首元がつまっていることで、冬の衣類のイメージがあるタートルネックには「暑い夏の作業着には不向き」と思う方が多いかもしれません。

しかし、夏場こそタートルネック作業着が活躍する場面があります。

紫外線対策や防塵対策、クーラーが効きすぎた室内環境での作業など、さまざまなシーンにおすすめです。

本記事では、夏場におけるタートルネック作業着の効果的な活用方法から、暑さを軽減するための工夫を解説します。

さらに、タートルネックが苦手な方に向けた代替案まで、具体的な事例を交えながら詳しく解説していきます。

通気性に優れた夏用タートルネック作業着のおすすめ商品もご紹介しますので、ぜひご覧ください。

夏にタートルネック作業着が必要な場面

夏場の作業環境において、タートルネック作業着が特に重宝される具体的なシーンについて見ていきましょう。

首元を保護するタートルネックが、作業現場でどのように役立つのか解説します。

1. 紫外線対策が必要な屋外作業

1. 紫外線対策が必要な屋外作業

建設現場や農作業、外回りの営業など、長時間にわたって屋外で作業を行う場合、首元も日焼け防止対策が必要です。

特に下を向いて作業することが多い場合、首の裏が焼けやすく、対策を怠ると皮膚トラブルの原因になりかねません。

夏場の強い日差しの下では、日焼け止めクリームだけでは十分な保護が難しいため、衣服による物理的な防御が効果的です。

タートルネック作業着を選ぶ際には、UVカット加工が施された素材を選ぶことで、有害な紫外線から肌を守ることが可能です。

2. ホコリや火花など飛沫物がある現場

2. ホコリや火花など飛沫物がある現場

溶接作業や金属研磨、木材加工などの現場では、肌の露出を控え、ホコリや火花、金属片などの飛沫から保護しましょう。

タートルネックの高い襟は、有害物質が衣服内に侵入するのを防ぎます。

通気性に優れたメッシュ素材のタートルネック作業着もあり、ムレやすいというデメリットを解消しながら、しっかりと防護機能を維持できます。

作業環境に応じて適切な素材を選ぶことで、安全性と快適性を両立させましょう。

3. クーラーが効いた屋内作業

3. クーラーが効いた屋内作業

食品加工工場や医薬品製造現場、物流倉庫など、強い冷房が効いた環境で長時間作業する場合、体の冷えすぎが問題になることもあります。

特に、首元は体温調節の要となる部位であり、適度に保護すると良いでしょう。

薄手のタートルネック作業着を着用すれば、冷気から首を守りつつ、過度な暑さを感じることもなく、快適に作業を続けられます。

また、ジップやボタン付きの襟なら、寒暖差に合わせて調整がしやすいです。

季節の変わり目など気温の変化が大きい時期にも、体温調節がしやすいというメリットがあります。

夏のタートルネック作業着を涼しく着る工夫

タートルネック作業着を夏場に快適に着用するためには、いくつかのポイントを押さえましょう。

素材選びから着こなしのコツまで、具体的な方法を詳しくご紹介します。

1. 素材

1. 素材

夏場のタートルネック作業着を選ぶ際には、吸汗速乾性に優れたポリエステル混紡素材がおすすめです。

汗を素早く吸収し、広い表面積で効率的に蒸発させる特性を持っているため、ベタつき感を軽減できます。

さらに、通気性に優れたメッシュ素材を採用した製品なら、体にこもる熱気を効果的に逃がすことが可能です。

接触冷感機能を備えた素材や、抗菌防臭加工が施された製品もあり、暑い季節でも清潔に快適に着用できます。

2. デザイン

2. デザイン

デザイン選びも、快適性を左右します。

首に密着しすぎないプチハイネックタイプは、適度な保護機能を保ちつつ、通気性を確保できます。

また、チャック付き襟のデザインは、作業環境の変化に応じて開閉し、暑さを調節できて便利です。

ブルゾンやシャツにハイネックを使うと暑いと感じる場合は、首元の開きがあるアウターに薄手のハイネックインナーを組み合わせるのもおすすめです。

接触冷感素材や消臭テープなど、夏にぴったりの機能が豊富な高機能インナーを選びましょう。

3. コーディネート

3. コーディネート

より快適に着用するためには、他のアイテムとの組み合わせも考慮すると良いでしょう。特に炎天下での作業では、コーディネートを工夫することで、熱中症リスクを軽減しましょう。

たとえば、ハイネックインナーにベストやTシャツを合わせれば、通気性を確保しながら、肌を保護できます。長袖のアウターを着用するよりも、涼しいと感じる方も多いでしょう。

また、ファン付き作業着や冷却ベストを併用することで、体感温度をさらに下げることが可能です。

冷却ベストには保冷剤を挿入できるタイプがあり、ファンを回せない環境下でもひんやりと涼しく着用できます。

脇と背中を効果的に冷やす「フリーザーベスト」もおすすめです。商品特徴や活用方法を詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

タートルネックは暑くて着たくない!代替案3選

首元の窮屈感や着脱のわずらわしさから、タートルネックの着用がどうしても苦手な方もいるでしょう。

また、タートルネックでは「通気性」「UVカット効果」「冷却効果」がいまいちだと感じる方もいるかもしれません。

効果的な代替アイテムを3つご紹介します。

以下の比較表を参考に、作業環境や好みに合った最適な選択肢を選んでください。

アイテム 通気性 UVカット 冷却効果 防塵性
タートルネック
ツバ広帽子・フード
冷感スカーフ
バラクラバ

それぞれのアイテムの特徴を、詳しく見ていきましょう。

1. ツバが広い帽子やフードを被る

1. ツバが広い帽子やフードを被る

広いつばが特徴の作業用帽子や、首元までカバーできるフード付き作業着は、直射日光から頭部と顔を保護するのに最適です。

特にメッシュ素材のツバ広帽子は、通気性に優れながらもしっかりと日差しを遮断します。

UVカット率99%以上の高い遮光性のある作業用帽子もあり、農作業や建設現場などの屋外作業で重宝されます。

ただし、冷却効果や防塵性は他のアイテムに比べて劣るため、接触冷感を好む方や粉塵作業の現場では、他のアイテムがおすすめです。

2. 冷感スカーフを巻く

2. 冷感スカーフを巻く

吸湿速乾性に優れた冷感スカーフは、首に巻くだけでひんやりとした感触が持続する優れものです。

水や汗で濡らすと冷えるタイプや、冷却ジェルが内蔵された製品など、様々な種類があります。

タートルネックに比べて着脱が簡単なため、暑さが厳しい日中だけ使用するといった臨機応変な使い方が可能です。

ただし、防塵性能はタートルネックに劣るため、粉塵が多い作業現場では注意が必要です。

3. バラクラバを着用する

3. バラクラバを着用する

バラクラバは顔から首元までを覆うことができるアイテムです。

夏用の冷感素材やメッシュタイプなら通気性を保ちつつ、紫外線やホコリから顔周り全体を保護できます。

カバーする範囲や肌への密着度などにより、通気性、防塵性の高さが異なるため、仕様をよく確認して購入しましょう。

バラクラバのメリット・デメリット、おすすめ商品については、以下の記事をご覧ください。

夏におすすめ!タートルネック作業着

夏用タートルネック作業着の中から、特におすすめの商品をご紹介します。

機能性インナーから、ファン付きベストまでさまざまなタイプを紹介するので、作業環境や用途に合った最適な1枚を見つけてくださいね。

TS DESIGN 8505 [通年]TS DEOドライモックネック [男女兼用]

TS DESIGN 8505 [通年]TS DEOドライモックネック [男女兼用]

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吸汗速乾性に優れたポリエステル素材を採用しており、ベタつかずにドライな着心地をキープします。

消臭加工が施されており、ノネナー78%、アンモニア99%、酢酸98%、イソ吉草酸98%と気になる臭いを効果的に抑えます。

UVカット90%、形態安定性、ストレッチ性もあり、夏の作業を快適にサポートしてくれるでしょう。

モックネックデザインは首元に適度なゆとりがあり、締め付け感が少ないのが特徴です。

自重堂Jawin 52004[通年]吸汗速乾ローネックロンググスリーブ

自重堂Jawin 52004[通年]吸汗速乾ローネックロンググスリーブ

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薄手で軽量、ドライな感触が持続する吸汗速乾インナーです。

作業服の下に着用しても、汗を素早く吸収・発散してくれます。

伸縮性に優れた素材を使用しているため、体の動きを妨げず、さまざまな作業シーンに対応できます。

消臭・抗菌機能もついているので、作業着のインナーウェアとしてもおすすめです。

首元を適度にカバーする設計で、クーラーが効いた環境での作業にも適しています。

接触冷感コンプレッションハイネックシャツ

接触冷感コンプレッションハイネックシャツ

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肌に触れた瞬間から、風を浴びるたびに、ひんやりとした感触が得られる接触冷感素材を使用したハイネックシャツです。

コンプレッション設計により、体にフィットしながらも締め付け感を感じません。

高い遮熱性、UVカット機能も備えており、屋外作業での日焼け防止にも効果的です。

速乾性に優れているため、汗をかいてもすぐに乾き、不快感が残りません。

自重堂Jawin 52024[通年]綿素材コンプレッション ハイネック

自重堂Jawin 52024[通年]綿素材コンプレッション ハイネック

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綿が多く入っているので、肌触りが良く、多くの方が着やすいロングスリーブシャツです。

綿の風合いを残しつつ、機能性を高めたハイブリッド素材が使用されています。

ストレッチ素材で、着圧感はやや控えめなため、体の動きを妨げにくいです。

消臭&抗菌機能があり、清潔で快適に着用できます。

ジーベック XE98010[春夏用]空調服® ベスト ポリ100%

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ファン付きベストで、風を浴びて暑い日でも涼しく作業が可能です。

袖口はパイピング仕様にしているので、風が逃げずに衣服内を回ります。

さらに袖口がシャーリングになっているので、肩周りにも風が通り抜け、より快適です。

首元がジップで開閉可能なデザインで、温度調節が簡単にできます。また、調整ヒモで空気の抜けを調節できます。

バートル AC1154-S [春夏用]エアークラフト ACタクティカルベスト[男女兼用] ナイロン100%【サイドファン】

バートル AC1154-S [春夏用]エアークラフト ACタクティカルベスト[男女兼用] ナイロン100%【サイドファン】

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サイドに設置されたファンが効率的に空気を循環させるタクティカルベストです。

裏面にはアルミコーティングが施され、UVカット・遮熱効果があります。

空気漏れを防止し、衣服内温度マイナス9度の遮熱効果を確保しています。

ナイロン素材を使用しているため、軽量で耐久性も抜群です。

ポケットが多数配置されており、工具や小物を収納するのにも便利です。

バートル AC2071 [春夏用]エアークラフト サイドファンAC長袖ブルゾン[フード着脱可能][男女兼用] ポリエステル100%

バートル AC2071 [春夏用]エアークラフト サイドファンAC長袖ブルゾン[フード着脱可能][男女兼用] ポリエステル100%

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フードが着脱可能な長袖ブルゾンのファン付き作業着です。

サイドファンで、体全体の通気性を確保できます。

マイナス10度の遮熱効果があるアルミコーティング加工がされています。

また、素材は軽量、撥水性を備えたリップストップ素材です。

背ヨークには、保冷剤を収納可能な通気エアダクトポケットが装備されており、さらに涼しく着用できます。

夏用タートルネック作業服で肌を保護しよう

タートルネック作業着は「暑そう」というイメージから、夏場には敬遠されることもあります。

しかし、適切な素材と着こなしの工夫をすれば、夏場でも快適に着用可能です。

首元を保護するという基本的な機能に加えて、紫外線対策や防塵対策、体温調節など、さまざまな活躍シーンがあります。

今回ご紹介したような通気性に優れた夏用タートルネック作業着を活用すれば、厳しい夏の作業環境でも、熱中症や紫外線から快適に身を守れるでしょう。

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