汚れが目立ちやすい白衣は、キレイにしていないと患者さんに不快な思いをさせてしまう恐れがあります。
そのため、定期的にクリーニングに出して清潔な状態を保つようにしましょう。
しかし、毎回クリーニングに出すことが大変だから自分で洗濯している人や、
病院がまとめてクリーニングに出してくれるところも多くあります。
ですが、汚れが酷い場合、
クリーニングに出す前に自分である程度汚れを落としておかないとシミとなって残るケースもあります。
そんなとき、自分でも汚れを落とせる対策方法を知っておくと、
いつもキレイな白衣を着用することができます。その対策方法を紹介します。
このページの目次
白衣の汚れは意外とみられている？
真っ白なカラーが多い白衣は、汚れが目立ちやすいため日頃から気をつけなければいけません。
しかし、衣類は着用していればどうしても汚れてしまいます。
患者さんは診察の際に、意外と白衣についている汚れをみているので、白衣の汚れをそのまま放置すると、
病院や会社のイメージが悪くなってしまう可能性があります。
そのため、毎日清潔な白衣を着るためにクリーニングに出したり、
レンタルクリーニングを活用したりして、病院のイメージを守るためにも
清潔なイメージを保つようにしましょう。
【参考記事】白衣の正しい管理方法。気になる方はこちらをチェック▽
白衣はクリーニングに出してキレイにしよう
白衣をクリーニングに出す際に気になることは値段と受け取りまでの日数です。
クリーニングが完了する日を把握していないと、
必要なタイミングで受け取れなくて着るものがないという状況に陥る可能性があります。
また、毎日着用する白衣は、
少なくても週に1回～2回は出さないといけなくなるため大きな支出になります。
料金とクリーニングが完了するまでにかかる日数は、
クリーニングに出す前にしっかりと押さえておきましょう。
白衣をクリーニングするのにかかる時間と値段
白衣はクリーニングに出す際に、一般的な服とは違う分類に分けられることが多いです。
そのため、一般的な服を出す感覚でクリーニングにもっていくと、
仕上がり日数が思っていたより長かったり、料金が高かったりすることがあります。
一般的な相場は、一着あたり500円～600円前後で、仕上がり日数は最短でも3日ほどになります。
しかし、目立つ汚れが多い場合や、
落としにくい汚れ方をしている場合は、料金が高くなりお渡し日も長くなる可能性があるため、
クリーニングに出すときは余裕をもつようにしましょう。
白衣はできる限りクリーニングに出そう!!
職場で使用する作業服が汚れた場合、基本的には家で洗濯をして着回すことが普通だと思いますが、
白衣の場合は、できる限りクリーニングに出して洗うべきです。
ここでは、白衣を自宅ではなくクリーニングに出して洗った方がいい理由を２つ紹介します。
【白衣をクリーニングで洗うべき２つの理由】
■白衣にどんな菌が付着しているか分からないから
病院には様々な病気にかかった人が治療のために訪れます。
そのため、病院で着用している白衣にもいろいろな菌が付着している可能性がとても高いです。
そのため、どんなものが付着しているか分からない状態の白衣を自宅に持ち帰って洗濯することは
オススメできません。
二次感染を防ぐためにもクリーニングに出して、キレイに殺菌してもらい清潔を保ちましょう。
■白衣の清潔さは病院の評価に直結する
自分で洗濯をした白衣と、クリーニングに出して洗濯した白衣の仕上がりは全く違います。
キレイに洗濯しても、アイロンをかける時間がなくシワシワのまま着用すると、
周りからの印象はよくありません。
また、キレイに汚れが落ちずにシミが残っていたりすると、病院全体の管理が悪いと思われ、
周りからの信頼が落ちてしまう可能性もあります。
白衣の汚れ一つで病院の信用を落とさないように白衣はできる限りクリーニングに出すようにしましょう。
働く環境によってはクリーニングを出す必要がなかったり、
病院側がクリーニングに出してくれたりするところもあるかと思います。
特に白衣は「キレイじゃなければいけない」衣類なので、
クリーニングに出して管理を行うようにしましょう。
【参考記事】白衣が汚れてしまった…ピカピカの状態に戻したい方はこちら▽
自宅で洗濯する場合に押さえておきたいこと
先ほど説明した通り、白衣はクリーニングに出してキレイにしてもらうことが一番です。
しかし、クリーニングに間にあわないときは自分で洗濯し、
酷く汚した場合はシミにならないようにクリーニングに出す前に自分で軽く落としておくこともあります。
そのため、あらかじめ白衣のよくある汚れ対策や、汚れの落とし方を把握しておきましょう。
よくある汚れの落とし方
【ボールペンのシミ】
よくある汚れがボールペンを使用した際に誤ってついたインクです。
ボールペンのインクは油性なので、シンナーか除光液を使用して落としていきましょう。
水洗いをするとインクが衣類全体に広がる場合があるので、ブラシなどで擦ったり、
叩いたりして落としましょう。
ある程度汚れが落ちてきたら50度程度のお湯の中に塩素系漂白剤を入れて、白衣をつけましょう。
お湯につけた後に、洗濯機で回すとインクの汚れを落とすことができます。
【袖や襟の黄ばみ】
一度目立ってくるとなかなか落ちない袖や襟の黄ばみは、皮脂などが原因で汚れます。
そのため、クレンジングオイルやシャンプーなどを白衣に揉みこみ、
脂を浮かせた状態で洗濯すると汚れが落ちやすくなります。
また、クレンジングオイルの代わりに食器用洗剤を使用しても問題ありません。
【血液や薬品による汚れ】
血液や薬品が白衣に付着した場合は、なるべく早く冷水で流すようにしましょう。
また、汚れた箇所の裏側にタオルをあてて、ブラシなどでシミを叩きながら徐々に落としていきましょう。
血液は温度が上がると固まるので、落とす際にお湯は使用しないように注意してください。
汚れの種類によって落とし方は変わります。
そのため、自宅で白衣を洗う必要がある場合は、汚れの種類を見極めて落とすようにします。
また、袖や襟の黄ばみはベビーパウダーを塗ることで汚れを防ぐことができます。
キレイに落とした後も、しっかりと汚れ対策して洗濯の手間を減らしていきましょう。
汚れがつきにくい白衣を選ぼう
基本的にクリーニングではなく自宅で洗濯する人は、
白衣を選ぶ際に防汚加工や制菌加工を施されているものをオススメします。
菌の繁殖を防ぎ汚れにくくなるので、比較的汚れが目立たなくなり自宅での洗濯もしやすくなります。
しかし、洗濯する際は白衣と他の衣類を分けて洗ったり、月に一度はクリーニングに出したりなど、
キレイな状態を保つように努めましょう。
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菌の増力を抑える制菌加工が施された白衣。
定期クリーニングサービス
病院から支給される白衣の枚数が少なかったり、
自分で白衣を洗濯したりするのが面倒臭いと思っている人には
「定期クリーニングサービス」をオススメします。
定期クリーニングサービスは、まず白衣を購入するのではなくユニフォームをレンタルして着用します。
そして、週に1度決められた日に業者が使用済みの衣類と洗浄済みの衣類を交換してくれるサービスです。
着用した衣類を洗濯したりクリーニングに出したりする必要がないので、忙しい人に人気があります。
また、修理や補正も行ってくれるので毎日新品のような白衣を着て仕事をすることができます。
しかし、白衣のデザインなどは選べるものが限られてくるため、
デザインにこだわる人や白衣の色や形に指定がある病院などでは活用できないかもしれません。
そのため、下記のユニフォームレンタルサービスのメリットデメリットを確認して、
自分の環境にあったサービスかどうかを見極めてから活用するようにしましょう。
【ユニフォームレンタルサービスのメリット・デメリット】
メリット デメリット
・自分で洗濯をする手間が省ける
・クリーニングに出しに行ったり、取りに行ったりする手間が省ける
・衛生管理が徹底しているため毎日清潔なものを着用できる
・デザインが限られてくる
・紛失してしまった場合弁償しなければいけない
・レンタル期間の合計金額は普通にユニフォームを購入するよりも高くなる
清潔な白衣を身につけて気持ち良く働こう
世間は白衣に「清潔」というイメージを持っています。
そのため、日頃の手入れを怠った白衣の汚れは意外と目についてしまうものです。
これから治療をお願いする医師の白衣が汚れていると患者は不快感を抱いてしまうかもしれません。
病院や自身の信頼・評判を下げないためにも、
「クリーニング・自宅での洗濯・ユニフォームレンタルサービス」の中から自分にあうものをみつけて、
白衣は清潔に保つようにしましょう。
【参考記事】誰でも出来る！白衣の簡単なたたみ方はこちらをチェック▽
