炎天下での屋外作業や長時間の移動時、リュックを背負っていると背中が蒸れて不快な経験はありませんか。

お悩みを解決する画期的なアイテムが「空調リュック」です。

従来の作業着型の空調服とは異なり、手持ちのリュックに装着して使用します。

本記事では、空調リュックの特徴からメリット・デメリット、従来の空調服との比較まで、詳しくご紹介します。

リュック型の空調服(空調リュック)とは?

リュック型の空調服(空調リュック)とは

空調リュックは、専用のファンと冷却ユニットをリュックに取り付けることで、背中の通気性を向上させるアイテムです。

従来の作業着型の空調服のように専用の作業着を用意する必要がなく、お手持ちのリュックに後付けできます。

リュックと背中の間に直接風を送ることで、背中の蒸れや熱を効果的に解消します。

空調リュック使用のメリット3つ

空調リュックを使用することで得られるメリットを3つご紹介します。

1. 手持ちのリュックに装着可能

手持ちのリュックに装着可能

既にお持ちのリュックに簡単に取り付けられるため、新たに専用リュックを購入する必要がありません。

また、付け外しも簡単にでき、1つの空調ユニットを複数のリュックで使い回せるので、コストパフォーマンスが高いです。

リュックの買い替えや、通勤用と普段使いのリュックを使い分けている場合にも、助かりますね。

2. 背中の熱・湿気を解消

背中の熱・湿気を解消

暑い日にリュックを背負っていると、背中のリュックと接する部分が、汗でびっしょり濡れて気持ち悪いですよね。

汗を放置することで、肌トラブルや体調不良、臭いの原因にもなりかねません。

空調リュックは、背中に直接風を送ることで、リュックと背中の間にたまる熱気や湿気を効果的に排出できます。

特に夏場の屋外移動は、熱中症予防にもつながります。

普段の通勤時から、登山や遠足などの長時間リュックを背負う必要があるアウトドアアクティビティにもおすすめです。

3. スペーサーが風路を確保

スペーサーが風路を確保

空調リュックには専用のスペーサーが付属しており、リュックの重みで風路が塞がれるのを防ぎます。

荷物の重さに関わらず、安定した風量を確保できるのが特徴です。

空調リュックのデメリットと対策

空調リュックは、便利なアイテムですが、使用の際に注意したい点がいくつかあります。

主な2つのデメリットと、それぞれの対策について解説します。

1. 冷却効果はリュック着用時限定

冷却効果はリュック着用時限定

空調リュックは、リュックを背負っている時しか冷却効果が得られません。

会社に到着してからや休憩時など、リュックを外す際は、別途の空調機能が必要です。

冷房が効いていない環境では、小型扇風機などを用意すると良いでしょう。

2. 重量増加

重量増加

ファンやバッテリーを装着するため、どうしても重量が増加します。

それほど重たいものではありませんが、中には肩への負担を感じる方もいるかもしれません。

重さを感じる場合の対策としては、軽量タイプの空調リュックを選ぶか、リュック自体の荷物を減らすなどの工夫が必要です。

空調リュックV.S.空調服(ファン付き作業着)!どっちが涼しい?

空調リュックV.S.空調服(ファン付き作業着)

空調リュックと従来の空調服のどちらが涼しいかは、使用する人や環境により異なります。

それぞれの特徴を、表で比較してみましょう。

リュック型 作業着型
冷却部位 背中のみ 衣類内(半身または全身)
冷却時間 リュック着用時のみ 作業着着用中
汎用性 大半のリュックに装着可能 専用の作業着が必要、互換性の確認が必要
おすすめの活用シーン 通勤時、リュックを常用する配達作業員、登山、遠足など 土木工事や農業などの屋外作業、キャンプなど

空調リュックは背中の冷却に特化しているため、通勤時や、リュックを常用する配送業者、登山や遠足などのアウトドアアクティビティに最適です。

一方、空調服は全身をまんべんなく冷やしたい方におすすめです。リュックを背負っていない時にも冷却効果を得たい屋外作業員やキャンプの時などに活用しましょう。

空調リュックは自作できる?

空調リュックは自作できる

空調リュックの自作は可能ですが、安全性に注意が必要です。

DIYする場合、市販の空調服キットを流用する方法が一般的です。

自作に挑戦する場合は、以下の記事を参考に、安全性やメリット、デメリットをご確認ください。

空調リュックで屋外移動時の背中を快適に!

空調リュックは、炎天下での作業を快適にしてくれます。

手持ちのリュックに装着できる手軽さ、背中の蒸れを解消する効果があり、夏場の屋外作業者にとって嬉しいアイテムです。

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