夏の静電気対策に！涼しい帯電防止作業着の選び方とおすすめ7選

夏の作業現場では、高温多湿な環境とエアコンによる乾燥が同時に起こり、意外にも静電気が発生しやすい条件が揃っています。

電子機器の誤作動や火災の原因となる静電気から作業者を守る「帯電防止作業着」は、夏場にも必要です。

本記事では、暑い季節でも快適に着用できる夏向け帯電防止作業着の選び方と、特におすすめの商品7点を詳しくご紹介します。

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夏でも静電気対策が必要？

「夏は湿度が高いから静電気は起きない」と考えがちですが、実際にはエアコンが効いた室内では湿度が低くなることも珍しくありません。乾燥した環境では、冬場と同様に静電気が発生しやすくなります。

作業現場では、静電気による火花が電子機器の誤作動や故障を引き起こす可能性があります。

また、可燃性ガスや粉塵のある現場では火災や爆発の危険性があり、精密機械を使う製造ラインでは不良品発生の原因にもなります。

作業現場での事故を防止するために、夏でも静電気対策が必要です。

夏向けの帯電防止作業着の選び方を紹介します。

主に、以下4つのポイントをおさえて、安全で快適な作業着を選びましょう。

帯電防止作業服は主に2つの方法で静電気を抑制します。

1つ目は導電性繊維を練り込む方法で、2つ目は帯電防止剤で表面を加工する方法です。

以下の表で、2種類の特徴やお手入れ方法を比較してみましょう。

導電性繊維を使用した方法は、ポリエステルにカーボンなどを練り込んだもので、半永久的な効果が期待でき、通常の洗濯が可能です。

一方、帯電防止剤を使用した方法は、表面に特殊コーティングを施したもので、洗濯を重ねるごとに効果が低下するため、中性洗剤を使用するのがおすすめです。

信頼性の高い帯電防止作業服を選ぶ際は、JIS-T8118規格に適合した商品を選ぶことが大切です。

JIS規格に対応した商品は、適切な帯電防止性能が保証されています。

現場によっては、規格に適合しているユニフォームが安全対策の条件になっている場合もあるため、購入の際には事前に上長へ確認すると良いでしょう。

夏場におすすめの素材としては、まず、速乾性に優れ、導電性繊維と相性の良いポリエステル混紡が挙げられます。

メッシュ素材も通気性が高く、蒸れにくいため、猛暑でも快適に着用できます。

屋外作業の多い方には、日焼け防止効果のあるUVカット加工を施した商品がおすすめです。

夏場の作業着としておすすめなデザインは、半袖タイプや脇下にメッシュパネルを採用したデザインです。通気性が高く、涼しいです。

軽量仕様で吸汗速乾機能を備えた商品なら、重みや汗によるベタつきのストレスが軽減し、より快適に作業を行えるでしょう。

また、デザインと共に重視したいのは、小物との組み合わせです。足元の安全対策も求められる場合、静電安全靴が必要です。

以下の記事では、静電安全靴について、具体的な利用シーンや選び方、おすすめ商品を紹介しているので、ぜひご覧ください。

参考リンク

夏場は汗や汚れが気になる季節であり、洗濯の頻度も増えますよね。

帯電防止機能を長持ちさせるために、適切なお手入れ方法のポイントを抑えておきましょう。

洗濯方法としては、中性洗剤を使用し、導電性を低下させる柔軟剤の使用は避けるようにしましょう。洗濯ネットを使用するとより安心です。

乾燥させる際は、直射日光を避け、風通しの良い日陰で干すのが理想的です。乾燥機の使用は、素材が傷む原因になるので避けてください。

保管するときは、湿気の少ない場所を選び、可能であればハンガー掛けで保管すると良いでしょう。

適切な帯電防止作業着を選ぶことで、夏場の静電気対策ができます。

今回ご紹介した商品は、帯電防止機能がありながら、どれも通気性に優れ、暑い季節でも快適に着用できるものばかりです。

作業環境に合わせて最適な1着を選び、安全で快適な夏の作業環境を整えましょう。