カフェ・喫茶店のスタッフや、レストランのホール。
スーパーの店員さんから、家事に勤しむ主婦の方まで、エプロンはさまざまなシーンで着用されますよね。

ですが、エプロンにも様々な種類があることをご存知でしょうか?
形・機能性共に、様々なバリエーションがあり、それぞれ選ぶ上でのポイントが存在しています。

この記事では、あなたがご自身に最も適したエプロンを選ぶことができるよう、
エプロンの種類や、機能性の違い、ご家庭用と業務用エプロンの違い等を解説します!

1. エプロンのそれぞれの違いを解説

エプロンは主に、「胸当てエプロン」「腰エプロン」の2パターンがあります。
また、生地にもいくつか種類があり、ご家庭向けと業務用でも大きく違いがあるのです。

業務用エプロンと家庭用エプロンって何が違うの?

まず始めに、業務用エプロンと家庭用エプロンの違いについてご説明しましょう。

業務用エプロン

業務用エプロン

業務用エプロンは、ハードな使用を想定されて作られている為、高い耐久性を備えています。
各メーカーごとで厳しい耐久試験を行っており、
簡単にはくたびれない作りのエプロンが市場に出回っているのです。
素材も、機能性に特化したポリエステルを使われていることが多いですね。

また、衣服から汚れを守るのがエプロンといえども、
あまりに汚れが目立った状態ではお客様の前に出ることができませんよね。

そういう意味でも、業務用のエプロンは、
汚れが目立ちにくい、濃い目の色を取り入れていることが多いのです。

さらに、業務用エプロンは洗濯をしたり、
漂白剤に浸けても色落ちしにくいような機能を備えているモデルが多く、
デザインもどんなユニフォームにも合わせやすいよう、無地デザインのものが多いことも特徴です。

総括すると、業務用エプロンは、デザインよりも機能性に特化したエプロンということが言えるでしょう。

家庭用エプロン

家庭用エプロン

一方家庭用エプロンは、どちらかというと、
柄の入ったオシャレで可愛いデザインのエプロンが多いのです。

あまりハードな使い込みをされない想定で作られている為、素材もポリエステルではなく、
綿が採用されることが多いのも特徴と言えるでしょう。

逆に言えば、ご家庭でもエプロンを高頻度で使われる場合は、
業務用エプロンも視野に入れて選んだ方が良いかもしれませんね。

ひとことポイント!

ナビゲーション

業務用エプロンとご家庭用のエプロンの最大の違いは、耐久性です。
お店で使用する場合、頻繁にクリーニング・洗濯に出されるので、
それに耐えうる耐久性が求められるんです。

胸当てエプロンと腰エプロンの違い

胸当てエプロンと腰エプロンの違い

エプロンには、「胸当てエプロン」と「腰エプロン」の2種類があります。

胸当てエプロンは、肩や首に紐を通し、上半身から下半身までを覆うエプロンです。

一方、腰エプロンは、腰から下のみを覆うエプロンで、「サロンエプロン」とも呼ばれています。

お店のユニフォームでエプロンを取り入れる際、
胸当てエプロンか腰エプロンどちらを採用するかを考える時、
基本的には、「上半身が汚れるかどうか?」を第一優先で考えていきましょう。

一般的には、お花屋さんやスーパーの店員さんや、ダンボールをかついで運ぶような
軽作業が発生するお仕事の方は、胸当てエプロンを採用しています。

一方サロンエプロンは、カフェやレストランのスタッフなど、
お食事を運ぶことが多いお仕事のユニフォームとして、採用される傾向があります。

また、サロンエプロンはオシャレな所が強みです。
最近ではシャツを見せるのが、飲食店のホールスタッフのファッショントレンドでもあるので、
喫茶店などに出向くと、オシャレなシャツにサロンエプロンを携えた店員さんを見ることがよくあります。

  胸当てエプロン 腰エプロン(サロンエプロン)
汚れをガードできる範囲 上半身まで 下半身のみ
機能性とデザイン性 機能性重視 デザイン性重視
業務内容 外作業、軽作業、水仕事など 料理を運搬する、接客業
主な業種 ガーデニング、清掃業、倉庫作業、キッチンスタッフなど レストランウェイター、ソムリエ、カフェスタッフなど

胸当てエプロンの種類

胸当てエプロンの種類

さて、胸当てエプロンと腰エプロンの違いをご説明しましたが、実は胸当てエプロンの中にも、
いくつか種類があるのをご存知でしょうか?

主にたすき掛けエプロン・H型エプロン・首掛けエプロンの3パターンがあります。

詳しくは「胸当てエプロンの選び方」をご覧いただければと思いますが、
ここでは簡単にそれぞれの特徴をご紹介します。

たすき掛けエプロン

たすき掛けエプロン

たすき掛けエプロンは、背中の紐がたすきのようにX型になっています。

腰で紐を結ぶ為、シルエットがキレイに、細く見えるというのが特徴です。

また同じ理由で、エプロンがピタッと衣服にまとわりつく為、
多少激しく動いてもエプロン自体がズレにくいという特徴を持っています。

ただデメリットとしては、肩に紐を通している為、肩こりを引き起こしやすく、
また毎回紐を結ぶ必要があるので、着脱が面倒
といったことが挙げられます。

たすき掛けエプロンのメリット・デメリット


>>たすき掛けエプロン特集はこちら

H型エプロン

H型エプロン

H型エプロンは、表側はたすき掛けエプロンとあまり違いはありませんが、背中の紐がH型になっており、
基本的に腰紐がなく、ボタンで止めるという仕様になっています。

紐を通す必要が無い為、そのまま被って着用することができます。

また、たすき掛けエプロンに比べると、肩紐が太いモデルが多いため、
たすき掛けエプロンよりも肩こりになりにくいというメリットもあります。

一方でデメリットは、紐ではなくボタンで止めている為、ストンとしたシルエットとなり、
ラインが太く見えるということが挙げられます。

H型エプロンのメリットとデメリット


>>背中H型エプロン特集はこちら

首掛けエプロン

首掛けエプロン

首掛けエプロンは、紐を首にかけているので、肩紐がズレるという心配がありません。
またたすき掛けエプロンと同様、腰紐を結んで着用する為、細くスッキリした印象を与えます。

また、シルエットが可愛らしいイメージがあることから、女性にも人気なタイプです。

ただ、紐を首の前から掛けているため、肩と首が凝りやすいというデメリットがあります。

首掛けエプロンのメリットとデメリット

ひとことポイント!

ナビゲーション

いかがですか?それぞれ一長一短の特徴をもっていますが、
ご自身が何を最優先とするか?をはっきりすることが、
胸当てエプロン選びには重要なんです。


>>首掛けエプロン特集はこちら

素材の違い

エプロンの素材には、主にポリエステルを使用しているものと、
綿を使用しているものの2パターンがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

ポリエステル

ポリエステル
耐久性☆☆☆☆★
通気性☆★☆☆☆
デザイン性☆★☆☆☆

ポリエステル素材のエプロンは、撥水・撥油機能や、耐久性が強いという特徴があり、
綿素材に比べると機能性に優れている
ため、業務用エプロンでは採用率が高いものとなっています。

他にも、速乾性が高かったり、シワになりにくいといった特徴もあります。
工業用の洗濯にも耐える耐久性を持っているので、
スタッフのエプロンをまとめてクリーニングできるのも大きな強みですね。

その一方で、静電気を帯びやすかったり、通気性が悪いので蒸れやすいというデメリットもあります。

綿

綿
耐久性☆★☆☆☆
通気性☆☆★☆☆
デザイン性☆☆☆★☆

綿素材はポリエステル素材に比べると、火に強いという特徴を持っています。

特に火を取り扱うお仕事の場合、エプロンが燃えやすいかどうかというのは、
エプロンを選ぶ際とても重要になってきます。

キッチンでのお仕事がメインの店員さんには、綿のエプロンを着用させるべきでしょう。

また、綿素材のエプロンは、プリント加工がたやすいので、デザイン性に優れたエプロンが多いのです。
その為、家庭用エプロンには綿素材が使われていることが多いです。

その代わり、ポリエステルに比べると耐久性がなく、洗濯を何度もすると、ヨレてしまったり、
縮んだりしてしまいます。

また、シワにもなりやすい為、都度アイロンがけが必要になってきます。
何十人もスタッフを抱えているようなお店にはあまりオススメできないと言えるでしょう。

2. エプロンには様々な種類の機能がある

さて、これまではエプロンの形の種類について解説していきました。
次に、エプロンの機能性の部分について着目していきましょう。

そもそもエプロンは、「衣服から汚れを守る」為に着用されるアイテムです。

つまりエプロンは、前提として汚れることを想定しなければいけないのですが、
その汚れをいかに生地に染み渡らせないか?またポケットなどの収納はどうか?というのは、
エプロンを選ぶ上で非常に重要になってくるのです。

撥油・撥水

撥油・撥水

エプロンを着用していて、最も多い汚れは、水や油の汚れです。

特に皿洗いをしている時は頻繁に水しぶきを浴びるでしょうし、料理の片付けの際などは、
油汚れがついてしまうことがあります。

その時、撥水・撥油機能が備わっているエプロンであれば、水分や油をはじいてくれますし、
基本的には洗濯に掛ければキレイに汚れを取り除くことができる為、汚れが着きやすいお仕事の場合には、必須の機能といえるでしょう。


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退色防止

退色防止

エプロンはズバリ、汚れるものなので、頻繁に洗濯をする必要がありますよね。中でも、
強い汚れが付着してしまった際は、漂白剤に浸けなければいけないケースもあります。

元々白いエプロンであればいいですが、カラー付きの場合、漂白剤に浸けてしまうと当然、
エプロンの地の色も抜けてしまいます。

しかし、エプロンの中にはフェードガード機能という、洗濯や漂白剤に浸けても、
色落ちしない機能を備えたモデルがあります。

落ちにくい汚れが付着しやすい環境でのお仕事の場合は、
フェードガード(退色防止)機能を備えたエプロンを選ぶと良いでしょう。


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ポケット・収納性

ポケット・収納性

業務用ユニフォームとしてエプロンを着る場合、ペン・メモなどの文具や小物など、
お仕事に必要な道具を入れるスペースが必要になってきますよね。

その際、ポケットの数や収納スペースの多さは非常に重要になってきます。

ポケットが多ければその分たくさん収納することができますし、
咄嗟に取り出なければならないようなシーンでも、必要なアイテムをスムーズに取り出すことができます。


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静電気防止

静電気防止

特に冬の乾燥している時期などは、
エプロンは静電気を帯電しやすいという特徴があります。

エプロンが帯電していると、静電気がバチバチいったり、
衣服とエプロンがまとわりついてしてしまい、とても煩わしい気分になってしまいます。

またそれだけでなく、エプロンが帯電していると、ホコリも付着しやすくなってしまいます。
どれだけキレイな状態にしていても、ホコリやチリが付着してしまっては、
お客様に不快感を与えてしまいますよね。

このことから、業務用エプロンの多くは制電機能を備えていますが、
導入しようとしているエプロンに制電機能が備わっているかは、念の為確認しておきましょう。

ひとことポイント!

ナビゲーション

エプロンは汚れから衣服を守るものなので、ズバリ、
デザイン以上に機能性を意識したい所です。
収納がどれくらい充実しているかも、エプロンを選ぶ際は重要なポイントです!

3. あなたのお店、会社ではどんなエプロンを選びますか?

どのようなシーンで使うか?を考えよう

エプロンを選ぶ際、一番優先すべきことは、どのようなシーンで使うか?
をあらかじめ把握しておくことです。

どのようなシーンで使うか?を考えよう

例えば、カフェやレストランのホールスタッフなど、上半身にあまり汚れがつきにくい業種の場合は、
腰エプロン(サロンエプロン)を取り入れて、オシャレに着こなしたいところです。

どのようなシーンで使うか?を考えよう

反対に、軽作業が多い業種の場合は、上半身が汚れることも想定されるので、
胸当てエプロンを取り入れて、さらに耐久性の強く、
撥水や撥油などの機能も充実しているポリエステル素材が望ましいでしょう。

色が与えるイメージを把握しよう

どんなエプロンを選ぶかにおいて、エプロンの色選びも非常に重要です。

色によってそれぞれ与える印象が大きく異なりますし、エプロンは衣服を覆っている為、
お客様の目につきやすいのです。

その為、ユニフォームとして採用したいエプロンの色が、
どのようなイメージをお客様に与えるかを理解することはマストと言えるでしょう。

今回は、エプロンのカラーとして代表的な5色の特徴をご紹介します。

ブラック

黒エプロンは、どんなデザインのシャツやパンツにも合わせることができる為、
業務用エプロンとしては幅広く採用されています。

また、黒は汚れが非常に目立ちにくいのですが、汚れることを想定しているエプロンにとって、
これはとても大きなメリットですよね。

黒は重く、暗い印象を与えると言われていますが、うまく着こなせば、
それ以上にクールで大人な雰囲気を与えるので、
スタイリッシュな雰囲気を出したい時にもオススメです。

ネイビー

ネイビー色のエプロンも・黒と同様人気のカラーとしてさまざまなシーンにとして取り入れられています。
これも黒同様、汚れが目立ちにくいというのも大きいですね。

黒よりもマイルドな印象を与え、またネイビーの特徴として、
相手に安心感を与えるという効果があります。

グリーン

グリーンは、リラックス効果を与えたり、目に優しい色として有名です。
エプロンは体全体を包んでおり、面積が大きいことから、
グリーンカラーのエプロンを取り入れてお客様のリラックス効果を図るお店も多いようです。

ブルー・サックスカラー

青や水色は、爽やかでありながら、
誠実さ、真面目さを与える効果があります。

その為、エプロンにも人気のカラーになっています。

さらに、世界で最も人気の色とも言われているので、
外国人が多いお店でも使いやすい色といえるでしょう。

ホワイト

白は清潔感、純粋さといった印象を与える為、カフェやレストランのウェイターを始め、
幅広い職種に人気です。

白は汚れがとても目立つ為、エプロンには避けられそうなイメージがありますが、
ソムリエやバーテンダーの方には、非常に人気なカラーとなっています。

4. 業種別におすすめシャツをご紹介!

カフェ・喫茶店

おすすめポイント

つい無難な無地を選びがちなサロンエプロンですが、あえてチェック柄を取り入れてよりオシャレでカジュアルな雰囲気を演出。
無地柄のシャツとの相性はバッチリです。

ダイニング・バー

おすすめポイント

よりモードな雰囲気を出したいダイニングバーでは、やはり無地のロングサロンエプロンがオススメ。
ラインがキレイに見えるよう、パイピングも施されており、撥水・撥油仕様で、機能性もグッド。

和食レストラン

FK7172 FACEMIX 和エプロン
FK7172 FACEMIX 和エプロン

WEB特別価格:円(税抜)

おすすめポイント

シャンブレー素材のサロンエプロンは、和食レストランの雰囲気にとてもマッチング!
こちらも無地のシャツとの相性が○。まさに「和」の空間を醸し出すことができるでしょう。

イタリアンレストラン

FK7136 FACEMIX 衿付き胸当てエプロン
FK7136 FACEMIX 衿付き胸当てエプロン

WEB特別価格:円(税抜)

おすすめポイント

黒無地カラーにVネック、スリット付のこちらの胸当てエプロンは、
エプロンとは思えないほどオシャレでスタイリッシュなデザインエプロンです。
フェースガード(退色防止)機能がついており、漂白剤もOKなので、長く着用することができるでしょう。

ガーデニング

おすすめポイント

ガーデニングのような外作業には、上半身までカバーできる胸当てエプロンがオススメ。
真ん中のポケットは大容量で、いろんな小物を収納することができます。紐を後ろに通して前で結ぶので、
動いても安定感があり、外作業にピッタリです!