長時間じっとしている作業や寒い屋外での作業では、どうしても足先が冷えてしまいますよね。いつも仕事中につま先が冷え切ってしまうという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、足の冷えにお悩みの人にぴったりの、最強に暖かい作業着用の防寒靴下の選び方をご紹介します。この記事を参考に、あなたの体質や作業内容に適した靴下の選び方を押さえてくださいね。

作業着用の防寒靴下のメリット

作業着用の防寒靴下は、普段使い用の防寒靴下と何が違うのでしょうか。まず第一に挙げられるのは、その耐久性とフィット性です。

普段使い用の防寒靴下にも保温性の高い素材を使用した商品が多数販売されています。しかしあくまで普段遣い用のため、細身の靴にも合わせられるよう薄手だったり、特別フィット性には優れていない商品が目立ちます。

一方、作業用の防寒靴下は安全靴や長靴といった作業靴に合わせられるよう適度な厚さで、ハードな動きにも耐えられる耐久性を持ち合わせています。また、機敏な動きやあらゆる足の動きをサポートできるよう、フィット性に優れているのも特徴です。

作業着用の防寒靴下の種類

作業用の防寒靴下には、先丸タイプ、5本指タイプ、足袋タイプの3種類があります。それぞれメリットがあるので、特徴を解説します。

先丸タイプ

先丸タイプは、つま先が丸くなった一般的な靴下のことです。普段足袋タイプや5本指タイプを履かない人も違和感なく履けるノーマルなタイプで、指を1本ずつ通す必要がないため一発で素早く履けるのが特徴。生地が重なり合わないことから、靴のサイズ感を変えにくいのも魅力です。

また、指同士が触れ合うため、暖かく感じやすいとも言われています。ただし、その分蒸れやすさが気になる場合もあるでしょう。

5本指タイプ

5本指タイプは、手袋のように5本の指がそれぞれ独立した靴下のことです。指を1本1本包み込むため保温性の高さが魅力。指の間の汗を吸収し、蒸れにくいのも特徴です。ニオイや水虫が気になる人にぴったりでしょう。

また親指から小指までをしっかりと使うことができるため、正しい姿勢や歩き方を維持しやすいというメリットもあります。それにより、足の親指が曲がる外反母趾の予防にも効果的です。足の指の付け根にある「八風」というツボを刺激することができるとも言われています。

ただし、指の部分に生地の重なりができるため靴が窮屈に感じたり、5本それぞれの指を通すのが面倒というデメリットもあります。

足袋タイプ

足袋タイプは、親指と人差し指の間で2つに分かれている足袋のような靴下のことです。正しい姿勢や歩き方を維持しやすいといった5本指タイプと似た特徴を持ちながらも、靴のサイズを変えにくく、着脱が簡単なのが魅力。

5本指タイプのメリットに魅力を感じるものの、靴を履いたときの違和感が気になる人や素早く履けないのが面倒という人に試していただきたいタイプです。

作業着用の防寒靴下を選ぶ際のポイント

作業着用の防寒靴下を選ぶ際のポイント

作業用の防寒靴下を探しているものの、さまざまな機能を持った商品が販売されていてどれを購入するべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここからは、作業着用の防寒靴下を選ぶ際のポイントをご紹介します。

保温性

防寒目的の靴下である以上、暖かさは外せないポイントです。商品を選ぶ際は、生地の厚みや生地に施された加工、素材の特徴をチェックしてください。ただし、厚みのある靴下は靴が窮屈に感じやすいため、靴のサイズ感を考慮して選びましょう。

生地の加工としては、無意識のうちに体から放出される汗や水蒸気を吸って発熱する吸湿発熱加工、体温を逃さない遠赤外線加工などが挙げられます。このような加工の施された商品を選ぶと、厚み以上の暖かさを感じられるでしょう。

また、ウールやアンゴラ、シルクなどの保温性に優れた肌触りのいい素材が使用されている商品もあるため、触り心地にもこだわりたい人はぜひチェックしてください。

快適性

作業用の靴下となると、暖かさだけではなく蒸れにくさやズレにくさといった快適さも重要なポイントです。

高い保温力を維持しながらも通気性にこだわった商品が多数販売されているため、蒸れや水虫といったトラブルが気になる人はぜひ試してみてください。さらに、消臭防菌加工のされた商品だと気になるニオイを抑え、清潔に保つことができますよ。

また、フィット性にこだわるなら、土踏まずあたりや足首にぐるりと一周サポートゴムが入っているものや足を正しく使える5本指タイプ、足袋タイプがおすすめです。足の動きをサポートしてくれるため、作業に集中できるでしょう。

耐久性

作業用靴下は通常の靴下よりもハードな状況下で使用することが多いため、丈夫さを重視したい人も多いのではないでしょうか。体重のかかりやすいつま先やかかとは特に摩耗しやすいため、長く使える破れにくい靴下を探しているならそれらの部分が補強されている商品を選んでください。

また、化学繊維よりも天然繊維の方が穴が空きやすい傾向にあります。丈夫さを重視するなら、化学繊維100%、もしくは化学繊維の混ざった素材がおすすめです。

防水性

水に濡れると体感温度が著しく低下します。そのため、雨や雪の中での作業、水場での作業が想定されるなら、防水機能付きの商品も視野に入れましょう。

防水機能付きの靴下は、生地の間にビニールのような水を通さない素材が挟み込まれているのが特徴です。雨などで靴下がぐっしょりと濡れてしまうことに悩まされている人は、ぜひ試してみてください。

さらに防寒するなら作業着用レッグウォーマーもおすすめ

さらに強力に防寒したい人は、防寒靴下と作業用レッグウォーマーの併用がおすすめです。ふくらはぎを温めると全身の血流が良くなるため、冷えに悩んでいる人はぜひ使ってみてください。

また、レッグウォーマーは防寒タイツよりも着脱がラクなのも魅力。外に出るときや急に寒くなったタイミングで簡単に着用することができますよ。

下記の記事で、作業着用レッグウォーマーについて詳しく解説しています。

まとめ

作業着用の防寒靴下を選ぶ際は、靴下の形状と機能性をチェックしましょう。形状や機能性によって履き心地や暖かさ、快適さに差が出るため、あなたにぴったりのタイプを見つけてください。

靴下は重ね履きしたり、レッグウォーマーと合わせて使用するのもおすすめです。この記事を参考に作業用の防寒対策アイテムを揃えて、寒い冬を乗り切ってくださいね。