安全靴についてのお役立ち情報

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倉庫作業や運送業など、荷物を整理したり運んだりする環境で、スニーカータイプの安全靴を使用しているという方は少なくありません。このような現場で安全靴を使用することで、どんなメリットが得られるのでしょうか。今回は、普通のスニーカーと比較した、安全靴のメリットについて紹介します。

また、先芯の種類で異なるメリット・デメリットや、マジックテープと紐で異なるメリット・デメリットについてもお教えするので、スニーカータイプの安全靴を購入しようとお考えの方は、参考にしてみてください。

12スニーカータイプの安全靴を履く6つのメリット

スニーカータイプの安全靴を、普通のスニーカーと比較した場合、6つのメリットをあげることができます。
「怪我を防ぐことができる」「静電気の発生を防ぐことができる」「足場の悪い環境でも歩きやすい」「長持ちする」「仕事とプライベートの両方で活用できる」「災害時にも使用できる」というメリットです。

メリット1. 怪我を防ぐことができる

スニーカータイプの安全靴は、日本保安用品協会が定めたJSAAという規格の認定を受けているため、普通のスニーカーよりも強度が高いという特徴があります。
靴のつま先部分に硬い芯が入っていたり、靴底に丈夫な素材を使ったりしているので、足元に重いものが落ちたり、尖ったものを踏んだりしてしまっても、怪我をすることがありません。

このように現場での安全を確保できるので、安心して仕事を進めていくことが可能です。また、安心して仕事ができるということは、作業効率のアップにも繋がります。

メリット2. 静電気の発生を防ぐことができる

静電気帯電防止という性能がついた安全靴もあります。静電靴とも呼ばれており、この機能がついた安全靴を選べば、静電気の発生による事故を防ぐことが可能です。
日常的にも役立ちますが、特に電子機器を扱う現場では、機器の破損を防げるので重宝するでしょう。

また、静電気の発生により、火災や爆発が起きてしまう作業現場や、細かいホコリも許さない精密機器工場などでも活用することができます。

メリット3. 足場の悪い環境でも歩きやすい

靴底は滑りにくく、強度の高いゴム製品が使用されているため、足場の悪い環境でもしっかりと地面を踏みしめることができます。滑りやすい場所や、平らでない不安定な場所でも安心です。
また、耐水性も抜群なので、水たまりの多い場所でも難なく歩くことができます。

メリット4. 長持ちする

安全靴は表面も靴底も、強度の高い素材を使って作られています。そのため壊れにくく、通常のスニーカーよりも長持ちします。裂けやすい靴底や穴の空きやすいつま先部分もしっかりと強度が高められているので、簡単には壊れません。
また、耐油性の基準もクリアしているので、油による劣化も防ぐことができます。

メリット5. 仕事とプライベートの両方で活用できる

色が豊富なのも、スニーカータイプの安全靴の特徴です。そのため、オシャレなデザインの安全靴もたくさん販売されています。仕事用とプライベート用を分けずに使用することもできるでしょう。
値段は3,000円前後で、普通のスニーカーよりも長持ちするというメリットもあるので、コストパフォーマンスに長けています。強度が高いので、もちろん安全性は確保されていますし、雨の日だって水の侵入を気にせず外出することができます。

メリット6. 災害時にも使用できる

突然の自然災害が起きた際も、安全靴は足を守ってくれます。大地震が起きた際、重たいものが足に落ちてきたり、ガラスの破片が飛び散っていたりしても、安全靴を履いていれば、怪我を防いですぐに避難することが可能です。

自然災害は、いつ起こるかわかりません。仕事中もそうですし、休日を満喫している際にも起こる可能性があります。その際に安全靴を履いていれば、危険を回避することができるのです。

13先芯の種類で異なるメリット・デメリット

安全靴のつま先部分に入っているのが、先芯(さきしん)という硬いパーツです。足先の怪我を防ぐために入っているパーツですが、「樹脂先芯」と「スチール先芯」という2つの種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
ご自分の使用目的に合わせて、メリットとデメリットを比較してみてください。

樹脂先芯

樹脂先芯

メリット

樹脂先芯(じゅしさきしん)の入った安全靴を使用するメリットとしてあげられるのは、「軽くて疲れにくい」という点です。先芯は樹脂でできているので、足先の強度が高まっても、重くて歩きづらくなるということはありません。
走り回る現場でも活用できますし、プライベート用としても使用することができるでしょう。また、寒い時期でもパーツが氷のように冷たくなるということもないので、靴の内側の環境は快適です。

デメリット

樹脂先芯のデメリットとしては、「少々強度が落ちる」という点があげられます。しかし、JSAA規格で定められた強度は確保されているので、倉庫作業や運送業の現場なら、十分に足元の安全を守ることが可能です。
樹脂先芯の場合は、JSAA規格でB種に認定されるタイプになります。

スチール先芯

スチール先芯

メリット

「鉄鋼芯(てっこうしん)」とも呼ばれるスチール先芯は、文字通り金属で作られた先芯です。なんといっても強度が高く、非常に安全性に長けています
耐えられる重さは、約1トンです。そのため重機械を扱う現場や、自動車の整備を行う現場で活躍します。スチール先芯は、JSAA規格のA種に認定されています。

デメリット

強度が高いスチール先芯ですが、金属が使用されているため、その分とても重くなってしまいます。長時間履くと足に負担がかかり疲れやすいので、プライベート用としては向いていません。
また、気温が低いと冷たくなってしまうため、寒い冬場は足先が冷えてしまいます。しかし、スチール先芯は、これらのデメリットを凌ぐほどの強度を持っているので、危険が伴う現場では大いに役立ちます。

14マジックテープ靴と紐靴で異なるメリット・デメリット

普通のスニーカーと同じように、スニーカータイプの安全靴にも、マジックテープ靴と紐靴があります。こちらもそれぞれにメリットとデメリットがあるので、使用目的に合わせて見比べることが可能です。

マジックテープ靴

メリット

マジックテープ靴は、片手で素早く剥がして靴の締まりを緩めることができるので、脱ぎ履きが簡単です。頻繁に靴の履き替えが必要な、介護士や品質管理の仕事では特に役立ちます。
また、マジックテープは靴の表面にピッタリとフィットしているので、作業中に機械に巻き込まれる事故を防ぐことにも役立ちます

デメリット

簡単に脱ぎ履きできるマジックテープ靴ですが、作業現場によっては、その点がネックになってしまう場合もあります。特に、高所や足場が悪い場所で作業を行う場所では、とても危険です。
なぜなら、何かにマジックテープが引っかかった場合、すぐに脱げてしまうという恐れがあるからです。このようなデメリットも考慮し、マジックテープ靴を使用しましょう。

紐靴

メリット

紐靴は、足の甲から足首にかけて締めるので、結び目が解けてしまった場合でも、脱げにくいというメリットがあります。
また、リボン結びではなく、イアン・ノットという特殊な結び方を取り入れれば、ほどけにくくすることも可能です。そして紐靴タイプは見た目もオシャレなので、ファッション性も高いという特徴があります。
スポーツスニーカーのような安全靴や、カジュアルブーツの安全靴など、普段からも使用できるほどオシャレなデザインが豊富です。

デメリット

オシャレで脱げにくいというメリットがある紐靴ですが、少々デメリットもあります。それは、結んだ部分が突起物に引っかかりやすいという点です。
マジックテープ靴のように表面にフィットしているわけではないので、突起物に引っかかると、転んでしまう可能性があります。
しかし、その点は結び目を靴の中に入れるという工夫で防ぐことができるので、紐靴タイプの安全靴を履く際は、気をつけるようにしましょう。

15使用目的に合った安全靴を購入しよう

ここまで、スニーカータイプの安全靴を履くメリットや、先芯の種類で異なるメリット・デメリット、マジックテープ靴と紐靴で異なるメリット・デメリットについてご紹介しました。
安全靴は、普通のスニーカーよりも強度が高く、足元の安全をしっかりと守ることができます。そのため作業現場での危険も防ぐことができ、安心して作業を行うことが可能です。値段の割に長持ちするので、コストパフォーマンスにも長けています。仕事とプライベートの両方で、活用することもできるでしょう。

また、先芯は樹脂製とスチール製があるので、それぞれのメリット・デメリットを見比べることで、ご自分の使用目的に合った安全靴を選ぶことができます。
そして、マジックテープ靴と紐靴という2種類のタイプに分かれるので、こちらも両方のメリット・デメリットを比較して、選んでみてください。