防寒と一口に言っても、都心の真冬を耐えられる程度の防寒で良いのか、それとも雪が降り積もる氷点下のような状況でも耐え切れるような防寒なのか、程度は実はかなり違います。
今回は、雪が降り積もるような氷点下の状況でも耐えられるような最強の防寒着を紹介していきたいと思います。
このページの目次
氷点下に対応する作業着の条件
まず氷点下に対応するには、どのような機能性の防寒着である必要があるでしょうか。最低条件は4つあると考えています。
防風
まず1つ目は防風機能を持ち合わせていること。風は非常に体温を下げる効果が確認されています。
実際、一見モコモコして暖かそうな衣服よりも、ペラペラでも防風効果のあるものの方が暖かさを感じることもあります。
必ず防風の作業着を選ぶようにしましょう。
防水
2つ目は防水機能があること。これはもちろん、雪への対策のためです。
雪が作業着に付着し、それが溶けて体内に侵入し、体内に侵入してくると体温を奪われてしまいます。
必ず防水性能のある防寒着を選ぶようにしましょう。
保温
3つめが保温性です。
やはり気温がとても低いので、身体の暖かさをどれだけ保つことができるかというのは重要な要素になります。
保温に関してはレイヤリングという考え方もありますので、気になる方は詳しい解説記事を一度見てみてください。
透湿
そして最後にご紹介するのが透湿性です。
あまり聞きなれない方もいるかもしれませんが、簡単に説明すると、湿度を作業着の外に逃がしてくれる機能のことです。
作業をしていると、どうしても体が温まり保温性がありすぎるあまり、逆に暑くなって汗をかいてしまうことがあります。
汗をかくだけならまだ良いのですが、作業を止めた瞬間に汗が水分に変わり、体温を奪いすぎてしまうという問題があります。
なので保温性はありつつも、湿度は体の外に逃がしてくれるような設計の作業着がおすすめです。
他にもあると便利な機能性
電熱服
他にも氷点下に対応する方法としては、最近流行ってきている「電熱服」のような機械で強制的に暖めるような機能もあります。
こちらも別の記事で詳しく解説していますので、気になる方は見てみてください。
アルミ
他にも裏地がアルミになっているという機能性もあります。
アルミには非常に高い保温効果があり、料理などでもよく応用して利用されていますよね。
これが作業着にも利用されていることがありますので、裏地がアルミの生地の作業着を選ぶのも一つの手段です。
デメリットは価格
ここまで必要な機能について解説しましたが、やはりかなり必要な機能が多いので、作業着の値段としては少し高くなってしまうのがデメリットです。
しかし、氷点下で霜焼けや凍傷などになってしまうリスクを考えれば、必要なコストと考えることもできます。
氷点下にも対応しているおすすめ防寒着をご紹介
TSデザイン 18226 メガヒート 防水防寒ジャケット(男女兼用)
「メガヒート」と商品名に冠している通り、身体から放たれる熱を反射して保温するだけでなく、汗は体外へ放出するという防寒着です。
防水に関しても耐水圧は5,000mmとかなり高め。
防水・防寒・透湿の三層構造で作られており、さらに作業着の裏側の画像を見てもらえるとわかりますが、アルミの裏地になっています。
普通のアルミであれば湿度を逃さないのですが、これがTSデザインさん独自機能であるメガヒートの由来になっています。
アウトドアテイストでかっこよく、しかも軽量なのでぜひ一度お試し下さい。
YouTubeでもご紹介させていただいておりますので、動いている状態が見たい方はチェックしてみてください。
アイトス AZ6063 極寒対応 光電子 防風防寒着コート
ブルゾンタイプの寒冷地対応作業着のご紹介です。
こちらはアイトス独自の機能性である「電光子」が利用されておりまして、身体を寒さから守り、体温のバランスを整える効果が期待できます。
セットで販売されているサロペットも優秀で、サロペットでしたら雪も入りにくく、背中はホッカイロポケット付き。
また反射バイピングが施されていますので、雪が降っていて視認性が下がってしまうような状況でも作業員の動きを確認しやすくなっています。
カラーは4種類ありますが、積雪地帯での作業であることを前提であるとするのならば、目立つような黄色などのカラーを選ぶと良いでしょう。
TSデザイン 18246 メガヒートES防水防寒ジャケット(男女兼用)
氷点下の極寒に耐えるだけでなく、帯電防止が必要で、さらにJIS規格にも適合している必要があるという方におすすめなのがこちら。
帯電防止機能が付いていますので、静電気のパチパチを抑えることができます。
こちらも最初にご紹介した商品と同じでメガヒートブランドになっておりまして、アルミ素材が高い保温性を保ちつつも透湿性を確保してくれています。
JIS規格に適合している分、価格はやや高めになっています。
素材はESマイクロリップ、混率はポリエステル100%になっています。
フードの部分もアルミになっているのですが、デザイン的にもカッコいいです。
インナーカフが付いてますので、雪も入りにくいです。
こちらも紹介動画がありますので、サイズ感などが気になる方はぜひチェックしてみてください。
他にも氷点下でも耐えられるような高機能な防寒着をお探しという方は、他にも様々なアイテムがありますので、ぜひユニフォームタウンで探してみて下さい。