アロハシャツを着るメリットは？ユニフォームでカジュアルな店舗づくり

服装はその店舗のイメージを決めるアイテムのひとつです。
外観や内装と同じく、コンセプトにあわせたユニフォームを採用することで
来店したお客様の満足度向上につながります。
ただし、お店のコンセプトと違いがあると逆効果になることもあるので注意してください。

ユニフォームは社内の意思を揃えるため、会社のイメージにあった色合いやデザインが選ばれます。
アロハシャツは色と柄でインパクトが強く、
それ自体が会社のイメージにつながるので夏のユニフォームとして選ぶ会社も増えています。
仕事で着るのなら、上はアロハシャツで下はチノパンやスラックスが基本となるでしょう。

また、導入する会社が増えたことで、
業務用アロハシャツも襟元のデザインや色などの種類が豊富になりました。
シンプルな単色、リゾート感のあるハイビスカス柄、
きちんとした印象のあるボタンダウンといった要素からお気に入りの商品を見つけましょう。

アロハシャツはとてもカジュアルなユニフォームです。
スーパークールビズで環境省が推奨する服装のひとつに含まれているとはいえ、
業種によってはまだまだ導入しにくいといった声もあります。
ですが、飲食店や旅行代理店、介護職での利用ではそのカジュアルな印象からお客様が緊張せず、
話しかけやすいといったメリットがあるようです。

明るく話しかけやすい印象を与えることで、
初めて来店されるお客様にも満足度の高い時間を提供できるでしょう。

ユニフォームは仕事場でしっかり働くための服装です。
私服で働くよりも早く仕事モードに入れるため、仕事への姿勢も変わってくるでしょう。
特に接客業の場合はプライベートの意識を引きずったまま、働き始めるわけにはいきません。
そういった理由から、ユニフォームはスタッフが働きやすい環境を作るためにも必要です。

幸い接客業でコンセプトにあっていれば、アロハシャツを利用しても不快に思う人はあまりいません。
価格も安価な商品が多いので、ぜひ、導入を検討してください。

私服OKの職場の場合、お店のイメージに合わない格好でスタッフが働く可能性があります。
また、服装の規定を作っても抜け穴となるような格好や着崩すことも考えられます。
そういった不安を取り除くためにも、服装を用意した方が対応しやすくなるのです。
仕事中だと割り切ることで反発も少なくなりますし、
スタッフとしても服装の汚れを過度に心配する必要はありません。
経営者にもスタッフにもユニフォームにはメリットがあるといえるでしょう。

鮮やかな印象のある赤色は、飲食店にとって効果の高い色です。
看板やのれんで赤い色が使われるのは、人が無意識に身の回りの赤いものを見てしまうからです。
また、赤色には食欲を増進させる効果も期待できます。
テーブルクロスやお皿にも赤色が取り入れられるのはそうした効果があるからなのでしょう。

そんな赤色をユニフォームに取り入れることで、仕事に対し前向きなスイッチを入れることができます。
赤はエネルギッシュな気分にさせる色です。
活発的に働く、明るい接客につながる可能性も考えられます。

黄色は赤色と同じく暖色系で、空腹中枢を刺激して食欲を増進させる効果があるといわれています。
しかし、赤色と違ってインパクトの強い色ではありません。
赤の鮮烈なイメージを軽減した、少し柔らかな印象です。
心理的な効果としては、集中力や判断力を高めるといわれています。
また、見ている相手に対しては人懐っこい印象を与えるので、
円滑なコミュニケーションを取りたい場面で役立ちます。

ただし、度をこすとマイナスイメージにつながることもあるので注意は必要です。
そのため、淡い黄色を好む人もいます。
アロハシャツの場合は黄色だけでなく白の柄が入っていたり、
逆に黄色が差し色となっていたりする商品があるので、上手く利用してください。

青色は年齢を問わず好感度の高い色です。気持ちを落ち着かせて、
時間の感覚を遅く感じさせる心理効果があるので、
落ち着いた雰囲気の店舗を作りたいのなら利用できるのではないでしょうか。
空や海をイメージさせる色なので、リラックスできる空間作りに役立ちます。

ただ、こちらも注意する点があります。
青は食欲を抑える色ともいわれています。
そこで、清潔感や落ち着いた印象を与える白を組み合わせた商品がおすすめです。

緑色は疲れを癒す、リラックス作用のある色です。
アロマセラピーやマッサージのように癒しが求められる業種のユニフォームにはピッタリでしょう。
黄色と青色を混ぜて作られる緑色は２つの色に似た印象を与えます。
周囲の色によってイメージが変わってくるので、店舗の内装などに合わせて活用してください。

ココナッツボタン

ヤシボタンともいわれる、ヤシの実を削り作られるボタンです。
自然な風合いがアロハシャツにマッチするため、アロハシャツではポピュラーなボタンになります。

竹ボタン

繊維の密度が高い竹から作られるボタンです。
磨くと光沢が増すという特徴があります。
和柄やオリエンタルデザインと呼ばれるデザインパターンと相性の良いボタンになります。

シェルボタン

ヴィンテージアロハシャツでよる利用されるボタンです。
名前の通り貝から削り出して作られます。
白蝶貝ボタンと黒蝶貝ボタンの2種類があり、どちらも深い光沢が特徴です。
黒蝶貝は、高級なアロハシャツによく利用されています。

開襟

オープンカラーシャツともいわれる、襟元を広く開けられるデザインです。
小さなボタンとループタイがついているので、
一応襟元まで締めることはできますが基本的に締めずに着用されます。
涼しく開放的な見た目でリゾート感や夏らしさを演出できるデザインです。

ボタンダウン

襟の先端をボタンで固定するデザインです。
襟をボタンで締めることによって、開襟よりもきちんとした印象になります。
カジュアルからビジネスシーンまで幅広く利用されている、人気のあるデザインです。

キルトや普通のパッチワークなど、使えなくなったアロハシャツを集めておいてリメイクしてみましょう。
小物入れBOXを作ってレジの近くに置いたり、
小さいテーブルにテーブルマットとして使ったり意外といろいろなものに使えます。
素材は、丈夫で安価なコットンやツルッとした肌触りが特徴のレーヨンがおすすめです。

アロハシャツに使われている素材がコットンなら、タオルとしてリメイクするのも良いでしょう。
コットンは吸水性が良く、耐久性の高い素材です。
ですが水洗いすると縮む、長く使うと色落ちするという短所も持ち合わせた素材になります。

そこで、着用できなくなったコットン素材のアロハシャツをタオルとして利用してみましょう。
タオルなら多少色落ちしていても気になりません。
短所よりも、コットンの吸水性や耐久性、洗濯しやすいといった長所をしっかりと活かすことができます。