「梅雨時期だけど、暑いから空調服を着たい…」
「空調服って雨の中着用しても大丈夫なの?」
空調服はバッテリーで駆動するので、水に濡れると故障の原因になります。
そこで今回は、雨の中で使っても良いのかどうか、雨天時にどうしても使いたい場合の対策について解説します。
このページの目次
雨天時の空調服利用は避けるべき
結論から言うと、雨天時に空調服を着用するのは控えるべきでしょう。
理由として、
- 空調服に備わっているファン・バッテリーが故障する
- 涼しくなる効果(生理クーラー現象)を得られにくい
といった点が挙げられます。
バッテリーの電圧が低いので、雨天時に使用しても感電の恐れはありません。
ただし、バッテリーやファンが故障するおそれがあるため、雨天時の使用はおすすめできません。
湿度の高い雨天時は効果を発揮しにくい
そもそも梅雨時期や雨天時など、湿度の高い日は空調服の効果を発揮しにくいです。
「湿度が高い=空気中の水分が多い」ということなので、汗が蒸発しにくくなり、生理クーラー現象が起こりにくい状態です。
どうしても雨の日に着用したい場合の水濡れ対策
「どうしても雨の日に空調服を着たい」というのであれば、
- ファンカバーを使う
- 防水機能付きの空調服を着る
- 空調服の上にレインコートを羽織る
といった対策が考えられます。
空調服用の「ファンカバー」を使う
最も手軽な方法が、空調服の雨除けファンカバーを使うことです。
ファンに取り付けることで、ファンの上に屋根ができ、雨が入り込むのを防いでくれます。
価格は4,000円前後で空調服メーカーから発売されています。
防水機能付きの空調服を着る
撥水・防水機能が備わった、透湿性に優れた空調服であれば、雨天時の利用でも問題ないでしょう。特殊な生地と構造なので、防水ウェアに強いメーカーが開発している商品もあります。
防水機能付きの空調服は、ウェアだけで相場が2〜3万円程度と高価な印象です。ファンとバッテリーを別で買わなければいけない可能性もあるので注意しましょう。
上からレインコートを羽織る
空調服の上からレインコートを羽織り、「ファンスペーサー」を装着することで、雨が浸水するのを防ぐことができます。
ファンスペーサーは各空調服メーカーから1,000円前後で買うことが可能です。梅雨時期など、雨の日も空調服を使いたい人は、レインコートとセットで揃えておきましょう。
ファンが水に濡れたときの対処法
空調服のファンユニットは防水仕様ではないため、水に濡れたら必ず乾かすようにしましょう。
そのまま使うと故障の原因になります。壊れないように、綿棒や柔らかい布で優しく拭き取ってあげましょう。
ファン付き作業着(空調服)を買うならネット通販がお得
雨天時の空調服利用についてでした。原則おすすめはできませんが、どうしても使いたい場合は、故障しないようにファン・バッテリーの雨除け対策を万全にしましょう。
空調服以外にも、梅雨時期に快適に過ごせる作業着が見つかるので、これを気に専門のネット通販をチェックしてみてはいかがでしょうか。