どんなに大事に使っていても、日々の仕事で作業服にダメージが蓄積していくものです。
特に糸のほつれは厄介で、間違った対処をしたり、放置してたりすると買い換えないといけない事態になるかもしれません。
でも実は、正しい対処法さえ知っておけば作業服のほつれを直すのは簡単なんですよ!
このページの目次
作業服で気をつけたいほつれとは
作業服は過酷な作業場でのお仕事で日々消耗しています。汚れや破損だけでなく、糸がほつれることも珍しくありません。
作業服の値段は決して安くはないので、すぐに買い換えるわけにもいきませんし、買い換えてもまたほつれてしまうかもしれません。
「糸のほつれなんて大して気にならない」
という人もいるかもしれませんが、そのままにしておくと余計ダメージが拡大したり、見た目もだらしなくなってしまいます。
糸を引きちぎるのは間違った対処法
糸がほつれて飛び出してしまっているとき、ついつい引きちぎってしまう人もいるのではないでしょうか。
それは誤った対処法で、生地によっては余計な糸を巻き込んで一気にほどけてしまうことも。
特にニット系の生地は下手すると気持ちいいくらいにほどけてしまいます。
糸を引っ張っていってほどけてしまうと、完全に修復するのは困難になるので、絶対に引きちぎろうとはしないでくださいね。
糸ほつれの対処法
作業服の糸がほつれてしまった場合、針を用意して裏側に隠してしまいましょう。
一度覚えてしまえばスムーズに対処していけるので、よく作業服を着用する人は参考にしてみてください。
ほつれ補修針で糸を裏地に押し込む
(出典:Amazon ほつれのん補習針)
「ほつれ補修針」という特殊な針を使うことで、とても簡単にほつれを直すことができます。
作業服のほつれ部分に針を通し、尖っていない方でほつれ糸を引っ掛けて裏地に引き込む仕組みとなっています。
裏地に引き込めば目立たなくなり、引っ張って周囲の糸がほどける心配もありません。
そこから糸を切るか縫い付けるといった対処でバッチリです。
裾のほつれの対処法
裾の糸はよくほつれが生じやすいポイントでもあります。
でも実は、裾は簡単にほつれを直すことができる箇所なので、正しい対処法を覚えておきましょう。
まつり縫いで縫い目を目立たせない
手縫いでほつれの修復をする場合は、まつり縫いが簡単ですし縫い痕が目立ちにくいのでおすすめです。
裾の折り返し部分に針を通して、ほつれた糸を縫い付けましょう。コツは表生地に縫い目が目立たないように、小さくすくうことです。
素材によってはかぎ裂きにも要注意
作業服の素材の中でも、綿素材はポリエステルと比べて、着心地は良いんですが耐久性にやや不安が残ります。
工場や建築現場など、作業場によってはハードな作業で生地が破れる可能性も。
中でも特に気をつけたいのがかぎ裂きです。
作業服は決して安くないので、かぎ裂きで買い換えるのは出費が痛いですが、そのままにしておくと穴が広がってしまいます。
そこで、簡単にできるかぎ裂きの対処法を紹介するので参考にしてみてください。
かぎ裂きは補修布で対処する
かぎ裂きの対処法としては、専用の補修布を使うのが一番効果的です。
補修布とは破れた部分を覆い被して修復するための布で、破損部分を目立たず頑丈に修復させることが可能なんですね。
補修布のメリットは、縫う手間がかからないので簡単に修復作業が完了することです。
まとめ
以上が作業服のほつれを直す方法についてでした。
お仕事をする上で欠かせない作業服なので、すぐに買い換えるのではなく、できるだけ修復して使い回せるように工夫をしていきましょう。
慣れるまでは大変かもしれませんが、長期的に見ると覚えておきたい生活の知恵ですね!