿気や汚れによって腐食が進行したりすると、接触不良を引き起こして電源供給が途切れる原因となります。
コネクタを外して内部を確認し、必要であれば清掃を行いましょう。
本体の過熱状況の確認
サーモクラフトの電源が落ちる際は、そもそもサーモクラフトが適切に過熱できているかどうかも確認することが重要です。
バッテリー本体に劣化や故障などの問題がある場合、加熱ができない症状が発生する可能性があります。
十分に充電されたバッテリーに電源が入っていることを確認し、設定した温度までしっかり発熱できるかをチェックしましょう。
使用状況の見直し
サーモクラフトの電源が落ちる場合は、連続使用時間や設定温度などの使用状況もチェックしましょう。
サーモクラフトのバッテリーには、使用する電圧によって異なる連続稼働時間があるためです。
13Vでは約1時間、その後自動的に10Vに切り替わって3時間まで稼働できます。
また、10Vでは4.5時間、8Vでは7.5時間、6Vでは14時間連続して使用できるのが特徴です。
もし電源が予想より早く落ちる場合は、バッテリーが正しく充電されているか、バッテリー自体に問題がないかなどを確認しましょう。
また、設定温度も電源の持続性に影響を与えます。高い温度で使用するとバッテリー消費が早くなり、結果として電源が早く落ちる可能性があるため注意が必要です。
適切な温度設定を選ぶことで、バッテリー寿命を延ばし、電源が不意に落ちるリスクを減少させられます。
サーモクラフトの電源が落ちる際の対処法
サーモクラフトの電源が落ちる際の対処法は、以下の4点です。
- 設定温度の調整と適切な使用方法の見直し
- 使用環境の改善
- ケーブルや接続部のメンテナンス・交換
- バッテリーの交換
それぞれ、詳しく解説します。
設定温度の調整と適切な使用方法の見直し
サーモクラフトの電源が落ちる問題に対処するためには、まず設定温度の調整と適切な使用方法を見直すことが重要です。
具体的には、使用環境に応じた適切な温度設定を選ぶようにしましょう。
例えば、極寒の環境では高温設定が必要ですが、通常の冬場であれば中程度の温度設定でも十分な場合があります。
高温設定はバッテリー消費が激しいため、必要以上に高く設定しないよう心がけましょう。
使用環境の改善
サーモクラフトの電源が頻繁に落ちる場合、使用環境の温度も改善しましょう。
極端な高温や低温の環境は、デバイスの性能や寿命に悪影響を及ぼす可能性があるためです。
温度計を使用してリアルタイムで温度を監視することで、必要に応じて空調設備を調整できます。
また、過剰な湿気は結露を引き起こし、デバイス内部に水分が侵入するリスクがあるため、湿度にも気をつけましょう。
一方で、乾燥しすぎると静電気が発生しやすくなり、電子部品にダメージを与える可能性があります。
室内であれば除湿器や加湿器を活用し、適切な湿度範囲(通常40〜60%)に保ちましょう。
屋外の場合は、一時的に使用を停止することをおすすめします。
ケーブルや接続部のメンテナンス・交換
サーモクラフトの電源が落ちる際には、ケーブルや接続部のメンテナンスも重要です。
プラグやジャックに汚れが付着している場合は、綿棒やウェットティッシュを使って優しく拭き取るとよいでしょう。
錆びた部分がある場合は、新しいものに交換することをおすすめします。
ケーブルを新しいものに交換する際は、バートルのサーモクラフトと互換性のあるものを選びましょう。異なる種類のケーブルを使用していると、正常に動作しない可能性があることはもちろん、発火などの重大な事故につながる恐れがあるため注意が必要です。
バッテリーの交換
サーモクラフトの電源が落ちる際の対処法として、バッテリーの交換も挙げられます。
バッテリーを交換する際には、まず互換性の確認が大切です。
異なるメーカーのバッテリーやファンを組み合わせると、バッテリーが発火したり爆発したりする恐れがあります。
とくに、バートルの製品では、2022年モデルと2021年以前のモデルとの間で互換性がないため、購入時には必ず年式をチェックしましょう。
サーモクラフトの電源トラブルを防ぐための予防策
サーモクラフトの電源トラブルを防ぎたいなら、以下の3つの予防策がおすすめです。
- 定期的なメンテナンスと点検の実施
- 適切な充電と保管方法の徹底
- 取扱説明書に従った使用と注意点
それぞれ、具体的に解説します。
定期的なメンテナンスと点検の実施
サーモクラフトの電源トラブルを未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスと点検が不可欠です。これにより、機器の正常な動作を維持し、予期せぬ故障や事故を防げます。
まず、バッテリーの管理が重要です。バッテリーの状態を定期的に確認し、劣化している場合は交換しましょう。
また、バッテリーの寿命を延ばすためにも使用後は必ず充電し、長期間使用しない場合でも定期的に充電を行うことが大切です。
次に、コネクタや配線のチェックも欠かせません。
使用頻度が高いとコネクタ部分や配線が摩耗したり緩んだりすることがあるため、定期的に目視で確認し、異常があれば早めに修理や交換をしましょう。
適切な充電と保管方法の徹底
サーモクラフトの電源トラブルを防ぐためには、適切な充電と正しい保管方法の実践が大切です。
バッテリーを充電する際は、過充電を避けるため、指定された時間内で充電を完了するように心がけましょう。
また、300〜500回程度の充放電で寿命が来るため、長期間使用し続けているバッテリーは新しいものと交換することをおすすめします。
バッテリーを長期間使用しない場合は、完全に充電した状態で10℃〜30℃の乾燥した場所に保管しましょう。
バッテリーやファンを埃やゴミから守るために、清潔な環境で保管することも重要です。
取扱説明書に従った使用と注意点
バートルサーモクラフトの電源トラブルを防ぐためには、取扱説明書に従った正しい使用が不可欠です。
製品を使用する前に、電熱パッドおよび対応するバッテリーの取扱説明書を最後までよく読むよう心がけましょう。
また、使用する際は必ず指定されたエアークラフトバッテリーを使用することが大切です。
他社製品との組み合わせは、故障や事故の原因となる可能性があります。
さらに、使用前には必ず動作確認を行いましょう。事前に不具合がないかを確認することで、安全に使用できます。
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今回は、バートルサーモクラフトの電源が突然落ちる原因やその対処法を解説しました。
バートルサーモクラフトの電源が落ちる原因で最も多いのが、バッテリーの故障・劣化です。
バッテリーは使用するにつれ自然と劣化するため、定期的に新しいものと交換するようにしましょう。
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