地域によっては氷点下に達するなど、厳しい冷え込みで日本の冬はとても寒いですよね。そんな厳しい寒さの中、屋外での作業や仕事で帰宅した頃には体の芯まで冷え切ってしまいます。作業効率も落ちますし、怪我や風邪の原因にもなりかねません。
「屋外での作業も仕事も、暖かい服装で乗り越えたい!」という人におすすめなのが、作業服の下に着る防寒インナーです。近年では様々なメーカーから発売されるようになり、商品選びで迷う人も多いはず。
そこで今回は、冬も暖かく乗り越えるために欠かせない、作業服に最適な防寒インナーをご紹介いたします。
このページの目次
作業服の下に着る防寒インナーとは
防寒インナーとは、「体から発せられる熱を保温する機能を持ち、寒さを防ぐために開発された肌着の代わりとなるインナー」のことを指します。
メーカーによって素材や厚み、特徴は様々ですが、近年の防寒インナーの精度は年々上がり、高性能なものが増えてきました。多くの人が日常的に着用している以外にも、防寒インナーは様々なシーンに適応し、活躍しています。
- 寒い日にハードな作業や仕事、スポーツなどのシーン
- 暖房がかかった暖かい店内や電車の中
など、あくまで一例ですが、上記のような場面では防寒インナーの効果を発揮します。
また、こういった場面ではどんなに寒い冬の日でも汗をかくこともしばしば。汗をかくと、インナーが濡れ、だんだんと体を冷やしていきますが、そんなシーンにもぴったりな吸収性や速乾性に優れた防寒インナーもちゃんと開発されているので安心です。
防寒インナーは素材によってはすぐ乾く生地なので体を冷やさずに済みます。体も温めてくれるので寒い環境で働く人たちの頼もしい味方なのです。
着用するメリット
具体的に防寒インナーを着用すると、以下のようなメリットがあります。
- 薄着なのにしっかりと暖かい
- 着ぶくれせず、動きやすい
冬でもさらっと一枚着用するだけで暖かく、身軽で動きやすいというのが防寒インナーの一番の魅力です。
寒い冬は厚手のセーター、ジャケット、パーカーなど…ついつい厚着したくなってしまいますが、そんな時防寒インナーを着れば、着用していない時と比べて格段に暖かいので、そこまで厚着する必要もありません。
防寒インナーに求められる機能
防寒インナーで寒さを防げるということはわかっていただけたと思うので、ここからは具体的な機能について解説していきます。
吸水・吸湿性
水蒸気を吸収する素材のことを「吸湿性」と言います。防寒インナーにはその水蒸気を熱へと変化させる素材(吸湿性発熱素材)も一緒に使用されています。
つまり防寒インナーは、私たちの体から発せられる汗や皮膚から蒸散する水分を吸収し、熱を発することで暖かく感じる仕組みになっています。
保温性
熱の放出を防ぐ機能のことを「保温性」と言います。
一般的に、通気性が小さいほど、暖かい空気を逃さずに保温性が保たれるとされていますが、防寒インナーの精度は年々上がっています。
蒸れやすい部分的に通気性の良いメッシュ素材を使用しているものや、ボンディング素材を使用しているものなど、メーカーの度重なる改善によって保温性を保ちつつも通気性も良い商品も増えていきました。
このボンディング素材とは、ボンドのように2〜3層の生地を合わせた構造の素材のことを指します。2つの素材を用いることで、表と裏で異なった特徴を持った生地を作り出せるのです。肌に触れる内側だけに、裏起毛を貼り合わせてあるインナーも度々見かけますよね。あれはまさしくボンディング素材を使用して作られたものなんです。
速乾性
「速乾性」とは素早く布を乾かす性質のことを指します。
作業中はもちろん、運動などによってかいた汗をさっと吸収し、すぐに乾かしてくれる機能を持っています。
素材の構成は、肌に触れる内側の部分は吸水性の高い加工、空気に触れる外側の部分は汗や水分を外へ拡散する加工を組み合わせて作られています。2つの素材のメリットをかけ合わせて作られているのです。
綿素材のインナーを着用していると、汗が綿に吸収されてインナーは濡れるので乾きにくくなってしまいます。濡れたインナーウェアを着たままでは、体はどんどん冷え切ってしまうので、速乾性の有無は商品選びの上で非常に重要です。
肌触りのいい素材を選ぼう
肌に直接触れるという点で、防寒インナーを選ぶ際に肌触りはとても大切なポイントです。
暖かくても、肌と素材の相性が合わないと、冬の特に乾燥しやすい時期では、肌がカサカサしてしまったりかゆみを感じてしまう場合もあります。
特に敏感肌の方は、普段から素材に気をつけて衣服を選ぶ方も多いのではないでしょうか。
しかし最近の防寒インナーは、ほとんどのものにふわふわとして肌触りもよく、保温性も高い「マイクロファー素材」を導入しています。
また、天然素材を使用して作られた防寒インナーも開発されているので敏感肌の方にもきっと合う防寒インナーが見つかるはず。
肌トラブルを避けるためにも、それぞれの肌に合った着用方法と素材を選ぶことが大切です。
特徴別おすすめ防寒インナー3選
ここからは作業服の下に着るおすすめの防寒インナー商品をご紹介します。インナーには薄手の春・夏用と厚手の秋・冬用に分かれていて、秋冬用の中でも防寒性能に特化したインナー商品があります。
裏起毛で暖かさ抜群のインナー
裏起毛素材のインナーなので、肌触りと保温性に優れた商品となっています。屋外作業やチルド倉庫など、寒さが厳しい環境で長時間仕事をする人に最適です。
<おすすめポイント>
- 吸湿発熱加工素材で寒さ対策も十分
→汗の蒸気を吸収して熱を発するのでポカポカした着心地に - 消臭・抗菌機能つきのテープ加工
→汗や汚れからインナーを清潔に保つ - 豊富なカラーバリエーション
→おしゃれなデザインの柄が全5色から選べる
メッシュ素材で蒸れにくいインナー
『TS DESIGN ハイネックロングスリーブ』はデザインと機能性を両立した次世代防寒インナーと言われ、秋冬の寒い環境下での作業パフォーマンス向上に役立てる商品となっています。
実用性がとても高く、作業する方向けのインナーだということがよくわかりますね。蒸れにくさも特徴的で、倉庫や建設現場などの汗をかく作業場にも適しています。
<おすすめポイント>
- 濡れても乾きやすい、速乾性のあるポリエステルを100%使用
→汗をかいてもすぐにさらりと乾くので、ずっと着心地よく着られる - 部分的に異なった素材を使用
→蒸れやすい部分にはメッシュ素材を使うなど、通気性の良い作り - 肌触りにこだわったマイクロファー素材
→ポリエステル特有のチクチクとした肌触りは一切なし!保湿性が高く、心地よい肌触り
ストレッチ素材で動きやすいインナー
伸縮自在のストレッチ素材が特徴的なハイネックインナーです。生地が伸びると表面の色が変化するといったデザインの遊び心も素敵な商品。体のラインに合わせて伸び縮みするので、激しい動きを繰り返す肉体労働でも高いパフォーマンスを発揮できますね。
<おすすめポイント>
- ストレッチ素材で体をサポート
→筋肉の冷えを防いで怪我を未然に防ぐ - ボリューム感のある裏起毛生地
→肌に触れる部分は柔らかな風合いの裏起毛で暖かい - 消臭機能でニオイ対策
→抗菌作用があるのでニオイの原因菌の発生を防ぐ
他にも作業用の防寒インナー商品を多数取り扱っているので、もっと見たい人は下記リンクを参照ください。
→他の防寒インナー商品を見る
まとめ:作業服の防寒インナーは必須
以上が防寒インナーの紹介でした。着用メリットについても機能性や素材などの面から理解できたかと思います。
寒さが厳しい日本の冬で、防寒インナーを着ると着ないでは作業パフォーマンスにも大きく差が出てしまいます。また、作業用のものを着ていないと、汗でインナーが濡れ、逆に体を冷やしてしまう場合もあり危険です。
自分自身の健康を維持するためにも、正しい知識を身につけた上で選んだ作業用の防寒インナーを着用したいですよね。
作業服に最適の防寒インナーで今年の冬は快適に乗り越えましょう!
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