猛暑日が続く中、40度を超える環境でも快適に作業できる空調服への注目が高まっています。

本記事では、極暑環境での冷却効果を最大化するコツと厳選商品をご紹介します。

40度で空調服を使うには工夫が必要

40℃の猛暑環境では、人体より高温の外気のため、単純な送風だけでは対流がむしろ熱を運び込む可能性があります。

しかし、汗の蒸発(気化熱)を効率的に促進することで、体感温度を下げることができます。

実験研究*によると、40℃でも湿度条件によってファン付きウェアが熱負担を軽減することが証明されています。

特に40℃の環境下で空調服を着用すると、心拍数や深部体温の上昇を抑制する効果が確認されています。

ただし、湿度・風量・衣服構成・休憩と補水の最適化が効果を得るための前提条件となります。

参考*:オックスフォード大学「Mitigation of heat strain by wearing a long-sleeve fan-attached jacket in a hot or humid environment

空調服の仕組み

空調服は以下の仕組みで冷却効果を発揮します。

  1. 衣服内に外気を取り込み、汗を蒸発させる(気化熱による冷却)
  2. 直射日光や放射熱のある環境では遮熱性や通気設計も体感を左右
  3. ペルチェや保冷剤などの能動冷却システムを組み合わせることで、ピーク時の熱負担をさらに軽減

40度環境での空調服効果を左右する重要な要因

要因 体感への影響 対策方法
湿度(WBGT) 湿度が高いほど汗が蒸発しにくい こまめな休憩と水分補給
吸汗速乾インナー着用
濡れタオル併用など
風量・風速 皮膚表面の水分除去と蒸発促進に影響する 大径ファン×高電圧
適切なサイズ選び
直射日光・放射熱 生地温度上昇で体感温度が上昇してしまう 遮熱・接触冷感素材
明色生地
反射加工
衣服圧・通気性 密着や詰まりで風抜けが悪化してしまう 脇・背中のエアダクト設計
適度なゆとり
発汗量・補水 体水分不足で蒸発・体温調節機能が低下する こまめな休憩と水分補給
作業強度 代謝熱増加で熱負担が増大する 作業量や休憩時間の見直し
局所冷却など

40度で空調服を“効かせる”ための設定と装備

風量設定とファン径・電圧

まずは空調服の風量を設定できる上限値を確認しておきましょう。

2025年のモデルだと、105L/秒クラスも登場しています。

40度という環境で空調服を効かせるには、高出力バッテリーと自動降圧の組み合わせがおすすめです。

例えば、最大出力は一定時間で自動降圧し、約1時間で自動低下するといった仕様です。

また、風の流れは肌に直接→首元・袖口・裾から排気の経路を意識しましょう。

ファンのサイズが小さすぎると風路が詰まり、効果が大幅に低下します。

効果の高い生地選び

以下のような生地を選ぶことで、空調服の効果を最大化できるでしょう。

  1. 4WAYストレッチ×空気漏れ抑制素材で風を効率的に押し出し
  2. 接触冷感・UVカット機能で直射日光下での体感改善
  3. 背面の保冷剤ポケット/エアダクトでピーク時の熱負担軽減

吸汗速乾インナーを着用する

肌面の汗を速やかに拡散→蒸発させることで、空調服の効果が格段に向上します。

吸汗・導湿・拡散設計のインナーの着用が効果的です。

関連記事:作業着インナーは夏こそタートルネック!涼しい理由と苦手な人向けの代替案も

40度で着用する空調服に必要な組み合わせ

冷感インナー

ナイロン/ポリエステル系の吸汗速乾×接触冷感素材を選択しましょう。

汗膜を薄くし、風の「仕事量」を蒸発に効率的に振り分けます。

ネッククーラー

首には太い血管が走るため、局所冷却で体感・パフォーマンス向上に寄与するとの研究報告が多数あります。

過信は禁物ですが、有効な補助策として活用できます。

保冷剤ベスト

ペルチェ/保冷剤でピーク時の熱負担を下げ、蒸発×送風と組み合わせた総合冷却システムが有効です。

使用時間と重量のバランスを事前に確認しましょう。

40度で空調服を使う際の注意点

バッテリー発熱

直射日光下や車内などの高温環境での充電・放置は厳禁です。

リチウムイオンバッテリーは高温による劣化や、熱暴走のリスクがあります。

また、純正品を使用し、取扱説明書の順守が基本となります。

汗による感電リスク

空調服は低電圧のため人体への感電リスクは低いですが、濡れた手での着脱、端子の水濡れは厳禁です。

異常発熱時は即座に停止・取り外しを実行してください。

※高温多湿時は休憩・水分/電解質補給が最優先です。空調服はあくまで補助手段として位置づけ、体調異変時は即座に使用中止しましょう

冷却効果の高いおすすめの空調服

バートル AC2021 [春夏用]エアークラフト サイドファンAC長袖ブルゾン[男女兼用]

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40度環境で最も推奨したいのがバートル AC2021です。

サイドファン設計により、従来の背面ファンよりも効率的な風路を確保できる点が大きな特徴となっています。

男女兼用デザインで幅広いユーザーに対応しており、40度の猛暑でも安定した冷却効果を発揮します。

バートル IC101S [春夏用]アイスクラフト(ぺルチェ) ベストのフルセット[男女兼用]

このモデルはペルチェ冷却ユニットを搭載した画期的な空調服です。

–18℃/–12℃の2段階冷却機能により、40度の環境下でも強力な冷却効果を実現します。

エアークラフト対応機能で、20Vで最大約85L/秒の風量を30分間持続できる高性能モデル。

首回りと背脇に配置された6つの装着ホールにより、冷却効果を体全体に効率的に分散させることができ、長時間の作業でも快適性を維持できます。

バートル AC2031 [春夏用]エアークラフト アームハイバック 4WAYストレッチ AC長袖ブルゾン[男女兼用]

バートル AC2031 [春夏用]エアークラフト アームハイバック 4WAYストレッチ AC長袖ブルゾン[男女兼用]

バートル AC2031 [春夏用]エアークラフト アームハイバック 4WAYストレッチ AC長袖ブルゾン[男女兼用]
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機能性と快適性を高次元で両立させたのがバートル AC2031です。

アームハイバックのファン取付設計により、腕の動きを妨げることなく効率的な送風を実現しています。

4WAYストレッチ素材の採用で作業中の動きやすさを確保しつつ、空気漏れ抑制×接触冷感機能により40度環境でも体感温度を効果的に下げることができます。

さらに、背ヨークに設けられた保冷剤ポケット(通気エアダクト付き)により、ピーク時の熱負担を追加で軽減できる設計となっており、長時間の屋外作業にも対応できる総合力の高いモデルです。

40度だと“総合対策”が必要!空調服頼みはNG

40℃の極暑環境では、空調服単体に頼るのではなく、以下の多層対策が成功の鍵となります。

  1. 空調服×インナー×保冷剤やペルチェなどの組み合わせ
  2. 休憩や日陰待機、水分/電解質補給の徹底

空調服は優れた補助ツールですが、基本的な熱中症対策と組み合わせることで、40℃環境でも安全で快適な作業環境を実現できます。

炎天下での作業を行う場合は、ユニフォームタウンの空調服をチェックしてみましょう。

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