女性農業者と企業を結びつけ、商品開発や情報発信等を行う農業女子プロジェクトを、2013年に農林水産省がスタートさせたりと、全体の就農率は減少している一方で、女性の就農率は上昇を続けています。
女性の就農者増加によりお洒落な作業着も増えていますが、前提として安全で作業に適した作業着を選ぶことが重要です。
今回は農作業のレディース作業着の選び方についてご紹介させていただきます。これから農業を始めたいと考えている方もご参考になると思います。
農作業時の基本的な服装
必ずこの作業着を着なければいけない・この装備がないといけないという決まりはありませんので、自由に好きな服を選ぶことができます。
ですが、長時間屋外で作業をすることになるので、長袖・長ズボンの作業着が基本です。露出部分があると、虫に刺されたり、農作物の葉で怪我をしたりするためです。
農作業では土で汚れることは必至です。靴の中に泥が入り込まないように、履物は長靴を選ぶのがベストとされています。
農作業の作業着に適した素材
長時間気温や湿度の高い環境化で、長袖・長ズボンを着ることになるので、通気性の良い麻や綿素材の作業着がおすすめです。
麻は吸湿性と撥水性に優れていて、汗をかいても肌にべたっとひっつかず、吸い取った汗も発散してくれるので、カビや雑菌の繁殖を防いでくれます。
綿は吸水性と通気性に優れていて、肌着や下着類にも多く使われる素材です。夏には涼しく着ることができる一方で、保温性にも優れているため、冬場の作業着としても使うことができます。
お洒落な作業着の選び方
農作業の作業服はもんぺに麦わら帽子、そして首にタオルというイメージが強く、その服装からダサいと感じられることが多くありました。
土仕事で作業着は必ず汚れてしまうため、頻繁に買い換えることはせず、使い込んだ感が出てしまうのも、作業着がお洒落に感じられない原因なのかもしれません。
そのため、汚れが目立ちにくい色や柄物を選ぶと、作業着が汚れても劣化感が少なくお洒落さが増します。
また、農作業の作業着というと、もんぺのようなだぼっとしたフォルムのものがイメージされますが、ストレッチ素材で動きやすさは残しながらも、スマートなフォルムのものを選ぶと、より今っぽさが増してお洒落です。
日焼け対策の作業着アイテム
長時間屋外にいるとなると、日焼け対策が気になる女性も多いのではないでしょうか。
日焼け止めクリームはもちろん必須ですが、汗をかくと落ちてしまうため、日焼け止め以外の対策をしておくと安心です。
基本的な服装である長袖・長ズボンは、露出部分は最小限にすることができるため、日焼けを防止する上でも非常に重要です。
肌が露出している顔と首の日焼け対策としては、つばの広い帽子を被ります。帽子は日射病対策としても必要なアイテムです。UV加工ケープ付きの帽子であれば、首の日焼けも防ぐことができます。
また、顔の中でも一番日に焼けやすい頬骨や鼻は、フェースマスクで覆ってしまうのが手軽です。
紫外線は目からも入りますので、UV加工されたサングラスもあるといいでしょう。作物の色を見たりする際に影響がないクリアグラスのものがよく選ばれます。
帽子の選び方
長時間帽子を被ることになるので、蒸れを軽減できるメッシュ素材や麦わらのような通気性の良いものを選びましょう。
日焼け対策としてつばの広い帽子を上げましたが、つばが大きすぎることで、作物につばがあたってしまい作業しにくくなる場合もあります。そのため、しっかりしたつばがついていて、サイズ的にも大きすぎないサファリハットも人気です。
また、あご紐付きのものを選べば、風で飛ばされたり、動いているときにズレにくくなります。
農作業におすすめのレディース作業着
ドット柄が可愛いお洒落な作業着
綿100％のガーゼパンツは通気性がいいため、夏は涼しく、冬は中に保温性の高いタイツなどを履いて使用することができます。足首部分が絞られているため、長靴を履くときにももたつかず機能性にも優れています。
おそろいの柄のシャツもおすすめです。
つばの広い日焼け防止に最適な帽子です。
ケープ付なので首の日焼け対策もでき、つば部分にワイヤーが入っていて自由に変形させることができるため、作業の環境に合わせた使い方ができます。
ギャルソンエプロン
ストレッチ素材なので、しゃがむことの多い農作業でも突っ張り感なく、快適に作業を行うことができます。
シンプルな作業着の上にピンクやグリーンのエプロンを差し色としてつけるのもお洒落でおすすめです。
普段着としても使えるパーカー
農作業から普段着まで幅広く使えるパーカーで、袖口は長めのリブ編みなので、作業時にも邪魔にならず、見た目にもスマートです。
UV加工もされているため、日焼け対策も万全です。
