工場が暑くて耐えられない!そう感じたことはありませんか。そう感じるのはあなただけではありません。厚生労働省の発表によれば、製造業は建設業に次ぎ、熱中症の多い職業のようです。

梅雨明けの7月中旬から9月にかけて、私たちは熱中症に十分注意しなければなりません。工場のような空気の通りにくいような作業場では暑さ対策は書かせません。

快適な環境で作業をすれば効率アップ!でも、どんな対策をすればよいのでしょうか。
今回は暑さ対策に使える対策方法やお助けアイテムを紹介していきます。

これらのアイテムを身に着け、職場で差をつけていきましょう!

そもそもどうして工場が暑いのか

工場無いが蒸し暑くなる最大の原因は屋根にあります。

高温の日光が屋根に降り注ぎ、鉄で作られた屋根が内部の温度を徐々に上昇させていきます。しかも熱の逃げ場が向上の構造上ないことがほとんどですので、中で働いている作業員が熱中症の危険にさらされるというわけです。

根本的な対策としては、屋根に断熱塗料や断熱シートで対策していくか、工場をテント倉庫にしてしまうことがおすすめなのですが、工場を作り変えるとなると大掛かりとなってしまい費用も多大になってしまいます。

工場内の温度は最大で40〜45℃にもなると言われており、工場が変わるのを待つよりもまず自分でできる対策をしていかなければなりません。

工場の暑さ対策方法

まずすぐに実践できる2つの方法をご紹介します。

下着に工夫をする

体温が上がっているので、一枚でも着る衣服を少なくしたい気持ちもわかりますが、実は下着を着用したほうが体温を下げるのに役立ちます。

下着と言ってもパンツなどの下着ではなく、いわゆるインナーと呼ばれるような下着を着用してください。

そんなことで変わるの?そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、下着の工夫を侮ってはいけません。体感温度と下着には、とても密接な関係があるからです。

下着と体感温度の関係性

夏によく見かける光景として、少しでも体内の風通しを良くするため、大きめの服をダルっと着ている方いますよね。

実はアレ、逆効果だとご存知でしたか?

空気には熱を保温する作用がありますので、実は服と体の間に空気の層を作ってしまうことで逆に暑くなってしまうという現象が起こります。

なので実はピタッと体に密着するようなインナーを着用するのがベスト!

理由としては、汗をすばやく肌着が吸収し、外部へ熱を放出できるからです。

素材は吸汗性と放湿性のあるものを

最近ではインナーの機能性がグングンと向上しており、吸汗性・放湿性ともに優れたインナーがたくさん発売されています。

読んで字のごとくではありますが、吸汗性は汗を素早く吸い上げる性質のこと。そしてその吸い上げた汗を外部に放出する機能が放湿性です。

素材は、汗を吸収する綿や、発散に優れるポリエステルなどで作られているインナーが上げられます。

また、両者の長所を併せ持つ合成繊維は、吸汗と放湿の両方を行ってくれます。

サイズは身体にフィットするものを

サイズ選びも重要です。汗は生地を通して吸収され放出されるので、身体にきちんとフィットしているなら、生地本来の性能が引き出せます。

冷感グッズ

暑さ対策方法の2つ目は、保冷剤やタオルなどの冷感グッズです。即効性のある冷感グッズはここまでバリエーション豊かになりました。

ボディシート

もっともポピュラーな方法としてボディシートがありますね。

体から汗を拭き取って不快感を減らすだけでなく、メンソールのような効果を全身に塗りつけることでしばらくの間は快適に過ごすことがができます。

さらさらタイプや強烈な冷感タイプなど様々な種類が発売されていいますので、自分の好みのものを購入するようにしましょう。

ロッテ「ヒヤロン」

化学反応を利用し、現場で凍らせるタイプの保冷剤です。普通の保冷剤は冷蔵庫で凍らせる必要がありますが、ヒヤロンなら不要。工場に持参することができるので、携帯性にも優れています。

凍らせ方は叩くだけ。でしたが、最新版では更に使いやすくなって、片手で袋の上部を握りつぶすだけ!中に入っている水袋が破れて、粒状の冷却剤と反応してくれます。

凍らせた後は、首回りや脇下に挟んで保冷剤のように使えます。

クールタオル

冷感グッズの中でも手に入りやすいアイテムの一つは、「クールタオル」です。コンビニや100円ショップで買うことができます。

使い方はとっても簡単。タオルを水に濡らし・絞り・振るだけです。身に着けると体温を下げてくれます。

タオルとは少し違いますが、最近ではバンダナのように首に巻くことのできるタイプも登場しています。

クールファブリックスプレー

スプレーで霧を衣服に吹き付けておくだけで、冷涼感を感じられるというスグレモノ。洋服だけではなく、靴下などでも効果を発揮します。

何時間もの間、持続するわけではありませんが、休憩中に定期的に吹きかける使い方がベストです。

暑さ対策には衣服に工夫をするのが効果的


先に述べた通り、暑さ対策は下着・衣服選びから始まります。ここで、おすすめの商品をいくつか紹介したいと思います。

おすすめインナー

バートル「半袖クールフィッテッド」



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半袖タイプの接触冷感インナーの一番人気の商品がこちら!ばっちりストレッチ素材なので動きやすさも問題なし。

ひんやり接触冷感素材を使用しており、この爽やかな着心地を体感してしまうと、もうインナーを着ないまま作業することはできないくらい、快適な着心地を提供します。汗がベタつかないような吸汗速乾機能も備えています。

自重堂JAWIN「コンプレッション ロングスリーブ(新庄モデル)」



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自重堂のコンプレッションインナーも、素材そのものに冷感機能が備わっており、汗を効率よく吸収、乾燥させる為、外作業などにはうってつけのインナーです。はやり現場で半袖タイプは危ないという方にはこちらの長袖タイプが人気です。

また、ストレッチ天竺素材の採用により、激しい動きにも耐えうるストレッチ性も備わっています。

自分に合ったものを選ぼう

猛暑日の多い近年、衣料品メーカーは競って冷感インナー販売に力を入れています。

通気性の良い生地や、新素材を利用し冷感度をアップさせた生地によって、快適な作業ができるようになっています。

この機会にシャツを新調してみるのも良いかもしれません。

最も効果のある暑さ対策方法は「空調服」

こうして、工場の暑さ対策で活用できるアイテムを紹介してきましたが、それでも暑いという人もいるでしょう。

工場内は概して高温多湿。お助けアイテムだけではやっていけない!多くのプロが愛用する暑さ対策こそ「空調服」です。

空調服とは

空調服とは、空調装置を内蔵した作業着のことです。冷却ファンが工場にあれば、比較的快適に作業ができますよね。

それを服の内部に埋め込んでしまおうという衝撃的なアイデア作業着!

最近はモバイル型の扇風機を誰でもが持ち歩くようになりましたが、元はと言えば空調服が先駆け。その効果の高さに、工場の作業着だけでなく、野外の作業現場の夏の定番としてすっかり定着しました。

ちなみに空調服という呼び名が定着しているように思いますが、実は株式会社空調服さんの商標です。

仕組み

空調服の仕組みをとしては、まず服に装着された小型ファンが外気を服内に取り込みます。

取り込まれた空気は、汗を蒸発させ、気化熱により身体を冷やします。これを生理クーラーといいますが、この生理クーラーにより、効率的に汗を発散させ、非加熱により身体を冷やしてくれるのです。

空調服のメリット

いつでもどこでも涼しい

空調服を用いることのメリットは、いつでもどこでも涼しいことです。工場の作業場だけでなく、
屋外での作業になっても涼しさをキープ
してくれます。汗をかきにくいので、あせも予防にも効果大。

また、ファンはバッテリー式なので、継続的に送風してくれるのも魅力です。途中で効果がなくなったり、付け替えたりする必要がありません。気を散らされずに作業できるのは、空調服ならではの魅力といえるでしょう。

コストパフォーマンスが良い

空調服のメリットの2つ目は、コストパフォーマンスが良いことです。これは、空調服がバッテリーで動くことと関係があります。

一日8時間使うためにバッテリーを充電するにしても、6ボルトの場合、一か月の電気代はわずか50円程度。

冷感グッズを買い替えていくよりも、はるかに安くつきます。工場によっては、クーラー代を節約するために、空調服を取り入れているところもあるくらいです。

空調服はお財布にも優しい作業着なのです。

空調服はいくらで買えるの?

こうした高機能な空調服ですが、気になるのは値段です。作業服の相場は、10,000円から20,000円と通常の作業服より高めの傾向があります。

しかし、暑さ対策として空調服しかいらないと考えれば、購入する価値はあります。

さて、購入に際して注意を一言。実は、作業服・ファン・バッテリーが別売りになっている場合が多いのです。うっかり間違った規格のものを買わないように注意が必要です。

空調服を扱う通販サイト「ユニフォームタウン」では、空調服のセット販売がされているのでおすすめです。

イチオシ!「空調服」

ユニフォーム専門サイトのユニフォームタウンの中からイチオシの空調服をご紹介ます!

バートル AC1076SET-D エアークラフトセット 半袖ブルゾン(男女兼用)



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半袖タイプの空調服としてもっとも人気なのがこちらのシリーズ。コスパが抜群なのがまず第一に挙げられます。

湿度の高い作業場や、運搬などの軽作業の方は、バートルの空調服を検討してみてはどうでしょうか?ちなみに遮熱やUVカットといった嬉しい機能性も!

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ジードラゴン社と空調服社がコラボレーションして作り上げたベストタイプの空調服!

バッテリーが9段階で表示される点がわかりやすいと好評です。ちなみに風力も4段階で調整できるスグレモノ。大容量バッテリーなので長持ちです。

「ユニフォームタウン」で、作業服・ファン・バッテリーの3点が、まとめて購入できます。



>>ユニフォームタウンの空調服・ファン付き作業服特集はこちら

アイスベストを利用する

とはいっても空調服は目立つため、なかなか着用しづらい、もしくは着用することが出来ないという方もいるでしょう。

そんな方におすすめなのがアイスベストです!

アイスベストを簡単に説明すると、保冷剤で背中や脇を冷やしながら作業をすることのできるベストのこと。

空調服よりも自然に着ることが出来ますので、あらゆる現場で大活躍しています。

アイトス AZ865932 [春夏用]アイスベスト(アイスパック4個付)(男女兼用)



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こちらのアイスベストが一番人気なんですが、その理由がなんと保冷パックを背中に2つ、両脇に1つずつの合計4箇所を冷却することができる点です!

このベストに最適なサイズの保冷パックも販売していますので、チェックしてみてくださいね!



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暑さ対策で仕事効率も大幅アップ!

熱中症の危険性が年々浸透し、それに伴い対策グッズも徐々に充実してきています。

これまで特に対策を調べずにいた方も、暑さ対策グッズの充実ぶりに驚いたのではないでしょうか。きっとまた来年はさらに充実しているはずです。

「自分だけは暑さに耐えられる」と考えている方も多いそうですが、人間ですから自分だけ特別ということはありえません。熱中症を軽視せず、しっかり対策してあげてくださいね。

本記事では最初にインナーを対策として上げさせていただきました。基本中の基本をまずかしっかりしてください。

そして、いくらインナーを通気性・速乾性が優れていても、
その上に来ているものが熱を閉じ込めてしまっては意味がありません。

上着そのものを空調にしてしまう「空調服」という発想は、
多くの工場や炎天下で働く人達のい強い味方
となることでしょう。

これからも、快適な工場ワークを目指していきましょう!