オンラインショップで気に入った作業服を見つけたけれど、
「試着ができないとサイズがよく分からない」とお困りではありませんか?
作業服は普段着と感覚が違いますし、着心地やファッション性以外にも安全性を
考慮しなければいけませんのでサイズ選びは失敗したくないですよね。
初めて通販で作業服を買う人でもこのページを読めば
サイズ表や注意点などといった作業服のサイズに関する疑問が全て解決できます!
男性も女性も、かっこよく作業着を着こなしましょう。
このページの目次
サイズ選びの基本
「どのサイズにしようかな?」とあなたが眺めているそのサイズ表には、
実は二通りの表記方法があるということを知っていましたか?
作業服のサイズ表には仕上がり寸法(上がり寸)とヌード寸法というものがあるのです。
仕上がり寸法というのは、製品の実寸のことです。
出来上がった作業服にメジャーをあてて測った大きさですね。
ほとんどのサイズ表はこの仕上がり寸法で表記されていることが多いようですが、
着る人の身体のサイズで表すヌード寸法というものもありますので注意してください。
例えば胸囲が80cmの人が仕上がり寸法の胸囲80cmの服を着ると、
指一本入る隙間がないほどキツキツになってしまうということです。
普段着でもそんなにきつく着る人はいないでしょうが、
作業服ならなおさら動きやすくするためのゆとりが必要でしょう。
このふたつを混同しないように、
くれぐれも必ずサイズ表を見る際にはどちらの表記なのかしっかり確認しましょう。
【参考記事】もっと自分に合うようなサイズにするなら裾上げは必須!▽
各部位の測り方
正しい自分のサイズを知るには、少なくとも上衣で5箇所、下衣で3箇所は測らなければいけません。
男性の方は特に「面倒くさそう…」と思ってしまうかもしれませんが思っているほど時間はかかりません。
大幅に痩せたり太ったりしない限りはずっと使えるデータですので、
今後の作業服選びに苦労しないためにも一度しっかり測っておきましょう。
仕上がり寸法の採寸方法
あなたがすでに持っている作業服か、近い形の服の中で一番着心地がいいと思うジャケットとスラックスを
用意して床に平置きし、目安として採寸してみましょう。
下記が採寸部と採寸方法です。
上衣
胸囲 | ボタンやファスナーは閉じ両脇下の間を水平に測り2倍する |
肩幅 | 両肩先の間を直線で測る |
袖丈 | 袖山(たたむ時に折り目になる部分)の肩先から袖口の先まで測る |
着丈 | 衿の付け根中央から後ろ身頃の裾までを測る |
裄丈※ | 衿の付け根から後ろ中心線に垂直に出し
交わった袖山からさらに袖の先までを合わせて測る |
※裄丈はラグラン袖の場合測る
下衣
腰囲 | ボタンやファスナーは閉じ腰の一番細い部分の端から端を測り2倍する |
股下 | 内股の合わせ部分から縫い目に添って裾まで測る |
股上 | ベルトの上部から股下の縫い目までの長さを測る
または全体の丈から股下を引いた長さを計算する |
ツナギ
総丈 | 衿の付け根から裾までを測る |
ヌード寸法の採寸方法
バスト | 胸の一番高いところを通るように水平に測る(あまり締め付けない) |
ウエスト | 胴の一番細いところを水平に測る |
ヒップ | 腰の一番太いところを水平に測る |
肩幅 | 肩先の端から端を襟ぐりの中央を通って測る |
袖丈 | 腕を自然に下ろし、肘が軽く曲がった状態で肩先から手首まで測る |
背丈 | 後ろ襟ぐりの中央からウエストまでを測る |
着丈 | 後ろ衿中央から背中の中心線に沿って上着の裾まで(裾の長さは好みによる) |
※首回り | 衿のラインに沿って斜めに一周測る |
※首回りは主に男性
以上の方法で仕上がり寸法・ヌード寸法のサイズを測ってみて、
ヌード寸法にプラスどれぐらいのゆとりがあれば着心地がいいと感じているのか、
自分で確認してみましょう。
また、大抵は上記の項目を採寸することで体型に合った作業服を購入できますが、
人よりも手首や太ももが太いという場合は、
袖口回りやワタリ幅なども気にして見てみるとよいでしょう。
サイズの目安
サイズ表に細かなサイズが書かれておらず、S・M・Lで表記されていることがあります。
それぞれのサイズに目安がありますので、参考にしてみてください。
肌色の欄がヌード寸法、水色の欄が仕上がり寸法です。
身長 (cm) |
体重 (kg) |
バスト (cm) |
ウエスト (cm) |
肩幅 (cm) |
胸囲 (cm) |
袖丈 (cm) |
着丈 (cm) |
|
S | 155~165 | ~55 | 80~88 | 68~76 | 49 | 108 | 51 | 61 |
M | 165~170 | 55~65 | 88~96 | 76~84 | 50.5 | 112 | 54 | 63 |
L | 170~175 | 65~75 | 96~104 | 84~94 | 52 | 116 | 56.5 | 65 |
LL | 175~185 | 70~80 | 104~108 | 94~98 | 53.5 | 120 | 58 | 67 |
3L | 175~185 | 75~85 | 108~116 | 98~108 | 55 | 124 | 58.5 | 69 |
4L | 175~185 | 80~ | 112~120 | 104~114 | 56.5 | 128 | 58.5 | 71 |
身長があるけど痩せている、身長が低いけど胸板が厚い、など体型はひとそれぞれですので、
その場合は一回り小さいサイズか大きいサイズに調節するとよいでしょう。
作業服のサイズを決める上での注意点
自分に合うサイズがなんとなく分かったら、
購入ボタンをクリックする前にいくつか注意点を確認しておきましょう。
1.可能であれば試着をする
ネットショッピングだから試着はできないだろう、と諦めずにホームページをよく見てみましょう。
ショップによってはサンプルを送ってくれるところもあります。
また、近くに作業服の専門店などがあれば、欲しい物と全く同じデザインがなくても、
似たものでサイズは参考にできるかもしれません。
2.自分のサイズに対する思い込みを捨てる
「自分はいつもMサイズだから」と採寸せずに決めてしまうのは失敗の元です。
作業服は普段着と違ってアクティブに動けることが重要ですので、
腕を上げにくい、しゃがみにくいなどの問題があると作業に支障が出ます。
普段はMでも作業服はLの方が動きやすいということもあり得ますので
思い込みは一旦捨てて必ず採寸しましょう。
3.素材の特質を考慮する
綿100%のものは洗濯すると縮みやすく、ポリエステル65%/綿35%のものは縮みにくいです。
火や熱に強い綿100%を着たい場合は、縮むことを考えてワンサイズ大きめを買った方がよいでしょう。
4.メーカーごとのサイズ感の違いに気を付ける
同じサイズでもメーカーによってフィット感が違います。
ゆったりめに作っているメーカーもあればタイトめに作っているメーカーもあるので、
着たことのないメーカーに手を出す時は注意が必要です。
初めて通販で買う場合は安いものから試しに買ってみて、
そのメーカーでの自分のサイズが分かったら本命のものを買う方が安全です。
5.返品できるようにしておく
万が一サイズが合わなかった時に返品できるよう、一旦オプションはつけずに購入しましょう。
購入する時点で裾上げや名入れを同時に注文してしまうと返品を受け付けてもらえません。
6.レビューや口コミを見る
試着ができない時に参考になるのが、商品のレビューや口コミです。
「私は身長○○cm体重〇〇kgでこのサイズがちょうどよかったです」と言ったように
体型の情報とあわせて着心地の感想を載せてくれる人が時々いますので、
運が良ければいいデータが得られるかもしれません。
自分と全く同じ身長体重でなくても、プラスマイナスするとイメージはできるので参考になるでしょう。
7.ゆとりの持たせ方を決める
仕上がり寸法からヌード寸法を引くとどれぐらいゆとりがあるか計算することができます。
例えば胸囲であれば20cmぐらいのゆとりを持たせているのが一般的ですが、
必ず20cmじゃないといけないという決まりはありません。
機械への巻き込みが心配される現場ならタイトに、特に機械を使わない現場なら動きやすく大きめ、など。
職場環境や好みによって決めましょう。
作業服のサイズは仕事のしやすさに影響する
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作業服のサイズの測り方や選び方について説明して来ましたがいかがでしたか?
オンラインショップで作業服を選ぶ時に、デザインや機能を重視して選んでいると思いますが、
サイズはもっとも重要な要素だと言えるでしょう。
サイズが合っていなければ機能性も失われますし、デザインの良さも発揮できません。
ジャストサイズの作業服は仕事の効率をあげることにも繋がりますので、
是非このページを参考にあなたにぴったりのサイズの作業服を見つけてくださいね。
【参考記事】サイズ以外にも作業服を選ぶなら気をつけたいのは色について!▽