事務服としての制服がある場合、車通勤する方は多くが家からそのまま制服(事務服)を着用していくようですが、電車・バスなど公共交通機関を利用しての事務服通勤は「ハードルが高い」という意見が大多数です。

それは事務服に使用されるデザインはほとんど実用的なものに限られており、出社前や仕事帰りのお買い物などに応用が利かないのでは…という理由ではないでしょうか。
ただ、事務服通勤ができた場合に身支度の時間の大幅短縮ができますし、オフィスの更衣室の広さや設備が充実していなくても困らないなど、事務服で通勤できるのなら何かと利便性が高まるのも事実です。

そこでオシャレに着こなせて、寄り道や急な予定が入ってもひと目が気にならない、恥ずかしくない、そんな理想的な事務服スタイルについて考えていきましょう。

通勤時は事務服にプラスアルファしたい人も多い

事務服のまま通勤するときに、皆さんが一番気になるのはどんなポイントでしょうか?

「スカートとパンプスは気にならないから、会社に着いた時に上着やベストに着替えるだけの状態で通勤したい!」
「スカートの色柄やデザインがいかにも事務服だから、通勤だけは動きやすいパンツスタイルにスニーカーで行きたい!」
「できれば会社以外で事務服姿を人に見られるのは避けたい!」

事務服のデザイン次第でもありますが、人それぞれ色々な意見、考えがあるでしょう。
事務服のデザインや会社の立地条件、通勤時に利用する公共交通機関に着くまでの徒歩や自転車の時間の長さなど、考えるべきポイントは様々で、気になるところも千差万別です。

しかしそのまま出歩くことには抵抗があるので、何か手間のかからないプラスアルファをして快適な事務服通勤が実現できるといいですよね。
中でも、事務服の上着を変えることでイメージをガラッと変えられる方法がありますので、全部が隠れるようなコートスタイルから、手軽に温度調節ができるカーディガン、フォーマルな印象を演出できるジャケットスタイルについて詳しく見ていきましょう。

これらのアイテムを活用することで、「毎日の通勤服を考えるのは面倒だし洋服代はなるべく抑えたい」という希望も叶えられますし、明らかに毎日事務服で通勤をすることの気恥ずかしさやストレスもなくなります。

【参考記事】オフィスコーデも周りに一歩リード!事務服のかわいい着こなし方▽


1.事務服の上から羽織って全体を覆うコート

ひと口に「コート」と言っても色々な種類のものがあります。その中で通退勤時に着用することを考えると、一番使いやすいのはトレンチコートではないでしょうか。

トレンチコートは(敢えてショート丈を選ばない限り)お尻がしっかり隠れるタイプから膝丈までありますので、事務服を覆うように隠せるデザインのアイテムです。
最近ではカラーバリエーションも豊富で、ベーシックなベージュやネイビーから、ライトグレーや淡いグリーンなどその年のトレンドカラーに添って選ぶこともできます。
襟元も少し見える程度ですので、事務服のシャツやポロシャツ、ジャンパーなども隠すことができます。

どうしても襟元が気になる時は、ストールやスカーフなどで襟元をアレンジすれば、事務服を脱ぎ着する手間を省きつつ、手軽に、華やかにイメージを変えられます。
トレンチコートの他にもスタンドカラーコートやショールカラーコート、ロング丈のMA-1タイプや真冬のダウンコートなど、季節によってバリエーションもありますし、素材や色で楽しむこともできます。

事務服通勤に合わせるコート選びのポイント

事務服通勤の上着としてのコートを選ぶ際のポイントは、季節に合った素材や色柄選びも大事ですが、サイズ感には特に配慮してください。
普段の洋服と同じサイズ感覚でコートを選ぶと、事務服の上に重ね着した際、肩や腕周りのサイズ感が少し窮屈に感じることが多々あります。
とくにダウンコートは厚みがあるため、結局事務服を着替えないと着られない、という結果になることも。

一般的に、事務服の素材やデザインは耐久性や機能性を重視されていますので、スマートに見えることやスタイリッシュなデザインであることは二の次になりやすく、私服のサイズ感覚とは多少異なります。
ふだんの洋服のサイズ感だけを頼りに選ばず、自分が着ている事務服の特徴(たとえば生地に厚みがある、肩幅が広いなど)を考慮して選ぶ必があります。
可能であれば事務服の上に着られるかどうか、試着するのが理想的です。

2.温度調節しやすいカーディガン

全体的に隠せるコートは便利ですが、着られる季節が限られます。夏が近づけばコートを着て通勤するのは見た目にも暑そうですし、会社に着くまでに汗だくになって事務服まで湿ってしまう…といった事態は避けたいものです。
コートを着られない季節におすすめの上着がカーディガンです。

カーディガンは一年中使用できるお役立ちアイテムで、温度調節もできますし、ひざ掛けのような感覚で常に持ち歩いておきたいもののひとつです。
とくにクールビズ・ウォームビズが定着しつつある昨今、空調による室温設定だけでなく各自の服装での温度調節が求められています。

かつてのような「夏は冷やしすぎ、冬は暖めすぎ」というオフィスはずいぶん減りましたが、それでも女性にとってはまだまだ社内の室温が快適ではないことも多々あります。
着脱が簡単でかさばらないカーディガンは通退勤時だけでなく職場内でも大活躍する、手放せないアイテムです。

事務服通勤に合わせるカーディガン選びのポイント

カーディガンを事務服通勤にも応用するなら、ベーシックなVネックのカーディガンよりも少しデザイン性の高いものを選ぶことでさらにおしゃれな通勤スタイルを演出できます。
たとえば、カーディガンの中でもドレスアップにも使えるカシュクールタイプを選ぶことで、首周りにボリュームが出て、ウエストマークもできるので一気におしゃれな印象に変化します。
このタイプは腰まで充分な長さのあるものがほとんどで、秋にはコートの代わりになるしっかりとした保温性も期待できます。

他にもボタンのないガウンタイプのカーディガンならば制服の上から着てもゴワつきを軽減しますし、寒い時期にはその上からコートを着たい時にも邪魔になりません。

3.フォーマル感を演出できるジャケット

事務服の上だけをアレンジする応用として、ジャケットを取り入れるのも一つです。
ジャケットはコートのように室内では脱がなければ不自然という制約もないですし、カーディガンのようにカジュアルな印象になりやすいというデメリットもありませんので、フォーマルな印象を演出するのにはピッタリです。
制服の色や形にもよりますが、一番使い回しが効くのはやはり黒のテーラードジャケットではないでしょうか。

ポリエステル繊維を多く含むものはシワになりにくいですし、季節を選ばず使用できます。
季節によってジャケットの素材を変えるのであれば、夏場は綿素材、冬場はウール素材になりますね。
ジャケットを着用しておけば、急なお通夜などにも困らない大人の所作にもなります。

事務服通勤に合わせるジャケット選びのポイント

テーラードジャケットでも着丈の長いものですと、よりスタイリッシュな印象が増し、制服通勤がスーツのような感覚で実現するのも特徴です。
このように、ジャケットの着丈で遊ぶ場合、制服のボトムがスカートかパンツか、またそのラインがタイトなのかゆったりしているのかによって相性が変わってきますので気をつけましょう。

長い着丈のジャケットに膝が出るようなスカートを合わせてしまうと、少しトレンドとかけ離れた印象になり兼ねません。
そういう意味では、コートやカーディガンよりも、事務服に合わせるジャケット選びが一番トレンドに左右される難しい上着だと言えます。

アイテム足すだけで事務服通勤もオシャレに変わる

事務服で通勤するのに楽ちんな上着のバリエーションとして、コート、カーディガン、ジャケットの着回しや選び方のポイントなどについて考えてきました。
既に持っているから応用できそう!というものから、ちょっと今までは手を出していなかったけれど事務服通勤に使えるなら取り入れてみようかな…というものまで色々な上着の活用法がありました。

上着で印象を変えて制服通勤を少しオシャレに変化できれば、通勤スタイルが恥ずかしい、着替える時間を短縮できる、洋服代の節約になるなど様々なメリットが生まれます。
季節や寒暖差に合わせて上着を変化させて、事務服通勤が快適になるように、少しアレンジを加えてみてはいかがでしょうか。

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