空調服の4つ穴加工という改造方法があるのをご存知でしょうか。
本記事では、4つ穴加工のメリットや、重量増・バッテリー消耗などの注意点を詳しく解説します。
さらに、加工不要で冷却力をアップさせるペルチェベストとの比較や冷却グッズ併用法をご紹介するので参考にしてみてくださいね。
このページの目次
空調服の4つ穴加工とは

空調服の背面にある標準の2つのファン穴に加え、左右側面にも合わせて4つの穴を新たに開け、ファンユニットを増設する改造方法です。
これにより、通常の2穴モデルでは届きにくい脇下や腰回りまで風を行き渡らせることが可能となり、背中全体の冷却効果を大幅にアップさせます。
既存のウェアを活かしつつ冷却性能を強化したいユーザーに適したカスタマイズです。
関連記事:DIY空調服!穴あけ加工は自分でできるのか?安全性は?
効果・メリット
背中の左右両側にもファン穴を増設することで、中心部だけでなく脇下や腰回りにも直接風を届けられます。
一般的な2つ穴モデルと比べて、全体的にムラなく冷やせるのが最大の魅力です。
注意点・デメリット
空調服の4つ穴加工の注意点・デメリットは以下の4点です。
- 重量増
- バッテリー消耗
- 縫製リスク
- 保証外
4つ穴加工は手軽に冷却領域を広げられる一方で、ファンとバッテリーを追加するため装着時の重さや電力消費が増大し、後付けによる生地ダメージや保証外リスクも抱えます。
そのため、加工後は予備バッテリーを準備し、裁縫技術に自信のあるプロや専門業者へ依頼するのがおすすめです。
加工せずに空調服の冷却効果を高める方法
ペルチェベストを利用する
ペルチェベストは、空調服のようにファンで風を送るのではなく、ベスト内部に組み込まれた「ペルチェ素子」が電力を使って熱を吸収・放出する冷却プレートを装着するタイプのウェアです。
肌に接する面が直接冷えるため、風量や外気温に左右されにくいのが特長。バッテリーをつなぐだけでファン音や振動がなく、就寝時や静かな屋内作業でも快適に使えます。
既存の空調服への後付け加工は不要。購入後すぐに使え、保証もそのまま有効です。
| 4つ穴加工 | ペルチェベスト | |
| 冷却範囲 | 背面+側面まで広くカバー | 首~胸部中心 |
| 電力消費 | 非常に高い(ファン4基) | 低〜中(ペルチェ駆動) |
| 装着感 | 重量増で疲労感あり | 比較的軽量・静音 |
| 加工リスク | 縫製破損・保証外 | 加工不要・購入後すぐ使用可 |
高温多湿下ではファン風による蒸発式冷却が効きやすく、屋外作業なら4つ穴加工が優れます。
とくに動き回る現場であれば、広く送風できる空調服がいいでしょう。
冷却グッズを併用する
冷却インナーシートや冷却タオル、ネッククーラーを使うのもおすすめです。
ベストやインナーに挟むだけで冷感をプラスできます。使い捨てや洗えるタイプも選べます。
水で濡らして巻くと気化熱で冷却できるネッククーラーもおすすめ。手軽に熱中症対策が可能なので、屋外作業が多い人は持っておくと便利です。
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