選挙活動は候補者一人だけでは行なえません。後援会を含め、支援してくれるたくさんの人たちの協力なくしては選挙戦を勝ち抜けません。

また協力してくれる人たちの士気も重要です。選挙活動に参加してくれるすべての人たちが心の底から候補者を応援してくれているとは限らず、縁があって仕方なく参加している人もいるでしょう。

そのために有効なのが、街頭演説など有権者の前に出て選挙活動を行う際、チームのみんなが一体感を持つために着用するユニフォームです。スポーツでも同じですが、視覚的な統一感はチームに結束力をもたらします。

そしてチーム内の結束だけなく、有権者に与えるイメージにも少なからず影響があります。そこで今回は選挙の際に後援会を含めたチームが着用するユニフォームを決定する際に考えなければならないことをまとめました。

※本ページでは事例をご紹介するためにツイートを引用していますが当社として政治的な意図はございません

季節によって考える

季節から選挙服を考える

まず最初にもっとも基本的なこととして、選挙活動を行う時期、つまり季節を考える必要があります。選挙に出馬することが決まったときと、実際に選挙活動を行う時期は異なる場合があります。

暖かい季節(夏・秋)

夏や秋など、比較的暖かさのある時期であればポロシャツがもっともポピュラーです。ポロシャツは機能面を考えても動きやすく通気性にも優れ、ビジュアル面でも襟が付いていることから有権者に礼儀正しい、しっかりしているという印象を与えることができます。

おすすめのポロシャツ

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このようなシンプルなものを選ぶ後援会が多い傾向があります。

秋となり肌寒くなってきたとしても、ポロシャツのインナーとしてロングTシャツを着用することで、凌ぐことができます。といっても動き回ることも多い選挙活動ですから、肌寒い季節でもTシャツ1枚で活動をすることは多くなるでしょう。

それからもう一つ紹介するのはオリジナルTシャツです。最近では有権者に親近感を持ってもらうためにTシャツのようなカジュアルさをPRすることがあります。夏のTシャツの有用性についてはもはや説明する必要もないでしょう。

寒い季節(冬・春)

冬や春など、寒さを感じることの多い季節では、ウインドブレーカーを着用する後援会が多いです。真冬であっても、動き回ることを考えるとダウンのような分厚い上着を来てしまうと機動力に支障が出ます。

その点ウインドブレーカーであれば、寒さをもっとも感じる冷たい風を防ぐことが出来ますし、暖かさに不安があればインナーを着込むことも用意ですから、気温に対して調整しやすいという特徴があります。

またウインドブレーカーは非常にシンプルな作りですから価格面でも不安がありません。

おすすめのウインドブレーカー

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天候によって考える

先程季節では、気温を中心に考えポロシャツとウインドブレーカーをご紹介しましたが、実は天候面も考慮すると、ウインドブレーカーは年中必要かもしれません。

選挙活動を行うのは晴れている日だけではありません。少ない活動日数で多くの有権者にアピールをする必要がありますから、スケジュールの都合上、雨の中でも選挙活動を行わなければならないシーンも出てきます。

そんなときに傘をさしながらの行動は色々と不便があります。

ウインドブレーカーは防水スプレーを散布することで、簡易的な雨合羽の役割を果たしてくれます。ウインドブレーカーの中には雨合羽としても活用することができる商品もありますから、単に防寒のためだけに選ぶだけではなく雨合羽としても機能するような商品を選ぶと一石二鳥の活躍をしてくれます。

有権者に与えたいイメージから考える

これまでは機能面から考えられることについて中心に説明してきましたが、ユニフォームを着用することで有権者に伝えるイメージについても考える必要があります。

色(カラー)によって与える印象がある

あなたもご存知の通り、色にはそれぞれ効果があります。例えば企業のようにしっかりとした印象を与えたい場合には青色を活用することが多いですし、逆に元気な印象を与えたい場合には赤やオレンジなど暖色をよく利用します。

様々な色があり、そしてそれぞれ効果が変わりますので、もっと詳しく色が人に与える印象について知りたい方は下記リンクをご参照ください。

↓参考リンク
≫ 「色が人にもたらす印象、心理効果を理解して、ビジネスシーンに活かそう!」

連動性(ブランディング)

色を一から選ぶのではなく、連動性を考えることも重要です。全てにおいて統一された印象や体験を有権者に与えることで一種のブランディングのような働きかけをすることも可能です。

例えば既に開設しているホームページや、作成したポスターやチラシがある場合、そのメインカラーとなっている色と合わせて統一感を持たせるのも良いアイデアです。

また党に所属している場合、党のカラーというものが存在していることがあります。そのカラーを合わせることにより、党による結束力を有権者にPRすることもできるでしょう。

名前を入れる(名入れ)

考えなければならないのは色だけではありません。有権者に少しでも候補者の名前を覚えてもらうため、ユニフォームに候補者の名前を入れるという方法もあります。

名前だけではなくキャッチコピーのようなものがあれば、そういったメッセージを入れることもあります。

特殊なユニフォームで盛り上げる場合も

ここまではポピュラーなアイテムをユニフォームとしてご紹介してきましたが、過去に出馬した候補者の中に一風変わったユニフォームを着用しているチームもあります。

そんな事例をご紹介していきます。

スポーツチームのユニフォーム

スポーツチームは地域に根ざしたクラブチームが多いため、地元密着をPRするために野球やサッカーなどスポーツチームのユニフォームを着用する候補者もいます。またただ単に候補者がそのスポーツチームのファンであるという理由もあるようです。

ただし注意しなければならないこともあります。スポーツチームのユニフォームというのはポロシャツなどに比べ高価ですから、たくさんの数を用意しなければならないときにはコスト面で不安が残ります。

またスポーツチームが持つブランドを政治利用することに懐疑的である有権者もいます。そのため地元愛をPRしたいだけだとしても、逆に批判を浴びてしまう可能性もあるでしょう。

郷土着を着用する

特定地域でよく着用されるような服をユニフォームとすることも地元愛をPRするのに有効です。例えば沖縄ではかりゆしウェアが有名で、知事選などでよく着用している様子を見かけます。

似顔絵プリントTシャツ

オリジナルTシャツを作成する際に候補者の名前を入れるのではなく、似顔絵を挿入している候補者もいます。特に候補者が優しい顔をしている場合、似顔絵も親しみを持てるものとなり、それをTシャツにプリントすることで親身な政治家となることをPRすることができるかもしれません。

小物を使うシーンも

ユニフォームは上着だけではありません。統一感という意味ではユニフォームを購入すると同時に、以下のような小物の購入も検討しなれけばならないでしょう。

はちまき

小池百合子氏が都知事選の際、グリーンをチームカラーとして有権者にPRしたことはテレビなどのメディアでも大きく取り上げ有名です。その際には着用する上着だけではなく、戦う意思をPRするためにはちまきも着用していました。

有権者は候補者の顔を見ることが最も多いですから、色を使って印象を与えたい場合にははちまきは有効なアイテムとなります。

リストバンド

握手をする機会が多い選挙活動ですから、暑い時期では手汗が気になることもあるでしょう。暑い季節の場合、腕から吹き出した汗が手まで流れ手汗となってしまうことを防ぐためにリストバンドをチームカラーと合わせて着用することで有効な対策となるでしょう。

帽子・サンバイザー

熱中症を防ぐためにサンバイザーや帽子を着用するチームもあります。その際、髪型が崩れてしまわないサンバイザーは利用する機会も多いでしょう。

マイクカバー

体に身につけるものだけではなく、演説する際のマイクカバーもユニフォームの色と統一させることで色による印象効果をアップさせることができます。

はちまきと同様、マイクは口元に近い位置持っていることから、有権者が候補者の顔を見ることが多くなるシーンでは効果を発揮するでしょう。

ユニフォームは確実に選挙戦に効果を発揮する

以上のようなことからユニフォームが選挙戦においていかに重要なピースであることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

候補者は基本的にスーツを着ることが多いですが、時代の流れとともに、いかにも「政治家」という印象を与えることがマイナスになることもあるでしょう。

ユニフォームを含め、一貫したブランディングは確実に候補者の力となりますので、様々なことをよく考えての購入を検討してみることをおすすめします。