オフィスで働く女性といえば、事務服を着ている姿を思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。
ブランドイメージの醸成や職場の雰囲気統一のために事務服を導入している企業も数多くあります。近年ではオフィスカジュアルやスーツ姿で働く方も大勢いますが、それでもなお根強い人気を誇る「事務服」。

「自分で服を選ぶ必要がないから楽」といったポジティブな意見から、「本当は着たくない」というネガティブな意見までさまざま見受けられます。

この記事では、実際に女性たちが事務服についてどのように感じているのか、「事務服」のメリット・デメリットは何なのかについてご説明します。

【参考記事】事務服をおしゃれに着るためのポイントを紹介!▽

 

着たくないのに…なぜ「事務服」はあるのか?

「事務服」というワードで検索をすると、「着たくない」「なぜ着なければいけないのか」といった否定的な意見も多く見受けられます。
本当は着たくないと感じている人もいる中で、なぜ事務服がいまだに企業で採用され続けているのでしょうか? その理由として、以下のようなものが挙げられます。

1.制服による企業のブランドイメージの醸成

ピシッと統一感のある事務服や制服に身を包んだ社員は、顧客に対して企業の印象をアピールする1つの材料になります。
また、顧客側にとっても取引相手が事務服や制服を着ていれば「誰が社員なのかわかりやすい」「役職を判断しやすい」というメリットがあります。

2.共通の事務服・制服で生まれる職場の一体感

スポーツの世界でも、選手は同じユニフォームに身を包みますよね。
それと同じく、従業員が事務服を着ることにより会社というチームへの帰属意識一体感を育むことを期待して、事務服を採用している企業も存在します。

3.事務服導入で服装の管理がしやすくなる

オフィスカジュアルの服装だと、「この服装はビジネスの場にふさわしいかどうか」の判断が個人によって異なるので、判断基準が曖昧になってしまいます。
スカートの丈やアクセサリー類など、人によっては許容できる範囲だとしても、他の人が見れば「ビジネスにふさわしくない服装」と判断することもありえます。

場合によっては「服装の注意」をめぐって対人トラブルに発展してしまうことも……。
その点、事務服を採用していればデザインは一律なので、判断基準がはっきりとしているため、無用なトラブルを避けることができます。
事務服を採用している企業が多いのは、このような理由があるからのようです。

事務服を着ることのメリット・デメリット

企業側のメリットは以上の通りですが、それでは実際に事務服を着る側のメリットとデメリットは何なのでしょうか? 整理してご説明したいと思います。

事務服を着るメリット

1.毎朝服装を選ぶ手間が省ける

毎日仕事の服装を選ぶのは面倒ですし、何よりお金もかかってしまいます。仕事用の服を新しく買わなくていいのはお財布に優しいですね。

2.周囲の目線を気にしなくて済む

自分としては仕事をするのにふさわしい服を選んだつもりでも、「TPOをわきまえていない」「派手すぎる」と指摘されてしまうこともあります。
その点、事務服なら周囲から服装について批判や指摘をされることがないので気持ちも楽です。

3.オン・オフを切り替えられる

私服のまま作業をするとなるとなんとなく気が緩んでしまう……という方も少なくないのではないでしょうか?
事務服を着ることによって、仕事モードへの切り替えができるという意見も多く見受けられます。

事務服を着るデメリット

1.自分好みの服装ができない

事務服を着るので仕方のないことですが、ファッションで自分らしさを出すことができないのは、おしゃれ好きな人にとっては納得できないかもしれません。

2.職場で着替える時間が発生する

自宅から事務服を着て通勤できる場合は別ですが、出勤してから職場のロッカールームで着替えなければならないことも考えられます。
私服勤務なら到着してすぐに仕事に取り掛かれるのに、着替える時間がワンクッション挟まるのは面倒と考える人もいるようです。

このように事務服を着ることにはメリットもある反面、人によってはデメリットと感じる部分もあるようですね。

事務服を廃止する動きも出てきている

2007年に男女雇用機会均等法が改正され、働く人々の男女差について見直されました。
この法改正をきっかけに、世間では事務服を廃止する動きも出てきています。
男性だけが自由な服装(スーツ)で働けるのにもかかわらず、女性は決められた事務服を着用して仕事をしなければならないということが、男女平等に働くという観点から外れているのではないか? と考える人が増えてきたからです。

そのうえ、事務服を採用すれば服を購入・管理するコストが発生するだけでなく、着替えのスペースなども確保しなければなりません。
すでに事務服を採用していた企業も、コストを削減するという目的で事務服を廃止にする流れもあるようです。

コストが削減されたことにより受付スタッフを採用しなくなったり、来客対応などを専門的に行う部署が廃止になったりした結果として、「わざわざ事務服を採用する必要性がない」という判断に行きついたとも考えられます。

中には、「男性は自費でスーツを購入する必要があるのに対し、女性は事務服を着るため服飾費が発生せずに済むのは不平等という意見が出た」や、「現場のスタッフから『事務服を着たくない』という意見が出てきた」といった理由から事務服が廃止になったケースも。

いずれにしても、時代の流れから男性も女性もあらゆる機会が平等になるように配慮した結果の出来事なのかもしれません。

着ている人はどう思っている?事務服の口コミ

とはいえ、実際に事務服を着て仕事をしている人たちは、事務服についてどのように思っているのでしょうか? 口コミをいくつかご紹介したいと思います。

口コミその1

「私服にも悩まなくていいし、洋服代にお金をかけたくないので事務服があったほうがありがたいです。デスクワークをしていると服が傷むのも早いので、あまり私服で仕事はしたくないですね」

口コミその2

「職場についてから着替えなければいけないのが面倒。冬はコートで隠れるので、家から事務服を着て通勤しています」

口コミその3

「うちの職場では数年前から事務服が廃止になりました。事務服を着ていたときはデザインが自分好みでなく嫌でしたが、なくなったらなくなったで毎日着る服に悩んでいます。
窓口業務もあるのでラフな格好をするわけにもいかず……。また事務服に戻らないかなぁ」

口コミその4

「事務服を着ていると、ちょっと食べすぎて体重が増えるときつくなってしまうので、ある意味では体型管理にも役立っていと感じます」

口コミを見ていると、やはり「選ぶ服に悩まなくていい」「服飾費がかからなくていい」とメリットを感じている人もいる一方で、自分好みのデザインのものを身に付けられないもどかしさを感じている人や、着替えが億劫と思っている人もいるようですね。

中には毎日同じものを着るということを逆手にとって、体型をキープできているかどうかの判断基準に事務服を使っているという人もいるみたいです。

事務服のメリットを積極的に活用しよう

いかがでしたか?オフィスカジュアルの私服で働く人たちも大勢いますが、それでもなおメリットがあるからこそ採用され続けている事務服。

デザインが自分好みじゃないから着たくないと感じている人もいるかもしれませんが、事務服という名前だけあって仕事をするときに便利な機能もたくさん。
一度着て仕事をしてみないと、その便利さには気づけないものなのかもしれませんね。

【参考記事】あなたに合わせた事務服の着方をご紹介!▽