アロハシャツについてのお役立ち情報

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最近ではホテルや旅行代理店などで、
制服としてアロハシャツを導入する会社が増えてきました。
カラフルな色合いが夏の暑さを軽減させ、お客様にも好印象を与えます。
しかしアロハシャツは、
お手入れ方法を誤ると縮みや傷みの原因となってしまいます。
そこで、この記事ではアロハシャツのお手入れ方法を素材別にご紹介します。

22アロハシャツを洗濯する前に知っておくべきこと

アロハシャツの形状を維持するために、洗濯はとても重要です。
アロハシャツの中にはデリケートな素材で作られているものもありますので、
洗濯をする前に知っておくべきことを確認しましょう。

すぐに洗う

アロハシャツの中でシルク製のものは特にデリケートな素材でできています。
シルクは酸性に弱く、汗をかいたまま放置しておくと、色あせやシミの原因になります。
さらに、酸化によりアロハシャツを傷めてしまうこともあります。

乾燥機の使用は最小限にとどめる

アロハシャツに限らずに、衣類は乾燥機に入れると縮んでしまうことがあります。
特にアロハシャツの素材は、熱に弱いものが多いため注意が必要です。

アロハシャツを乾かす際は、基本は天日干しで乾かします。
どうしても乾燥機が必要な場合は、洗濯表示を確認して乾燥機に入れても大丈夫かを確認し、
できる限り短時間で済ませましょう。

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コットン製のアロハシャツは、少なからず縮みが起こる素材となっています。
コットンは、肌触りが良い一方で繊維の中に水を含み乾燥すると縮みが生じてしまいます。
どうしても縮みが気になる方は、
縮みに強い素材のポリコットン(ポリエステル+綿)を選ぶと良いでしょう。

23アロハシャツのお手入れ方法【素材別】

「仕事でアロハシャツの制服を着ることになった。けれども、お手入れの方法が分からない」。
そんな方に、アロハシャツのお手入れ方法を素材別でご紹介します。

コットン(綿)

コットンは、植物からとれる天然の繊維で、肌触りや通気性が良い素材です。
一方でデリケートな素材であるため、なかには洗濯機では洗えないものもあります。
洗濯する際は、あらかじめ洗濯表示を確認し、『洗濯機で洗えるか』どうかを確認しておきましょう。

洗濯機で洗う手順

  1. アロハシャツを軽く折りたたんで、洗濯ネットに入れます。汚れている部分を表に出します。
  2. 洗濯機を「弱」「お手入れ」「ドライブ」などの丁寧コースに設定し洗濯してください。
  3. 脱水を使用する際は、時間を短めに設定します。50秒前後を目安に途中でストップすると、
    ダメージを最小限に抑えることができ、長持ちします。

手洗いで洗う手順

  1. 洗面器にぬるま湯を入れ、中性洗剤(おしゃれ着洗剤)を入れて混ぜる
  2. アロハシャツを平たくたたみ、指で揉むように洗う
  3. 洗面器にぬるま湯を貼り洗剤泡がなくなるまで、洗剤をすすぐ
  4. 軽く絞り、洗濯ネットに入れて洗濯機で50秒程度脱水すると完了

レーヨン

レーヨンは、艶やかな光沢があり、肌触りが良い素材です。
洗濯すると縮みやすく、とてもデリケートな素材のため、レーヨンのアロハシャツは、
手洗いでお手入れすることをおすすめします。

手洗いで洗う手順

  1. 洗面器に水を入れて、中性洗剤を入れて混ぜる
  2. コットンよりもデリケートな素材のため「揉む」よりも「ほぐす」に近い感覚で手洗いをする
  3. 水に長時間浸しておくと、繊維が縮みやすくなるため、30秒程度で素早くすすぐ
  4. 洗い終わったら、ハンガーにかけて風通りの良い場所で陰干しすると完了

ポリコットン(綿&ポリエステル)

ポリコットンは、耐久性や速乾性に優れた素材です。
また軽くてシワになりにくいなど、優れた点が多くあります。
ポリコットン性のアロハシャツは、洗濯機で洗っても問題ないものがほとんどです。

洗濯機で洗う手順

  1. 洗濯機に入れる前に、襟元や汚れの気になる部分にスポット洗剤をつけて5分ほど置く
  2. アロハシャツを裏返しにして、洗濯ネットに入れる
  3. 洗濯機のコースを『中』もしくは『ドライコース』に設定して洗濯する
  4. 脱水や乾燥をしても基本は大丈夫です。短めに設定することでシワを最小限に抑える

素材

ポリコットン自体は、熱や日光に強い素材でありますが、
カラフルな色のものは高温や直射日光によって色落ちすることもあるので、
気をつけましょう。

24アロハシャツのアイロンのかけ方と注意点

仕事で着用するアロハシャツだけに、一般のシャツ同様ビシッと決めたい!
そのような方にとってアイロンは欠かせないですよね。
ここでは、アロハシャツの正しいアイロンのかけ方と注意点についてご紹介します。

準備する物

  • ・アイロン台
  • ・袖用アイロン台
  • ・アイロン
  • ・当て布もしくはハンカチで代用可

アイロンのかけ方

  1. まずアロハシャツを裏返しにします。
    それから襟から襟の順でアイロンをかけるようにします。
    アイロンをかける際は、必ず、当て布を使いましょう。

    また、闇雲にアイロンをかけるではなく、一方向に何回に分けてかけるようにしましょう。
  2. 続いてアロハシャツを表に戻し、袖にアイロンをかけます。
    袖の部分は縫い合わせに沿ってアイロンをかけるようにします。
    その後、身ごろを正面から背面方向にアイロンをかけていきます。

    この時、アイロン台のラウンドになっている部分に襟を当て込むと、
    アイロンがかけやすくなります。
    背面は、アロハシャツの襟下から裾に向かってアイロンをかけていきます。
    この場合もアイロン台のラウンドを利用することにより、
    背面にあるタックのシワまで綺麗に伸ばすことができます。
  3. 左右の身ごろにアイロンをかけた後、背面の襟や肩の縫い合わせ部分にアイロンをかけていきます。
    ボディ部分のアイロンはこれで完了です。
    続いて、袖部分にアイロンをかけます。
    この時、袖用アイロン台があれば、アイロン台を袖に潜らせて
    しっかりとアイロンをかけることができますので、便利です。
  4. 両袖が終わったら、最後の仕上げで首元のボタンをとめて襟部分を軽くプレスすると、
    アイロン完了です。
    シワを伸ばす負担を減らすために、洗濯が終わって乾かす時にシワを伸ばすのがおすすめです。

アイロンがけを楽にするイージーケア



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シャツをしっかりと着こなすために、上記の手順を参考にして丁寧にアイロンをかけることは大切ですが、
毎晩念入りにアイロンをかけて綺麗な状態を保つのはなかなか大変です。

そこで、アイロンがけの時間を少しでも短縮したいと考えている方は
「イージーケア」が施されているアロハシャツの購入も視野に入れてみましょう。
イージーケアのシャツにはシワになりにくい加工が施されているので、
いつものアイロンがけが楽になります。

25アロハシャツが縮んでしまった時の対処方法

シルクやレーヨンのアロハシャツは縮みやすいものです。
「しっかりと手入れをしたのに縮んでしまった」という場合、
どのように対処したら良いでしょうか?
仕事で着用するものであれば、早めに対処したいですよね。
そのような時、緊急の対処方法をご紹介します。

市販の柔軟剤(ソフナー)を用意します。
どの柔軟剤を選んでもOKですが、注意書きに縮んでしまったアロハシャツの素材、
例えば『シルク』や『レーヨン』などと記載されているものを使うと良いでしょう。
洗面器にぬるま湯と柔軟剤を規定量入れて混ぜます。
アロハシャツをその洗面器に1時間程度、浸してください。
浸しすぎると生地が硬くなってしまう恐れがありますので注意が必要です。
基本は、柔軟剤の使用方法に従って使いましょう。
浸し終わったら、ぬるま湯で流水すすぎをします。
洗濯が目的でないので軽く揉みながらすすぐ程度で大丈夫です。
その後、脱水を短めにします。その後は、風通しの良い日陰で干します。
乾いたら、仕上げにアイロンをかけます。
アイロンの設定温度を低めにして、縮みを伸ばす方向にアイロンをかけていきます。

上記の方法で、縮みをある程度元に戻すことはできるでしょう。
しかし一度、縮んでしまったものは元通りにはならないので、その点はご了承ください。

26アロハシャツの長期保管で気をつけるべきこと

夏場はよく着用するアロハシャツも、冬場になるとめっきり着用する機会が少なくなります。
長期で保管する場合は、次のように保管しましょう。

折り畳んでおく

次回着るまでハンガーにかけておくと、ハンガー跡が残ってしまいます。
可能であれば畳んで保管しましょう。
畳むのが難しい方は、丸めてクローゼットにおいても大丈夫です。

虫食いにご用心

長期保管をする際、特に気をつけなければいけないのが『虫食い』です。
洗濯が不十分で汗や皮脂が残ったまま保管すると虫食いになる恐れがあります。

特にシルクやコットンのアロハシャツは、
他の素材に比べ洗濯に手間がかかるという点からお手入れが不十分になってしまいがちです。
しっかり洗濯をして汗や皮脂をきれいに取り除き、風通しの良い場所に保管しましょう。

27アロハシャツはお手入方法が肝心!

アロハシャツの形状を維持するためには、素材にあわせたお手入れが重要になってきます。
特にコットンやレーヨン製は、誤ったお手入れをすると縮みや傷みの原因となってしまいます。

そのため、業務用のアロハシャツはポリコットン製のものがよく利用されます。
ポリコットンは、縮みや痛みに強いだけでなく、通気性や汗の吸収にも優れています。