コックコートについてのお役立ち情報

女性

飲食店を代表するユニフォームと言えば、
清潔感と気品を感じさせるコックコートです。仕事着であるコックコートは、
その他のユニフォームと同様に、機能に注目して選ばなければいけません。
ここでは、コックコートを着こなすために、6つの要素に分けて一押しのコックコートを紹介していきます。

1耐火性が高いコックコート

火をあつかう厨房では耐火性が最重要です。
ここでは、燃えにくいコックコートを選ぶために、耐火性の高い素材や機能を確認します。

耐火性の高いコックコートとは?

火傷の危険

コックコートは調理用の作業服として発展してきたため、
高い耐火性をもっていることが特徴です。
しかし、近年ではデザイン性や通気性を重視したコックコートも増えています。
こうした事情があるため、火の勢いが強い厨房では、
耐火性を高める素材・機能に注目することが肝要です。

主にみるべき個所は3点あります。第一に、使用している生地の素材を確認しましょう。
コックコートの生地で使用されている主な素材は、
綿・ポリエステル・綿とポリエステルの混合の3種類です。
このなかで、もっとも耐火性が高いのは、綿100%の生地です。
まったく燃えないわけではありませんが、火がついても燃え広がりにくいため、
すぐに脱げば大やけどの危険性を防ぐことができます。

また、すぐ脱げるようなボタンの素材と形状にも注目しましょう。
組み紐ボタンは着脱がしやすいため、火が燃え移ったときは即座に脱ぐことができ、
普段の着替えの際もすぐに着脱ができるので便利です。

耐火性が高いコックコート



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【使用素材】
綿100%・カツラギ

【特徴】
耐火性に優れた綿100%のコックコートです。生地の織り方も、
もっとも厚手で丈夫なカツラギ織りを採用しているため耐久性も優れています。
着脱が簡単な組み紐ボタンを採用したシンプルでスタイリッシュな見た目なので、
性別や体型を問わずに着こなすことができます。

2シワになりにくいコックコート

調理中は頻繁に腕を動かすため、シワが寄ってしまいがちです。
シワだらけのコックコートは不衛生な印象を与えてしまい、
ほこりがついても気づきにくくなってしまうため、清潔さが重要な飲食店では致命的です。

シワになりにくいコックコートとは?

コックコートのシワを防ぐためには、適度なハリがある素材を選びます。
そのため、シワを防ぎたい場合はポリエステル混合のコックコートが最適です。
綿100%のコックコートに比べると耐火性は下がりますが、ハリがありしなやかなため、
ホールスタッフのユニフォームに向いています。

また、ポリエステルは乾きやすく、頻繁に洗っても生地が劣化しにくいという特徴があるため、
火をあつかわない下ごしらえや皿洗いを担当するスタッフのユニフォームとして最適です。

さらにシワになりにくいコックコートを選びたいなら、生地の織り方にも注目すると良いでしょう。
同じ素材を使っていても、織り方や加工の仕方によって違いがでてきます。
特にシワになりにくい織り方は、双糸ツイル織りです。
双糸とは、1本の糸ではなく2本の糸をよりあわせて作られた糸で、1本の糸で作られた単糸に比べて、
柔らかく丈夫な仕上がりとなっています。

ツイル織りは、日本では綾織りと呼ばれてきた織り方で、デニム生地などでも採用されている織り方です。
縦糸と横糸を交互に織るのではなく、縦糸を1本か2本飛ばして横糸を交差させます。
縦糸と横糸を交互に交差させる平織りに比べて、柔らかくシワになりにくいことがメリットです。

  平織(バティスト) 綾織(ツイル) 朱子織(サテン)
強度 丈夫 普通 繊細
光沢感 わずか 少し 多い
肌当たり しっかり 普通 なめらか

シワになりにくいコックコート



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【使用素材】
ポリエステル65%/綿35%・双糸ツイル

【特徴】
シワになりにくいポリエステル混合で、双糸ツイルを使用したシンプルなデザインのコックコートです。
丈夫で乾きやすいため、洗濯がしやすく日々のハードな使用にも耐えることができます。
頻繁に動き回ることで汚れやすかったり、シワが寄りやすかったりする環境に最適です。

3動きやすく機能性が高いコックコート

頻繁に動く必要がある厨房では、動きやすさも重要です。肌にまとわりつき、
動きにくいコックコートを着ていると、作業の能率も落ちてしまいます。
次は動きやすいコックコートには、どのような機能が備わっているのか見ていきましょう。

動きやすいコックコートとは?

動きやすさを確保するためには、サイズにあったコックコートを選ぶことが重要です。
コックコートを始めて選ぶ人は、コートという名前につられて、
冬場のコートのように上から羽織るものをイメージしてしまうことがあります。

こうしたイメージのままだと、サイズが大きく肌にまとわりついて動きにくいものを選んでしまうため、
注意しておきましょう。
ちなみにコックコートは、もともとは燃え広がるのを防ぐために、素肌の上に直接着るものでしたが、
最近ではなかにTシャツを着ていることが一般的です。
そのことも考慮した上でサイズを選ぶといいかもしれません。

そして、動きやすさをさらに追求するためには、
ストレッチ素材が使用されているか確認してみると良いでしょう。
ストレッチ素材を使用したコックコートは伸縮性があるため、
比較的にぴったりとしたデザインでも動きやすくなっています。
冬場など乾燥した環境では静電気が発生しやすく、肌にまとわりつきやすいため、
制電機能がある素材を選びましょう。

また、厨房に高い位置に器具がある場合や、食器の上げ下げを頻繁に行うホールスタッフなら、
腕の上げ下ろしがしやすいかどうかという点が重要です。
腕周りの動きやすさを重視するなら、五分丈か七分丈の袖の短いコックコートを選ぶのがおすすめです。

動きやすいストレッチコックシャツ



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【使用素材】
ポリエステル100%・ストレッチツイル

【特徴】
裾だけが短いスタイリッシュなデザインのコックシャツです。
伸縮性に優れたストレッチツイルを採用し、袖口にスリットを入れているため、
動きやすい仕上がりになっています。
デザイン面では、大きな襟元が特徴的です。さらにカラーもホワイトとブラックの2種類があるため、
白のコックコートでは物足りないという方にも最適です。

4涼しいコックコート

コックコートを選ぶときは、暑さ・寒さの対策についても考える必要があります。
厨房では火をあつかったり、冷凍庫から食品を出したりするため、
コックコートを購入するときは温度の管理も見逃せない機能です。
厨房の環境や季節にあわせたコックコートの機能を確認しましょう。

涼しいコックコートとは?

暑い厨房で快適に作業を行うためには、通気性と吸湿性が高い素材を選ぶべきです。
綿は両方の条件を満たしているため、暑い厨房では綿100%のコックコートが適しています。
その逆で、ポリエステル100%のコックコートはハリがあり、
保温性が高く通気性はよくないという特徴があるため、
冷房がきいたホールでのユニフォームに最適です。

さらに涼しさにこだわるためには、生地の厚さにも注目しましょう。
同じ素材を使用していても、織り方によって厚さが違うため、体温調節のしやすさも変わってきます。
コックコートで使用されている織り方は、厚手な順にカツラギ、ツイル、ウェザー、バーバリーです。

そのため、冬場や火傷の危険性が高い環境では、厚手のカツラギやツイル、
夏場の暑い環境では薄手のウェザーやバーバリーといったように、
生地の厚さに応じて使い分けることも大切です。

通気性が優れているコックコート



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【使用素材】
ポリエステル80%/綿20%・交織ウェザー

【特徴】
薄手のウェザー織りを採用し、夏場の調理に最適なコックコートです。
袖も七分丈となっているため、通気性も良く快適に着こなすことができます。
ポリエステルを多めに混合させているため、綿の吸湿性も備えながら、
ポリエステルの撥水性と耐久性も備えていることも特徴です。

5女性用のコックコート

厨房スタッフには男性が多いため、
コックコートのサイズも男性シェフ向けであることが多いことに注意が必要です。
より女性の体型にあったコックコートを選びたいなら、以下の点に注目しておきましょう。

女性用のコックコートとは?

基本的にコックコートは男女兼用となっています。ですが、デザインやサイズ感によっては、
だぶついてみえてしまうこともあります。
そのため、女性専用に開発されたコックコートも販売されています。
より体型にあったサイズを選ぶことができるため動きやすく、
より快適に作業することが可能です。

また男女兼用のコックコートに比べると、スッキリとしたシルエットのものが多く、
よりスタイリッシュできっちりとした印象を与えることができます。

また、特に女性スタッフの場合は、コックコートのなかに着るのは、
基本的に下着かTシャツであることも忘れてはいけません。
そのため、透けてしまわないように防透性の高いコックコートを選びましょう。
厚手の生地のコックコートが透けにくいことはもちろん、
薄手の生地でも透けにくい織り方や加工を施したコックコートも多いため、
見比べるときに注意してみましょう。

女性スタッフに最適なコックコート



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【使用素材】
綿100%・カツラギ

【特徴】
女性調理スタッフ向けにデザインされたコックコートです。
男女兼用のコックコートと比べると、より細くみえるように調整されているため、
洗練された印象を与えることができます。
生地もコックコートの定番である綿100%で厚手のカツラギ織りを採用し、
着心地・耐火性ともに優れた仕上がりです。

6コックコートは機能性が決め手

コックコートを購入するときは、お店のコンセプトにあわせたデザインも大切ですが、
機能性にも注目することが一番大切です。
機能性が高いコックコートは飲食店経営の効率に影響します。機能性が優れたコックコートを採用して、
より働きやすいお店にしていきましょう。