通販サイトで白衣を購入する場合、直接商品をみることができないため、
サイズのトラブルが発生しやすくなります。
「いつも通りのサイズのはずなのに、あわない気がする・・・。」
そうならないためには、正しい知識が必要です。
ここでは、サイズの測り方や、実際に選ぶときの注意点などを紹介していきます。

【参考記事】そもそもちゃんとした白衣ってどんなの?気になるあなたはこちらをチェック▽

白衣購入に向けて【正しいサイズの測り方】

長い期間白衣を着ていると、自分が普段着ているサイズが分からない、
そもそも気にしていないという人もいます。
しかし、サイズ選びで失敗しないためには体にあわせたサイズの測り方や、表記の知識も必要です。

購入したい白衣を選ぶ前に、まずは自分にあったサイズを把握しましょう。

白衣

「ヌードサイズ」と「ウェアサイズ」

快適な着心地を求めるには、ヌードサイズとウェアサイズを採寸してください。
それぞれの特徴や測り方を紹介します。

ヌードサイズ

ヌードサイズは白衣を着用していないときの体のサイズです。
着用したときに動きやすい、体にフィットした白衣を選ぶときの目安になります。
それぞれの項目を測るときは、締め付けないようにして測ってください。

【肩幅】
肩の端部分から首後ろの起点を通り、反対の肩まで測ります。
もしくは、片方の肩から首までの数値を2倍してください。
【アームホール】
腕をおろした状態で、肩先から脇を通る周囲を測ります。
【バスト】
脇の下、上半身の最も太い部分を水平に周囲を測ります。
【ウエスト】
おへそよりやや上の箇所を水平に周囲を測ります。
お腹の大きな人の場合は、一番でている部分で測ってください。
【ヒップ】
腰の一番大きい所を水平に測ります。

ウェアサイズ

ウェアサイズは、実際の商品を測ったサイズです。
お手持ちの白衣のサイズを測ることでも、購入する商品を選ぶ際にサイズの目安になります。

【肩幅】
ヌードサイズ同様に、片方の肩から首を通り、もう片方の肩までを測ります。
ウェアサイズからヌードサイズの数値を引くことで肩幅のゆとりを確認することが可能です。
【着丈】
首の後ろの中心から、垂直に裾までを測ります。
【袖丈】
肩先の縫い目から、袖口までを測ります。短すぎるとかっこ悪く、長すぎるとだらしない印象を与えます。
メーカーにもよりますが、3cm~5cm程度余裕を持ってサイズを選ぶとよいでしょう。
【桁丈(ゆきたけ)】
首の中央から肩を通り袖口までを測ります。メーカーごとに袖丈か裄丈のどちらかを表示しています。
【股上】
腰骨から脚の付け根までを垂直に測ります。
【股下】
股から内股の縫い目に沿って、裾の長さを測ります。
【わたり】
太ももの付け根の周囲を測ります。

ふたつのサイズから分かる「ゆとり」

ゆとりが欲しいから大きいサイズを選ぶという人もいます。
当たり前のように思えますが、思った以上にゆとりがありダボついてしまった経験はないでしょうか。

実は白衣のタグなどに書かれているサイズはヌードサイズ、
通販サイトで書かれているものはウェアサイズで表示されている場合があります。
体のサイズと商品のサイズはイコールではないので、着用時に違和感があるのは当然です。
まずはヌードサイズとウェアサイズが違うということを理解しておきましょう。

着用時のゆとりに関しては、
本来ウェアサイズからヌードサイズを引いたときの数値で考えなければいけません。
着心地に大きく関係するのは肩幅やバスト、ウエスト、ヒップのゆとりです。
バストサイズは+6cm~8cmでフィットした着用感、+9cm~11cmで少しゆとりのある着用感、
+12cm~14cmゆったりした着用感になると言われています。

肩幅はアウターの場合、インナーのことも考え+3cm~5cmしたサイズのものを選びましょう。

また、ウエストは+2cm~4cmヒップは+3cm~5cmするとゆとりのあるものを選びやすくなります。
感じ方には個人差があるので、紹介している数値はあくまで目安です。
可能であれば試着をして選ぶことをおすすめします。

【参考記事】白衣をおしゃれに着こなす!印象アップ間違い無しの探し方はこちらへ▽

 

メーカーごとにサイズが違う?

カタログや通販サイトなどで下記のようなサイズ表をみたことがあると思います。

サイズ SS S M L LL BL 4L
着丈(cm) 68 68 70 73 76 74 75
肩幅(cm) 41 43 45 47 49 51 53
袖丈(cm) 20 21 22 23 24 24 24
胸囲(cm) 105 109 113 117 123 135 145

この表を元に自分の体型にあわせた白衣を選びますが、
購入すると思っていたより窮屈に感じた経験もあるでしょう。
そのため、少し大きいサイズを選んで購入している人もいると思います。
ですが、せっかく動きやすいように考えられた白衣でもサイズがあわなければ意味がありません。
きつすぎても、ゆとりがありすぎても動きやすさは半減してしまいます。

白衣を購入するときには、
同じMサイズであってもメーカーによってサイズが若干異なることを覚えておいてください。
例えば、メディカルウェアを取扱うFOLKと自重堂のMサイズを比較すると次のようになります。

着丈(cm) 肩幅(cm) 袖丈(cm) 胸囲(cm)
FOLK(Mサイズ) 67 46 20 112
自重堂(Mサイズ) 69 46 20 108

比較しているのは「FOLKパントン スクラブ」と「自重堂WHISEL スクラブ」、
どちらも男女兼用の商品になります。
若干の差ではありますが、胸回が異なるので人によっては違和感があるかもしれません。
また、白衣に限らず職場で利用されるユニフォームは
作業性を考えて作られている
ことも覚えておきましょう。

例えば、しゃがむ、かがむといった動作も多い医療現場のスクラブは
腰やお尻が露出しないよう着丈が長くなっています。
そうした現場にあわせたデザインを知らずに、
普段着ている洋服と同じようにサイズを選ぶことが失敗の要因です。
自分に適したサイズの白衣を選ぶには、いつものサイズではなく商品ごとにサイズ表を確認してください。



>>7000SC FOLK(フォーク) パントン スクラブ(男女兼用)はこちら



>>WH11485 自重堂WHISEL スクラブ(男女兼用)はこちら

ゆとりとシルエットで選ぶ

医療用パンツも上着と同じように清潔感があり、動きやすいものが好まれます。
ストレッチ加工で動きの激しい職場でも使いやすいタイプや、
吸汗速乾加工でいつでも快適に着ることができるタイプなど職場にあわせて選びましょう。
特にウエストがゴム仕様であれば、窮屈に感じることもあまりなく、動作の邪魔にもなりません。
ウエスト全てがゴムのタイプでなくても、
脇の部分にのみゴムが入っているデザインもあるので好みで選んでください。

また、腰回りだけでなく足首の部分もゴム仕様になっているジョガーパンツも販売されています。
脚が長く見える効果が期待できますし、何よりも股下のサイズが若干違っていても動きやすくなります。
ただし、ゆとりが欲しいからとダボついたデザインのパンツを選ぶのもよくありません。
見栄えが悪くなるのはもちろんですが、機材やスリッパに引っ掛ける危険性も高まります。
最近はスリムなシルエットの医療用パンツも多く販売されているので、
上着とあう雰囲気のものを探してみましょう。



>>6003SC FOLK(フォーク) パントン ストレートパンツ(男女兼用)総ゴムはこちら

他にももっとスクラブをご覧になりたい方はこちら。

▼ユニフォームタウン
https://www.l-m.co.jp/


>>ユニフォームタウンのスクラブ特集はこちら

通販サイトのサービスで体型にあわせた白衣を探す

一般的な洋服のように試着して選ぶと、自分にあったサイズを選びやすく失敗すること少ないでしょう。
しかし、白衣は職場においてあるカタログから選びネット通販で購入することも珍しくありません。

そのため、購入したときに思っていたサイズ感ではなかったと思うことも多いのだと思います。
通販サイトでも失敗しない白衣選びをしたいのであれば、通販サイトのサービスを利用してみましょう。

問い合わせフォームの利用

通販サイトによっては、身長やウエストなどのサイズを問い合わせフォームに連絡することで、
サイズにあわせた白衣を提案してくれます。
肩幅や袖丈など情報が多いほど正確な提案をしてくれるので、サイズを確認して相談してみてください。
都心部であれば、出張採寸を行っているケースもあるようです。

サンプル無料貸し出しサービス

こちらも全ての通販サイトで対応しているわけではありませんが、
サンプルを貸し出している場合があります。
サイズだけでなく、実際の質感や色味などを確認できるのでおすすめです。
個人的にサイズを確認するのはもちろんですが、
チームウェアを選ぶ場合でも実物をみながら話を進められます。
貸し出しできる点数や期限などに制限がありますが、
店頭で試着するように白衣を選べるので購入のときも安心です。

自分に適したサイズの白衣を選びましょう

通販サイトで白衣を購入するのなら、いつものサイズではなく自分の体にあわせたサイズで選びましょう。
そのためには、しっかりとサイズを測らなければいけません。

例えば、ウエストは基本的にはおへその上で図りますが、
お腹がでているのであれば一番大きい箇所で測るなど正しい知識が必要です。
体のサイズ、普段着ている白衣のサイズ、メーカーが提示しているサイズ表を照らしあわせることで、
適したサイズが分かります。
不安であれば貸し出しサービスなどを利用して、
実際の商品を手に取りサイズ感を確認することをおすすめします。
心地よく着られるサイズ選び、しっかりと仕事に取り組みましょう。

【参考記事】白衣には清潔感がマスト!真っ白に保つ洗濯方法はこちら▽