作業服についてのお役立ち情報

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作業服を選ぶ際に、みなさんは何を重要視していますか?
「デザイン・機能・サイズ・素材」など様々なポイントを見て作業服を選ぶと思いますが、仕事で着る作業服は「機能」を見てしっかりと選ぶ事が大切です。
機能性を考えずに暑い仕事環境なのに防寒性が高い作業着を着てしまうと、
熱中症のリスクが高まり仕事効率がひどく低下してしまう可能性も考えられます。
快適な環境づくりには作業服選びも重要になるので、
自分の職場に合った機能を見つけるために作業服に備わっている機能の種類や、
職場環境に合わせた作業服の見つけ方を把握しましょう。

1作業服は機能で選ぶ

作業服は環境に合わせて選べるようにするために、種類によって様々な機能を備えています。
そのため、自分にピッタリの作業服を探すには、
作業服を着る職場環境がどのような機能を必要としているのか知る事が大切です。

環境に合わせた機能を選ぶためにチェックするべきポイント

  • ■ポイント1:作業服を着る職場の気温状態を知る(気温や風の強さなど)
  • ■ポイント2:作業場所が室内・屋外なのかを知る
  • ■ポイント3:作業着を着る時間帯を知る(日中なのか夜なのか)
  • ■ポイント4:食品などの衛生面に気を付けるべきものを扱う環境か知る

上記のチェックポイントを知っておく事で、室内なら室内用の作業服を、
衛生面に気を付けるべきなら制菌効果が高い作業服を選ぶなどと、
作業服を選ぶ際に重要視するべき機能の種類が見えてくると思います。
そのため、何も情報がない状況で作業服を選ぶよりは各段に自分に合った作業服が探しやすくなります。

2機能の種類

作業服には様々な機能があると説明をしましたが、
実際にどのような機能があるか分からない方も多いと思います。
機能や加工の種類を知っておけば、お店や通販サイトなどで作業服を選ぶ際に、
見つけやすくなるため押さえておきましょう。

帯電防止加工

静電気

帯電防止加工は、基本的に帯電しやすい衣服の帯電を抑えて、
静電気を発生しにくくする加工です。
静電気が発生すると困る現場などでは必須の機能です。

帯電防止加工の制電レベル

  制電レベル 効果や活用場所
帯電防止作業服 制電レベル:低 通常の工事現場や作業場で発生する静電気を防止する。
JIS規格作業服 制電レベル:中 静電気が原因で発火や爆発などの
災害が起こる恐れがある現場で活用。
IEC規格作業服 制電レベル:高 静電気の影響を軽減させ、
チリやホコリなども寄せ付けないため、
精密機器などを扱う工場で活用。

ストレッチ素材の作業服

ストレッチ

ストレッチ素材の作業服は、
伸縮性に優れているためよく動くハードな職場で利用されます。
また、しゃがんだり、
運んだりと動き回る際に硬い素材の作業服だと感じるストレスも解消してくれるので、
人気の素材です。

制菌加工

制菌

制菌加工は、衣類に付着した菌の繁殖を防ぐ効果があります。
そのため清潔感を保つ必要がある職場などで使用する作業服は
制菌加工されている作業服を選んだ方がいいでしょう。

防汚加工

汚れ

防汚加工は、服の繊維を樹脂などで埋めて汚れが繊維に入りこまないようにする加工です。

汚れが服につきやすい職場の場合、
ついた汚れが落ちずに作業服がどんどん汚れていってしまい
作業服の持ちが悪くなってしまう場合がありますが、
防汚加工されている作業服なら汚れにくく洗えば汚れがすぐに落ちるので
清潔に保つことができます。

撥水・防水加工

撥水

撥水加工は作業服についた水をはじくようにする加工で、
防水加工は水が内側まで染み込まないようにする加工です。

雨天時に屋外で作業した時にも衣類への水の浸透を防ぐため、
すぐには身体も冷えず水を吸って重くなる事もありませんが、
雨天時にはずっと作業を続けるのではなく雨宿りもしっかりするようにしましょう。

防炎加工

炎

一般的に使用されている、綿やポリエステルなどの素材は燃えやすい素材のため
火を取り扱う作業場で着用する場合は、少しの不注意で燃えてしまう可能性あります。
そのため、火を使う現場では素材の耐熱性を高める防火加工が施された作業服を
選ぶ事をオススメします。

防寒加工(蓄熱・保温加工)

防寒

寒さの中作業をする事が多い人は蓄熱・保温加工が施された作業服がオススメです。
体から発する熱を蓄熱したり太陽光エネルギーを熱エネルギーに
変換したりできる素材を織り込んでいるため、寒さに耐える事ができます。

異物混入対策

異物混入

混入物などが発見された場合、問題になる職場で働いている人のための作業服です。
異物が混入する可能性を減らすために作業服にはポケットをつけておらず、
トラブルを防ぐ事ができます。

作業服の通販サイトなどは機能性ごとにカテゴライズ分けをしています。
近くに作業服を置いているお店がない人は、簡単に必要な機能の作業服を探して購入する事ができます。
ですので、環境に必要だと思われる機能は押さえておきましょう。

3作業環境に合った機能を知る

機能で作業服を選ぶ際は、自分の職場環境に適した機能の作業着を探すのが基本です。
自分が働いている現場の特性を知り、力が発揮できる機能性の作業服を選ぶようにしましょう。

防火性や耐火性が求められる職場



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《溶接や鉄工など火や熱を扱う作業現場》

現場で火を扱う可能性がある場合は、
作業服に防火加工や耐火加工が行われているものを選ぶようにしましょう。
また、燃えにくくなるように加工はされていますが、
絶対燃えないという保証はないため、
細心の注意を払いながら作業するようにしましょう。

帯電防止機能や静電気防止機能が求められる職場



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《・精密機械を扱う現場・火気厳禁の環境》

精密機械を扱う現場では、静電気のせいで機械の挙動がおかしくなってしまったり、最悪の場合壊れたりする可能性があるため静電気を防止するための機能は必須になります。

また、薬品などのデリケートなものを扱う場合も静電気が原因で引火や爆発が起こる可能性もあるため、対策として静電気予防はしっかりと行いましょう。

制菌性や抗菌防臭加工が求められる職場



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《・飲食店・食品加工現場・営業職の人》

基本的にオイの原因は菌の増殖だと言われています。
防菌や制菌をする事で汗のニオイなどを抑える事ができるため、
接客をする作業員の方や飲食店などの現場では防臭性が高い加工を施されている作業服がオススメです。

また、食品加工現場に関しましては、
菌を弱らせて繁殖を抑える「制菌効果」が高い作業服が求められるでしょう。

高視認性が求められる職場

《夜間の道路工事現場などで作業をする人・
重機車両を使用する現場や倉庫内で作業をする人》

夜間や大型の車両が行きかう現場、また倉庫内などで作業を行う際は、
周りから作業をしている人が見えにくくなります。
その場合、自身で注意をしていても相手から見えない事により
思いもよらない事故やトラブルが発生してしまいます。

そんな、事故やトラブルを防ぐために視認性を向上させる
「反射テープや反射材」が付いた作業服が必須になります。

防寒機能や防風機能が求められる職場



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《屋外での作業者・ビルの清掃員(窓ふきなどの作業員)・
海沿いに現場がある作業員》

屋外などで作業をする場合、特に冬は防寒対策が必須になります。
しかし衣類の枚数を着こむと動きにくくなり作業効率が落ちたり、
思わぬ事故に発展したりする可能性があります。

ですので、防寒性に優れていて軽量設計で作られた作業服をオススメします。

通気性や速乾性が求められる職場



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《夏場に工事現場で働く人・
安全面を考慮して暑い中でも長袖を着なければいけない環境の人》

夏場屋外で働く人に必須な機能が「速乾性と通気性」です。
暑い中で避ける事ができない汗のべたつきを最低限に抑えて、
速乾機能と消臭・UVカットを備えた作業服なども最近販売されているため、
熱中症対策にも有効です。

4作業服は機能で活躍できる環境が変わる!

最近の作業服は、耐久性や着心地だけの性能を上げるのではなく、
一つ一つの職場の問題に向き合って作られた物が多くあります。
そのため、作業服を探す際に自分の環境で必要な機能を知っておけば失敗する事なく、
仕事をサポートしてくれる作業服を見つける事ができます。

また、職業ごとで必要な機能が分からない場合でも、
作業服専用の通販サイトでは職種別でオススメの作業服を紹介している所もありるので、
探しやすくてオススメです。
作業服は動きやすければ何でもいいと思っている人もいますが、
それぞれの作業服に備えられている機能が活躍できる環境は決まっています。

間違った機能性の作業服を選ばないようにするために、
しっかりと作業服の機能を選ぶ際の重要なポイントとして押さえておきましょう。