ファン付き作業着(空調服)には、“保護フィルター”をつける方が好ましいケースがあります。
「なぜフィルターが必要なの?」という人のために、どういったシーンで活躍するのか解説します。
このページの目次
空調服のフィルターの効果
ファン付き作業着(空調服)になぜフィルターが必要なのかというと、
- ファンの保護
- 粉塵・草木・虫などの吸入対策
といった理由があります。
ファンは外気を取り込む役割を担うため、空気中のチリやホコリ、鉄粉などの細かい異物を吸入してしまいます。
フィルターなしで使い続けると、空調服の機能低下だけでなく、故障の原因にもつながるでしょう。
余計な異物の吸入を防ぐことで、空調服の効果を保ちつつ、ファンを保護することにもつながります。
ただし、フィルターをつけることで、どうしても空気の吸い込みが弱まってしまいます。送風効率が下がるので、出力を上げて風量を増やすなどの対処が必要です。
空調服のフィルターの種類
フィルターの種類は、
- 粉塵フィルター
- 金属フィルター
- 保護ネット
の3つがあります。
以下、それぞれ詳しく説明していきます。
粉塵フィルター
グラスウール・鉄粉などの粉塵の吸い込みを防ぐフィルターです。解体工事や工場などの現場で活躍します。
不織布素材で不燃性のフィルターとなっています。使い捨てでフィルターの着脱も簡単なのもポイント。
金属フィルター
金属フィルターは火花からファンを保護するために使います。
メッシュ仕様なので風量はほぼ変わらず、送風効果もキープしたまま装着可能です。
ファンに装着したままフィルターを外すこともできるため、着脱が簡単なのも嬉しいポイント。
空調服専用の「ファン保護ネット」
木の枝や草木、虫の吸い込みを防ぐ保護ネットです。シーンや業種を問わず使えるため、空調服とセットで買うとよいでしょう。
4枚セットなのでぼろぼろになってもすぐに交換できます。長くファンを使い続けたい人は必須でしょう。
フィルターが活躍するシーン
空調服のファンフィルターはあらゆる現場で欠かせないアイテムです。
特に、
- 建設現場での作業
- 土木業や芝刈りなどの屋外作業
- 鉄工所などの溶接作業
上記のような現場で必要になるケースが多いです。
建設現場では粉塵フィルター、屋外作業では保護ネット、溶接作業などでは金属フィルターといったように、用途・職種に応じてフィルターを使い分けましょう。
ファン付き作業着(空調服)を買うならネット通販がお得
以上がフィルターの効果についてでした。空調服はバッテリーやファンを長持ちさせることで、その分をウェアの買い替え費用に回すことができます。
また、空調服とセットで安く買ったり、まとめて買って送料を抑えたりといった買い方もできるので、作業着専門のネット通販をチェックしてみましょう。