「どんな服を作業着というの?」そんな疑問にお答えして、この記事では様々な作業着の種類をご紹介させていただきます。

作業着は工場や建設作業で着用する仕事着のことだけをいうわけではありません。

この記事を読んでいただき、お店や通販で仕事着を探す際に役立てていただければと思います。

作業着(作業服)とは?

作業着の名称

作業着は作業時に着用する衣服全般のことを言います。

体を動かす工場や建設などの作業時に着用するものをイメージされる方も多いかもしれませんが、事務服や医療系のユニフォームも作業着として分類されています。

それでは詳しく作業着の種類を見ていきましょう。

現場系作業着の名称

作業服

現場系の作業服は、両胸にポケットがある襟付きシャツやジャケット・カーゴパンツなどを指すことが一般的です。

作業服には様々な機能のものがあり、汚れから身を守る目的に加え、作業環境に合わせた機能の備わったものを選ぶのがおすすめです。

近年、お洒落でカジュアルなものが多く展開されてきており、作業服の選択の幅も広がっています。

つなぎ

上着とズボンがセパレートになっていない、繋がった形状のものをつなぎと言います。

上下が分かれていないことで、インナーが汚れたり服の中に資材の破片などが入り込む心配がないため、様々な体制で作業を行う整備士や塗装業・消防士などが、作業着として着用しています。

トイレの際に上から全て脱がないといけないため、少し煩わしさを感じるという方もいますが、腰にオープンファスナーが付いていて、つなぎを脱がなくてもファスナーを開けるだけでOKという便利なつなぎも販売されています。

ニッカポッカ(ニッカズボン)

ニッカポッカはひざ下まで丈があるゆったりしたズボンで、裾が絞られた形状のもののことを言います。

鳶職人の作業着として使用されていましたが、ダボッとした横幅のあるズボンは、安全性の理由や柄が悪いというイメージが定着していたことなどから、会社として着用を禁止していたり、履く人は減少傾向です。

高視認

高視認は車の運転者に対して視認性の高い作業着のことを言います。

蛍光生地と再帰性反射材で作られていて、蛍光生地は日中に周辺とのコントラストによる視認性を発揮し、再帰性反射材は夜間に車のヘッドライトに再帰反射することで存在を認知させる役割があります。

路上で作業を行う場合は交通事故のリスクが常にあるため、そのリスクを減らすためにも必要な作業着です。

医療系作業着の名称

白衣・ドクターコート

医療現場で主にドクターが着用するユニフォームですが、医療現場以外にも研究機関などで使用されています。

清潔感・フォーマル感を演出できることに加え、ワイシャツやスクラブを着用していても、上から羽織ることで医療従事者であることが誰が見ても明確に分かる状態になります。

元は丈の長いものが主流でしたが、近年はハーフ丈のものやデザイン・機能性を重視したものも人気です。

スクラブ

スクラブは首元がVネックになっていて半袖の医療用白衣のことを言います。

元々は手術着として使われていましたが、機能性が優れていることから他のスタッフへも普及が進んでいます。

常に動きながら仕事を行っている医療従事者にとって、圧迫感がなく動きやすいという点で非常に人気の高い作業着です。

オフィス系作業着の名称

事務服

事務服は事務員が着用する制服のことで、オフィスウェア・オフィスユニフォームとも言います。

会社のイメージ・雰囲気を表すことにもなり、社内の風紀を統一できるという点でも、会社指定の事務服を用意しているところも多いです。

事務服にはジャケットやブラウス・ベスト・スカートなどがあります。

覚えておきたい作業着の部位・用語集

さらに詳しく名称について知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

作業着と呼ばれる衣服は色々ある

作業着には色々な種類があり、大きく分けると現場系・医療系・オフィス系に分けることができます。

通販や店舗で仕事着を探す際に、カテゴリーが多くどこを探せばいいか分からないというときには、今回ご紹介した名称で検索をしてみてください。

細かい用語まで全て覚える必要はないですが、この記事でご紹介した作業着の名称は覚えておくと便利でしょう。