動きやすい服装で脱ぎ着しやすいものと言われると、パーカーなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
確かに動きやすいし着心地もいいですが、介護シーンでファスナーがOKかどうかで迷われる方が非常に多くいらっしゃいます。
- 介護服としてファスナー付きの服はOKなの?
- ファスナーは危険なの?
という疑問をお持ちの方は、この記事を参考にしてみてください。
このページの目次
介護する際に避けたい服装
ファスナーや飾りのついた服
ファスナーや飾りのついた服は、介護をする際に相手の素肌を傷つけてしまったり、髪の毛が絡まったり、安全性の面で避けたほうがいいと言われています。
また、ポケットに関しても中に入れていたものがしゃがんだ時に落ちてしまう可能性があるため、そういう部分も考慮された医療・介護現場用の服がおすすめです。
服ではないですが、アクセサリーも同じリスクがありますので、付けないという判断が一般的になっています。
暗いトーンの服
介護現場では喪服をイメージさせるような黒い服は着用が禁止されていることがあります。
黒に限らず暗いトーンの服よりは、雰囲気が明るく温かみのある明るめのトーンの服が好まれており、白やピンク・淡い黄色や水色などがおすすめです。
明るい色を着用することで、顔色も明るくなり、健康的に見えるというメリットもあります。
介護に適した服装
動きやすい伸縮性のある服
身体介護や生活介助などを行うときは全身を使うため、身体に合っている動きやすい服装を選ぶようにしましょう。
身体にフィットしていないことで特に窮屈に感じるのが、肩周りやお尻・膝などです。
伸縮性がなかったりサイズが小さくて窮屈だと、動きを妨げてしまい効率を落とすので注意が必要です。
また、パンツに関しては、裾が足の長さに合っていないことで、裾を踏んで転倒してしまったり、裾が車椅子などに引っかかったり、事故のリスクが高まります。
身体にフィットしている服を選ぶことは、動きやすいことはもちろんですが、安全性にも考慮することに繋がるのです。
通気性のいい服
体を動かす介護は、季節問わず汗をかくことが多いので、通気性や速乾性に優れた服を着用するかどうかで、着心地がかなり変わります。
大量に汗をかいて、素肌に衣服が張り付くのはとても不快ですし、汗をかいたまま放置することで臭いや皮膚トラブルにも繋がります。
そのため、機能性にも考慮して服を選ぶことがポイントです。
介護におすすめしたいお洒落なユニフォーム
通気性に優れたドライポロシャツ
通気性と速乾性に優れたポリエステル100%のハニカムメッシュ素材を使用した、サラっとした着心地のポロシャツです。
カラーは14色から選ぶことができ、サイズも5Lまで展開されているので、幅広い方に着用していただけます。
衿と袖部分は二本のライン入りで、全体をキュッと引き締めた印象にしてくれます。
抗菌防臭ポリジン生地を使用していることで、汗の嫌な臭いを防いでくれる効果があります。
撥水加工のニットシャツ
医療現場や介護現場でのハードな動きにも対応した、ポリエステル100%のストレッチ素材を使用しています。
襟元は耐久性の高い異素材リブで、脱ぎ着しやすく圧迫感もありません。
水を弾く撥水加工がされているため、入浴介助の際にエプロンが不要で、より快適に動くことができます。
吸汗速乾機能により、汗をかいてもすぐに乾いてくれるので、不快な蒸れを抑えてくれます。
スポーティーなスクラブ
動きやすく機能性にも優れたスクラブです。
バイカラーデザインで、首周りや脇腹部分の色使いがアクセントになっています。
脇のポケットは二重構造で使い勝手が良く、右脇にはループを設計したことでロッカーの鍵などの取り付けも可能です。
肩と脇には消臭テープを施してあり、気になる臭いを防ぐことができます。
スクラブパンツ
この前に紹介したスクラブと合わせて着用できるパンツです。
工業洗濯対応で繰り返し洗濯しても色が落ちしづらく、形が崩れしづらいため、 長くキレイな色合いとシルエットを保つことができます。
シワになりにくいだけでなく、通気性やストレッチ性能にも優れています。
介護服には安全で動きやすい服装を選ぼう
介護をする際に最も気をつけなければいけないのが安全面です。
ファスナーや飾りのついた服は、皮膚を傷つけたり、髪の毛を巻き込んでしまう危険性があるため、控えるようにしましょう。
また、介護現場では全身を使うハードな動きが多く、それに対応できるように自分の身体にフィットした動きやすい服を着用する必要があります。
この記事を参考に、安全性と動きやすさを兼ね備えた介護服を選んでみましょう。